6 roads

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    やんす  |  東京都  |  不明  |  02/May/2021

    D.A.N.や蓮沼執太フィルなどでの「サポート」の印象が強い小林うてなさん。しかし、元々はバンド「鬼の右腕」の中心メンバーとして、奇怪でありながらツボにハマるポップを生み出すことに長けた「ひとりのミュージシャン」でもあります。 本作「6 roads」も、そんな彼女の感性を深く掘り下げるにふさわしい作品となりました。冒頭の「GONIA SE IIMIIX」からバキバキの重低音に支えられながらアブストラクトな音像が虚空を舞い、「雷雲」「裂」「VATON SE」・・・と進むたびに、彼女にしか辿り着けない領域へと誘われます。『6 roads』というタイトル、全7曲という構成からはミニアルバム程度のボリュームなのかな?と一瞬思わされますが、ラストの「Iris」に到着するまでにはフルアルバムを超えた濃密体験を味わわされることになるでしょう。 タイトルモチーフとなっている「六道」とは、仏教において、人が業の結果として輪廻転生する6種の世界を指すとのこと。進む道の先には、楽しみもあれば、苦しみもある…それを踏まえた上で、どんな道に進むことも厭わない小林うてなさんの想いが、この音に詰まっているように感じられました。

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