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Hidekazu Yoshida

Books Watashi no Sukina Kyoku Hidekazu Yoshida Collection

Watashi no Sukina Kyoku Hidekazu Yoshida Collection

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  • ★★★★★ 

    Verdi  |  神奈川県  |  不明  |  20/April/2021

    今現在入手出来る吉田秀和の著作、それも文庫本で、となった場合、これが一番他人に勧められる本かも知れません。まず、とっつきやすい。題名の通り、吉田秀和が自分の好きな曲について自由に書き綴っていくのだけれど、元が雑誌の連載で、それも確か芸術新調だったか、要は音楽専門誌でなかったのもあってか、まとまりがいいのです。一つ曲を選んでそれについて書いているスタイルなので、読み切れて過不足無しといった感じでしょうか。今にして思うと、この本で読んで聞いてみた曲というのが結構あったので - まぁ結局今となっては全部聞いてるのですが - その意味では指南署になっていたのだと思います。今でも旅に出る時に鞄に忍ばせて行ったりしますし。

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  • ★★★★☆ 

    たんぽぽ茶  |  千葉  |  不明  |  11/July/2009

    ネット社会で、ほとんどファシストのような血気盛んなCDレビューも見るし、若い人たちには読み違いされかねないが、吉田の音楽観の背後には、戦中戦後の支配的教養の押し付けがましさへの反発、個人の自由な音楽への関わりを確保する、単なる好き嫌い以上の精神の伸びやかさがたしかにある。日々の生活費稼ぎに余裕のないフリーターなどが、通販サイトの無秩序なレビューやら、急加速してどんどん増える自分のCDコレクションに自分を見失わないための良薬とは言える。時代として、もはやこの人のような、余裕のある高等遊民な音楽批評家は現れえないと思う。

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  • ★★★★★ 

    JJ  |  奈良県  |  不明  |  16/May/2009

    この本と名曲300選は私の座右の書です。長らく絶版になっていた名著が復刻されたことを心から喜んでいます。

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  • ★★★★★ 

    ペロペロプロス  |  杉の木の下  |  不明  |  29/November/2008

    この本、何度も読み返しているのですが、今年の初めに買った時少し読んで(見て)衝動的にこのページに悪態をついていたのを思い出し、なんとも恥ずかしいながらいまさら訂正させていただきます。吉田氏の少々癖のある文体(大正生まれの教養人らしい)と、推薦されているレコードが米国で活躍した演奏家のもが多いことに不満があったのでしょう。今では「読むと聴きたくなり、聴くと読みたくなる」といった有様です。     名文  

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  • ★★★★★ 

    てつ  |  千葉市  |  不明  |  22/April/2008

    私はこの本から多くのことを学びました。クラシック音楽を聴く上で、ここに書かれていることを自分の血肉とすることは必須ではないかとすら思えます。曲の分析が曲を聴く上で不可欠だと教えてくれたのがこの本です。もちろん感動は分析からだけでは産まれませんが、分析があれば感動はもっと大きくなる。それが吉田氏ならではの、感性豊かな文章で語られています。 未読の方には是非一読をお勧めします。

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  • ★★☆☆☆ 

    ペロペロプロス  |  秋田県  |  不明  |  23/February/2008

    私には吉田秀和氏の文は宇野功芳氏のそれと同じで野暮ったく思えます。それは彼らに限らず日本の戦後復興期の人たちの特徴で時代の薫りでもあるのですがそれ以外の魅力があるとすれば東大ブランドくらいしかないように思えます。

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