Stabat Mater: Giulini / Bpo +gabrielli, Geminiani
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ねこまんま | 東京都 | 不明 | 19/March/2010
ロッシーニのスターバト・マーテルですが、1981年のフィルハーモニア盤にとても感動して愛聴しています。このベルリンフィル盤も期待に違わず、非常に素晴らしいです。ライブ録音なので、だんだん燃焼度が高まってきてホールの熱気を感じることが出来ます。独唱の方々はもちろん素晴らしいのですが、終曲(大好きなのです!)が最高潮に達して大感動です。ガブリエリとジェミニアーニは初めて聴きましたが、こちらも素晴らしいと思います。3 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 11/March/2010
まさに東京都の方がコメントされている通りかと思います。本盤ジュリーニが天下のBPO他を率いて自国のイタリア物、主にロッシーニの少し宗教曲のイメージとは異なるオペラチックなこの「スターバト・マーテル」を演奏した1978年ライブ盤(演奏タイム63’46)であります。この演奏の後に当たるのですが1981年PHO他のメンバー(これも独唱陣が素晴らしい!)で同曲を録音しておりタイムは64’38とそんなに変わらず他の演奏家分(私はケルテスやシャイーの指揮分も中々気に入っております)からすれば一割以上長くはなっているのがジュリーニたる所以なのでしょう。本演奏・・・BPOの少し突き放したような感じで冷静さを保っていたのが次第に独唱者の健闘もありそして何と言っても最終コーナーの劇的なフーガとジュリーニの手綱捌きが効を奏してゆったり本陣へと攻めて盛り上がりファーッとソフトランディングにまとめ最後は引っ張る・・・彼の常套手段ながらBPOの重厚さも活きたライブらしい演奏仕上がりともなりました。宗教曲のライブというのも少しスンナリ受け入れるのもどうかと思いはしていますがそこは鑑賞芸術として割り切りました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)0 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 13/February/2010
ジュリーニは決してレパートリーの広い指揮者とは言い難いが、その分、レパートリーとした曲については完成度の高い名演となることが多い。ジュリーニがレパートリーとした宗教曲は、バッハのミサ曲ロ短調やブラームスのドイツ・レクイエム、モーツァルト、ヴェルディ、そしてフォーレの3大レクイエムなどが掲げられるが、ジュリーニが指揮した宗教曲の最高峰は、何と言ってもロッシーニの最高傑作の呼び声の高いスターバド・マーテルということになるのではなかろうか。ジュリーニは同曲をフィルハーモニア管弦楽団とスタジオ録音しているが、天下のベルリン・フィルを指揮した本盤こそ、ライブならではの熱気も相まって、随一の名演と高く評価したい。ジュリーニの決して奇を衒うことのない真摯で誠実なアプローチと、同国人であるロッシーニへの深い愛着が、これだけの名演を生み出したと言うべきであり、独唱陣も合唱も、そしてベルリン・フィルもジュリーニの指揮の下、これ以上は求められないほどの最高のパフォーマンスを示している。併録のジェミニアー二やガブリエリの諸曲も名演であり、録音も70年代後半のライブとしては十分に合格点を与えることができる。2 people agree with this review
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