Beethoven (1770-1827)

CD Beethoven Symphony No.9

Beethoven Symphony No.9

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  30/November/2013

    間抜けなことに長年この音源が売り出されているのに気づいていなかった。練習の鬼ヴァントの薫陶に備え自主練習を重ねたと思われるN響の技術水準の高さがこの名演奏の魅力となっている。すでに朝比奈翁は90年代以降の晩年スタイルを確立し、遅いテンポで往年の巨匠のような風格を漂わせている。思えば朝比奈人気はこのあたりから高くなった感じだ。ヴァントに比べれば、アンサンブルが甘くなるのは多少否めないが、大フィルとの録音や実演にくらべれば、オケの安定感は瞭然だ。コーラスは言葉の表現力は望めないまでも声が若々しくアンサンブルも魅力的だが、独唱陣は力不足な人がいるのは否めない。このメンバーは、ほぼ当時のN響第九の常連で、致し方ないのだろう。指揮者の息遣いまで聴こえるような克明な録音は素晴らしい。  なぜ4月にヴァントが第9を振ろうとしたのか不明だが、キャンセルの結果、このような貴重な音源が残ったことはある意味、禍転じて福となす結果となった。この当時のヴァント(当時はNHKの放送では「ワント」と呼ばれていたし、日本の批評では実力に比して評価はまだ必ずしも高くなかった)なら当然もっと締まった演奏にはなっただろうが、聴衆の感銘度は朝比奈翁の比ではなかっただろう。事実、ヴァントが凄みを増し、巨匠と崇拝されてくるのは、90年代以降だった。

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  • ★★★★★ 

    道化師  |  東京都  |  不明  |  02/February/2012

    1986年4月25日N響定期CプロのR11列5番の座席で私はこの第九の歴史に立ち会いました。N響会員誌フィルハーモニーで予定されていたG.ヴァント氏のプログラムを心待ちにしていた私にとって、来日中止の代演が朝比奈隆氏に交代したことを知り、複雑な心境でした。朝比奈さんのベートーヴェン交響曲演奏では大阪フィルの全集を2つ、自らもオーチャードホールで全て聴いた新日フィルの全集と朝比奈氏の演奏をこよなく愛してやまなかったのですが、果たして準備ができたのだろうかと少し不安な面持ちで開演を待ちました。ところが・・・マエストロのタクトが振り下ろされるや否やN響団員全てのエネルギーがNHKホールに解き放たれ、まるで密教の立体曼荼羅のような宇宙観を思い起こさせるような深遠なそれでいて温かみのある演奏が一気に四楽章へと突入しました。このCDを聴いた途端、あの時の感動が鮮やかに甦り、朝比奈隆氏の演奏と時代に立ち会えたことの喜びで満たされました。この演奏は、恐らくいかなる第九よりも武骨で、それでいて悟りの境地を開いたような氏のメッセージが伝わってきます。フルトヴェングラーやベーム、カラヤンといった名演奏と言われる他の録音を超越した史上最高の演奏だと思います。

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  • ★★★★★ 

    なにわん  |  大阪府  |  不明  |  02/February/2011

    オール日本人キャストで残されたスーパーへヴィー級の第九の名演の一つといっていいでしょう。とにかく1楽章から超重厚で聴く者を圧倒します。これ、日本のオーケストラの演奏か? というくらいに。テンポのいじりや煽りも一切なく、ただただ重厚に演奏が進んでいきます。けれど演奏が弛緩していたりすることはなく、いい意味で緊張と重さが保たれ、それでいて流れがありますので、まったく退屈することはありません。日本のオーケストラの演奏とかいうと安っぽく見られがちですが、こんなすごい演奏も残されていたんだな、と驚かされます。これは世界に名だたる名盤に匹敵する名演だと思います。重厚長大な第九が好き、という人には外せない1枚でしょう。これホント、すごいですよ。

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  • ★★★★★ 

    孝太郎  |  Tokyo  |  不明  |  20/January/2007

    朝比奈翁の第九を買うならまずこれを推す。やはり翁の鳴らしたい音は大フィルでは役不足だったのかと感じざるを得ない。新日との全集もよいがこの録音には負ける。大フィルでは97年だが、ホールのよさが助けているのであって、このN響との録音ほど翁が鳴らしたかった堂々と鳴らしきる第九には至らなかった。日本人の指揮、オケという条件ならばおそらく最高の録音である。

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  • ★★★★★ 

    孝太郎  |  Tokyo  |  不明  |  20/January/2007

    朝比奈翁の第九を買うならまずこれを推す。やはり翁の鳴らしたい音は大フィルでは役不足だったのかと感じざるを得ない。新日との全集もよいがこの録音には負ける。大フィルでは97年だが、ホールのよさが助けているのであって、このN響との録音ほど翁が鳴らしたかった堂々と鳴らしきる第九には至らなかった。日本人の指揮、オケという条件ならばおそらく最高の録音である。

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  • ★★★★★ 

    Asp  |  埼玉県  |  不明  |  09/December/2006

    これこそ第九の本質を突いていると自分は感じる。第九に関してはカラヤンやアバド(最近のマーラーの演奏には目を見張るものがあるが)、今流行の古楽スタイルなどが巷にはあふれているが、それらはこの朝比奈とN響の第九の足元にも及ばない。この極限まで大きなスケール、気迫に満ちた合唱。もし第九のCDを3つ選ぶとすれば自分はフルトヴェングラーのバイロイト51年盤とバーンスタインの1989年ベルリンの壁崩壊直後の特別演奏会盤、そして迷わずこれを選ぶ。

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  • ★★★★☆ 

    フロイド  |  神奈川県  |  不明  |  18/December/2005

    最初から最後までしっかりとした足取りで進んでいくまっとうな演奏。N響の弦楽器の音の粒がくっきりしているため、遅めのテンポながら響きは引き締まっており弛緩が全くない。声楽陣は力みが目立つものの水準は満たしている。

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  • ★★★★☆ 

    フランツ  |  宮崎県  |  不明  |  26/March/2005

    オケと指揮者はいい。すばらしい気迫を持って演奏しているが、声楽、特に合唱が興ざめ。まず発音が全くなっていない。完全に日本人の発音。ドイツの合唱団のCDと聞き比べると差は明白!もっと鍛えなおすべき。独唱(特に男声)も気迫が足りない。オケ(指揮)が巨大なだけにどうしても独奏(独唱)がひ弱に感じられてしまう。だから3楽章までなら「最高!」

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  • ★★★★★ 

    いやみなぶらいあん  |  東京都  |  不明  |  04/January/2005

    N響らしい低弦のぶ厚さや金菅の咆哮、木菅の剛毅さなどこのコンビならではの重厚な音にまずは安心すると共に次第に音楽に引き込まれてゆく。90年代以降とは異なる推進力とヴァイオリンの繊細な弾き振りに新鮮さを感じる。とにかくこの組み合わせは素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    たけ  |  兵庫県  |  不明  |  28/December/2004

    本当に素晴らしい「第九」。N響もうまい。よくぞヴァントがキャンセルしてくれたと感謝したい。この演奏の6年後にも小澤の代役を務めるのだがこれも名演!

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  • ★★★★★ 

    なお  |  群馬県  |  不明  |  21/December/2004

     流石マエストロ朝比奈、日本最高のオーケストラとのコンビならではの第九です、合唱団も良かった。

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  • ★★★★★ 

    ボネットさん。。。  |  横浜  |  不明  |  21/November/2004

    私はクラシック音楽の細かいことはよく知らないので,感想は自分にとってよいと感じるかNo(否)かだけ。そんな私には最近のガーディナーやノリントンの第九はあっさりとしすぎていて,いまいちピンとこなかった。だから,このCDに期待していたが,期待どおりどっしりとした演奏で,ああ,これだぁ・・・と思った。昨日,HMV横浜店で流れていたが,最後まで動けなかった。長居してゴメンナサイ。。。

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