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宗棍 集英社文庫

in Konno

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087446340
ISBN 10 : 4087446344
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan

Content Description

他人に勝つことなど、どうでもいい。
自分の中に、絶対の強さを培え――。

松村宗棍(まつむら・そうこん)は13歳の頃、友だちをいじめる少年たちを打ち倒した。
それによって高名な武術家・照屋(てるや)に武の才を見出され、彼に弟子入りする。

元服を迎えて首里王府の役人となるが、強さが評判を呼んで、国王に御前試合への参加を命じられる。思いがけず琉球屈指の強豪たちに挑むことになり――。

国王との交流、「最強」の妻との出会い、好敵手との決闘、猛牛との闘い、弟子の自害‥‥様々な出来事に直面しながら、彼は本当の強さを追い求めていく。

しかし、琉球王国崩壊の足音が聞こえ始めていた‥‥。

幕末、琉球王国が滅びゆく時代に、国王の武術指南役を務めた松村宗棍。
強さとは何かを追い求め、琉球空手の礎を築いた男の生涯を描く、著者入魂の長編。


【プロフィール】
今野 敏(こんの びん)
1955年北海道生まれ。78年、上智大学在学中に「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、執筆活動に専念。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞、17年「隠蔽捜査」シリーズで第2回吉川英治文庫賞、24年第27回日本ミステリー文学大賞を受賞。
空手有段者で、道場「空手道今野塾」を主宰。

【著者紹介】
今野敏 : 1955年北海道生まれ。上智大学文学部在学中の78年に「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞、2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞と第61回日本推理作家協会賞、17年「隠蔽捜査」シリーズで第2回吉川英治文庫賞、24年第27回日本ミステリー文学大賞を受賞。SF、伝奇アクション、ミステリなど幅広い分野で活躍。空手道「今野塾」を主宰する武道家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • goodchoice

    沖縄の武術家を取り上げた今野さんの一作だが、武闘の場面が少なく少し盛り上がりに欠ける内容と感じた。

  • 海坊主

    1800年代の琉球王国で活躍した武術家 松村宗棍の生涯を描いた作品。 幼少期より自然体で潔い主人公の生き様に大いに共感した。又、当時の沖縄がおかれた歴史的背景にも言及されており興味深く拝読。 主人公が生涯かけて空手の技を磨くプロセスに於いて、師を生涯敬い、国王に誠心誠意仕え、弟子の人心を醇化する高踏な生き様が、人間がやるべきこと或いは人生をかけて追求すべき幸せについて雄弁に語っているように思う。故に松村宗棍が残した武術の技が、現代でも沖縄空手の原型として引き継がれてきたのだろう。良書なり。

  • 好奇心

    松村宗棍 沖縄は清国の属、琉球国、薩摩藩領 いづれにしても、その位置づけが難しい 今日の沖縄空手の礎を創った偉大な武術家だった、明治32年90歳前後までの長命だった、独特の位階があったようである、筑登之親雲上(チクドウウンペーチン)読みも難解、身分制度も厳しかった?薩摩の剣法示現流からも技を取り入れた進取性豊かだった、明治維新のあおりを受け、体制が大きく変わり、廃藩置県により明治政府の管轄下になり沖縄藩?県? 生活も崩壊した、先の大戦の結果、長く米国支配により、昭和も半ばやっと日本になった

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