ぼん  |  神奈川  |  不明  |  16/March/2009

トゥルノフスキーの2007年マーラー・イフラヴァ音楽祭オープニングコンサートにおけるライヴ録音。シュトラウスの「ドン・ファン」は弦を前面に押し出したユニークな演奏。続くコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲はノヴォトニのソロともども深い情感が心に響く。だがなんといっても最後のマーラーのリュッケルトが絶品。指揮といい独唱のビトナロヴァーといい弱音における呼吸の深さが素晴らしい。オーケストラのブルノフィルはいろいろと粗いところが多々あるが、この曲では心技揃った説得力のある演奏を聴かせてくれている。