R.Strauss: Ein Heldenleben
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織工 | 東京都 | 不明 | 05/June/2024
カラヤンの厖大なライブラリーのなかでもR・シュトラウスは重要であり、はやくも1960年前後にウィーン・フィルを振って集中的にR.シュトラウスの作品を録音した。 特に、ザルツブルグ祝祭大劇場の柿落とし公演『ばらの騎士』全曲を頂点として、その前後に、DECCAに貴重な足跡(Legendary Decca Recordings)を残している。 歴史的名演『ツァラトゥストラ…』(1959年3〜4月)が特に有名だが、その直前にベルリン・フィルと収録したのが本曲(1959年3月2〜4日)である。この破竹のR.シュトラウス<集中録音>シリーズの幕開けが本曲であるとともに、晩年にいたるまでライヴを含め多くの再録を行ったカラヤンにあって、本盤はその「初出」音源。 覇気があり、やや荒くれた表現には凄みがあり(晩年はこれが影をひそめる)、機知にあふれたフレーズ処理も他の追随を許さない。録音もこの時代とは思えないほどクリアである。0 people agree with this review
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KANA07 | 石川県 | 不明 | 04/September/2014
カラヤンは、英雄の生涯を三度録音している。この盤は一番古い1959年の録音であるがSACD化により高音質化に成功していて他の盤にも劣らない録音状態となった。 以前SACD化された1974年の録音は、推進力がある上低音も重厚で大変聞き応えがあった。1985年の録音は、濃厚で隅々まで磨きつくされた演奏であった。 この盤は、カラヤンがベルリンフィルを手中に納めた初期の演奏ということもあり後年の濃厚な演出は控えめで流麗で大変きれいな演奏だ。 聴きどころは、何と言ってもシュヴァルベのソロ。後年の音の硬さはなく綺麗な美音で高度なテクニックを披露して伴侶を表現している。 三度の録音でどれがベストかと言うと好みの問題となるが、どの演奏も他の指揮者の演奏を圧倒している。凄い名盤たちである。2 people agree with this review
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