Piano Concerto, 1, : Argerich(P)Dutoit / Rpo
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 30/January/2013
アルゲリッチの弾くチャイコフスキー・ピアノ協奏曲第1番には数種類の録音盤がありどれも彼女の熱っぽい凄さが特色となったものです。本盤はそれらの内で一番古い録音というか彼女が一番若い頃(29歳頃)の1970年(1967年かも?)にあのデュトワ(34歳頃)/RPOのバックでの演奏で演奏タイムは@21’16A7’30B6’56と比較的じっくり構えたものです(因みに他の代表的な演奏盤をサンプリングしますと1980年コンドラシン/BRSO分が@19’13A6’19B6’55、1994年アバド/BPO分が@19’10A6’28B6’26などとなっております)。第1楽章割と大人しいのはバックのRPOのやや淡白な音色と合わせたのか?この楽章は美しく弾いているなっていう感じです。カデンツァはもっと後年の彼女なら暴れる処こじんまりした感じに聴きました。続く楽章も抒情的ではあるけれど熱くならず抑え気味です。第3楽章での最終コーナーコーダ寸前のピアノはそのテクニック万全さが凄いです。しかし全般的には上記他の代表盤ほど聴き応えがないのはこの録音前後1969年に結婚するデュトワの指揮によるものなのか・・・それは分りません。あまり爆演というスタイルを採らないデュトワとRPOにも一因があるのかも・・・?後年録音には堪能する躍動感やエネルギッシュなテクニック披露面では少し物足りないかも知れません。参考までにデュトワが伴奏したチャイコフスキー・ピアノ協奏曲第1番の他演奏CDには1979年チョン・ミュンフン/ロサンゼルスPO(タイム@21’23A7’34B7’20)と1987年ボレット/モントリオールSO(同@22’32A8’06B7’19)があることをメモしておきます。こう見てみますと本盤の事テンポに関してはデュトワ主導が窺えました。アルゲリッチとデュトワの記念LP盤は注目物ではありましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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