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Haydn (1732-1809)

CD Piano Sonatas : Brendel (4CD)

Piano Sonatas : Brendel (4CD)

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    ゲゲゲアサ  |  神奈川県  |  不明  |  05/October/2019

    ハイドンのピアノソナタは必要な音符しか書かれていない。ショパンのように譜面に書かれている音を選択するという「演奏者の解釈」の余地はない。それだけ演奏者のテクニックや打鍵の音色が前面に押し出されてくる。ブレンデルのようなピアニストを他に探すとペライアというピアニストがいる。この両者に共通しているのは演奏によって「音に濁り」がない点である。譜面に書かれている音を全て演奏しながら「音に濁りがない」ということは、「楽曲を構成する和音」を響として打鍵する「優れたテクニック」を持っているということである。現代ピアノの原点とも言うべきハイドンの作品をこのように演奏するブレンデルというピアニストは稀有な存在であった。近年このようなピアニストの存在を見つけることはできない。

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  • ★★★★★ 

    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  03/May/2011

    この演奏内容は神がかってるとしか言えない。なんという鋭さ、そして深さ。ブレンデルというピアニストは、音楽や伝統というものを最後まで信じ切れなかった人だと思うのですが、まさに、音楽の神と伝統に真っ向から挑戦状を叩きつけ、勝利を収めた記録がこれだと思います。この音楽にはハイドンとかクラシックとかいうカテゴリーすら消えてしまっているような気にすらなってきます。それこそブレンデルが演奏休止まで求め続けた音楽の理想形だったのではないでしょうか。ハイドンの音楽はそれこそ何百年も演奏され続けていたのですが、どれも「ハイドンらしさの再演」にとどまっていました。これほどまでに深いものがハイドンの作品には込められていたのだとしっかり提示したのはブレンデルが最初で最後だったのかもしれません。ステレオタイプ、演奏流儀、言語的先入観を徹底的に排除し、音符と表情のみで再構築することが演奏者の当たり前の必要条件であるのにもかかわらず、結局はそこが芸術性の差となって表れてくるのだということがよく分かります。そういう意味で、ブレンデルの様な問題意識を持った人間に、これほどまでのテクニックの冴えを与え、私たちに音楽というものの意味を問いかけるくる(時には不愉快なくらい)だけでも、私たちは幸せなのかもしれません。ちなみに、私もフリップスのプレスで聞いています。ドキンとするくらいいい音です。

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  • ★★★★★ 

    蝉の抜殻  |  神奈川県  |  不明  |  12/October/2009

    ハイドンでソステヌート・ペダルを適切に使用する。それがこの演奏の核心であり、価値だ。ハイドンのような古典派を演奏する場合、ペダルの使用は様式の幅で制限される。普通は明解なテクスチャを聴かせるために、指で鍵盤を押し込んだままにして(もしくは楽譜に無い音の鍵盤を打鍵しないように押し込んでおいて)ペダルの代用をするが、ハイドンのソナタには物理的にフィンガーペダルが使えない部分がある。そこをどう工夫するかが解釈の聴かせどころだが、ブレンデルはそれをソステヌート・ペダルで解決してしまう。この方法に世界中のプロが仰天した。過去の歴史を紐解いても誰も思いつかなかった方法。というよりブレンデル以外は誰も思いつかなかっただろう。ハイドン演奏解釈史に残る画期的な大名盤。個人的にはフィリップスでのプレスの音の方が好みだ。

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  • ★★★★★ 

    garjyu  |  東京都  |  不明  |  05/July/2009

    多彩な音色、千変万化のニュアンス、深い共感。これがブレンデルのハイドン!

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  • ★★★★★ 

    羊飼い  |  東京  |  不明  |  10/January/2009

    ここのジャケットでは、OBIPのリマスターのようにみえるが、レーベルはDECCAとして登場しており、その印、OBIPとは異なる。 図書館で借りたフィリップスの国内盤(82年録音48、50、51)と比べると、音質的には高音がわずかに強調されたきらきらした感じでした。DECCAの音? こちらの方が、左右の広がりがありますが、普通の装置では判らないかもしれません。これは、リマスターというよりもプレスの違いと思われる。 

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  • ★★★★★ 

    レエル  |  不明  |  22/November/2008

    全て素晴らしいですが、特に48番...これ以上の演奏に未だに出逢ってません。

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  • ★★★★★ 

    ブレンデルマニア  |  London  |  不明  |  26/October/2008

    20,49番が79年、34,32,42番、幻想曲、アダージョが84年、48,51,50番が82年、52,40,37番、アンダンテと変奏曲が85年、いずれもロンドン、ヘンリーウッドホールでの収録。このホールには名録音が多い。79年のみアナログ。いずれも初発盤を持つ小生としてはリマスタ効果が気になるところ。ところで、LP終期に開始の企画のため、初期番は収録時間が短い。余裕で3CDに焼き直して低価格化出来そうなものだが、そうはなっていないようだ。内容は諸兄の仰る通り、非の打ちどころがないもの。おススメ!

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  • ★★★★★ 

    高島  |  佐賀県  |  不明  |  23/October/2008

    1980年前後に録音されたリスト、シューベルト(特に13番!)、ハイドンは技巧的にブレンデル絶頂期の記録だと思います。楽曲の分析について批評する力のない私でも、いやおそらく誰もが一聴して、類い希なピアノのコントロールにノックアウトされずにはいられない、とてつもない衝撃を詰め込んまれた録音です。それを伝える音質もアナログ録音の到達点にある極上のレベルです。私にはこれ以上言葉を尽くす力がありませんので、詳しい評価は他の方にお任せします。

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  • ★★★★★ 

    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  29/June/2005

    ブレンデルの分析能力の高さに舌を巻くセット。その確実さ素晴らしさに心を打たれる。驚くべきアイデアを確実に音にする技術の高さも凄い。このセットを聴くと、音楽を追求する本当の意味が理解できるし、歴史的楽器の議論の乱用がいかに馬鹿げたものか良く分かる。この時期のブレンデルのハイドン・シューベルト・リストは抜群に素晴らしく、安易な聴き手では理解できない、真の意味で厳しい音楽を聴くことが出来る。私が「凄いな」と感じる人達が何故か1枚は持っている不思議な録音。

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