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Shusaku Endo

Books 十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

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    peko-rock  |  大阪府  |  不明  |  10/February/2012

    遠藤先生が語る「心に届く」手紙の書き方について。『海と毒薬』のようなヘビーな作品と、両極端なライトさでバランスをとっていらっしゃる通常版?遠藤先生の文章は、いたずら好きでピュアなお人柄が滲み出てくるようで、大好きです。いつの時代でも「相手の立場に立って」というのが、しゃちほこばった形式よりも大切な手紙の基本だと教えてくれます。まあ分かっていても、いざ書くとなるとうんうん悩んで無難なものになっちゃうんですけど・・・。結局、相手のことを頭に思い浮かべて、相手の気持ちを考えなさいということだと思います。ある日急に相手の気持ちが分かる人になんてなれないから、普段から周りの人の立場に立って考えるくせをつけていることが大切なのかなと思います。人間、想像力が大切なんだなと、「手紙」というテーマを通じて感じました。あと、「手紙の書き方」そのものではないですが、個人的印象に残ったのが「ようなゲーム」。詳しくは本書に書かれていますが、要するに比喩表現を考える訓練です。たとえば、窓の外に沈んでいく太陽を見ながら、「太陽が〇〇〇のように沈んでいく」の「〇〇〇」の部分を考えるわけです。もちろん、よく聞くような言い回し、誰でも思いつきそうなものはダメ。その日の天気、空気感、季節など諸々の要素をじっくり吟味し、それを表す的確な表現を考える遊びだそうです。これはなかなか高等な遊びですが、確かに生活の中で一カ月も繰り返しやっていれば、自分で文章を書きたくなったり、他人の文章を読む目も変わってきそうです。で、十ページなんて気づいたら過ぎてます。

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