Shostakovich, Dmitri (1906-1975)
(Piano Duo)Symphony No.4 : Maki Namekawa, Dennis Russell Davie
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コピーマスター | 千葉県 | 不明 | 04/May/2021
最初に聴いたのがメロディアのコンドラシンで、あれは正直申し上げてオーディオ的には微妙なのでムいますが、音楽的には熱狂の境地でありまして、このわたくし、もう何遍聴いたか知れません。この長大、全曲聴き通すことさえ体力を要する大曲を二台ピアノでなさろうというのですからそれだけで偉業と申せましょう。デニス・ラッセル・デイヴィスさんといえば、お指揮なさったブルックナーの初稿八番のコンパクトディスクを聞いたことがムいますが、御夫婦そろってゲンダイオンガクをバリバリ弾きこなす凄腕ピアニストでいらっしゃることを今回はじめて知りました。 ショスタコの4番はピアノでは一体どんな感じになるかしらと思いましたが、実にピアニスティックな響きの世界になっていて驚きでムいます。それで、あの第1楽章のプレストに突っ込んでいくところ。え、まさか本当になさるのですか?と思ったのもつかの間。怒涛のように突進して鳴りひびく音の洪水にまさに耳を疑うとはことの事と申せましょう。兎に角びっくりするような演奏なのでムいます。あれはMIDIの打ち込み(というのですか?)で実現されうる世界が、二十の指で奏でられていることに人類の驚異を感じたのでムいます。え、そんなことは聞いていないとおっしゃいます?はい。案の定ピアノでもあの愛すべきトゲトゲしいウルサイ感じは健在でございまして。1楽章なんかは本当にショックでクラクラしてしまいますが、2、3楽章でいくぶんしっとりとした音楽美に浸る感じになりますのでご安心ください。ショスタコファンならぜひご一聴されたいコンパクトディスクでムいます。1 people agree with this review
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