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Mahler (1860-1911)

SACD (Cooke)Symphony No.10 : Osmo Vanska / Minnesota Orchestra (Hybrid)

(Cooke)Symphony No.10 : Osmo Vanska / Minnesota Orchestra (Hybrid)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  11/February/2021

    マーラーの小譜表(パルティチェル)は最初から最後まで完全につながっているので、何も変えようがないのだが、どうも薄味という印象がつきまとったクック版。けれども、しだいに演奏が練れてきたということか。第1楽章「カタストローフ」でのヴァイオリンの荒れ狂う嵐のようなパッセージなど、ちゃんと譜面通りなのだが、これほどしっかり聴かせてくれたディスクは初めてだ。ツィクルス最初の5番と6番では、まだ慎重に構えていたのか、遅めのテンポ設定だったヴァンスカだが、次の2番『復活』あたりから本領発揮してきた。この曲では遅いところは遅く、速いところは速く、全く無理のないテンポで、アゴーギグで大芝居をかけようという演奏ではないが、第2楽章終わりの追い込みや第5楽章のカタストローフ再帰直前では、いったんテンポをゆるめてから加速するという「二段変速」を採用して、一段とスケールの大きさを増している。オケもすこぶる好調で、難関の8番を超えれば、全曲録音完成も見えてこよう。ラトルやハーディングと並ぶクック版の代表的ディスクだが、前二者と違うのは、第4楽章末尾の大太鼓の打撃を終楽章冒頭の大太鼓と同一とは解釈せず、改めて打ち直していること(この大太鼓が実にいい音で録れている)。こうすると、終楽章でのカタストローフ再帰が計13回目の「打撃」になる。

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    gusutol  |  山梨県  |  不明  |  31/January/2021

    実に素晴らしい演奏だ。集中力、分析力、共感力、どれをとっても最高の評価を惜しまない。ヴァンスカはつぎはぎだらけのフランケンシュタインに命だけではなく一輪の花をめでる心まで与えたようだ。これなら、草葉の陰のマーラーも苦笑いをしながら許してくれるに違いない。

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