TOP > Music CD・DVD > Classical > Berlioz (1803-1869) > Benvenuto Cellini : Stolzl, Gergiev / Vienna Philharmonic, B.Fritz, Kovalevska, Naouri, etc (2007 Stereo)

Berlioz (1803-1869)

DVD Benvenuto Cellini : Stolzl, Gergiev / Vienna Philharmonic, B.Fritz, Kovalevska, Naouri, etc (2007 Stereo)

Benvenuto Cellini : Stolzl, Gergiev / Vienna Philharmonic, B.Fritz, Kovalevska, Naouri, etc (2007 Stereo)

Customer Reviews

  • ★★★★★ 
  • ★★★★☆ 
    (0 posts)
  • ★★★☆☆ 
    (0 posts)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 posts)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 posts)

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 1 of 1 items

  • ★★★★★ 

    Hecotr  |  埼玉県  |  不明  |  01/March/2010

    この悲運のオペラが映像化された意味は非常に83年のメトの『トロイ人』がLDになってからなんと27年の歳月を要しています。しかもゲルギエフの指揮、VPOの演奏で、ザルツブルグ祝祭大劇場での上演と豪華極まりない演目となりました。シュテルツルの演出はビデオクリップなどの映像を駆使した前衛的なものだが、音楽の良さを引き出すには雑然とし過ぎている嫌いがある。私はこの上演を実際に観て来ましたが、DVDで改めて見ると細かな工夫が随所になされていたことに気がつきました。ゲルギエフのベルリオーズは力みすぎで、フランス的な木管などの柔らかなニュアンスを含んだ表現が無く、腕力で押し切ろうとするようなところに問題があり、DVDになると実演ほど気になりませんでした。歌手では、テレサ役のマイヤ・コヴァレヴスカの声が美しく、美貌も相俟って見とれてしまいます。フィエラモスカ役のローラン・ナウリは芸達者振りは相変わらずで、演技・歌唱とも優れています。アスカーニオ役のケイト・オルドリッチも非常に上手いです。チェッリーニ役のブルクハルト・フリッツは、ニール・シコフの代役となりましたが、若干歌いこみが不足していたやに感じられました。この上演はワイマール版ではなく、パリ版を採用していますが、これはゲルギエフの拘りかもしれませんけれど、個人的にはワイマール版を採用して欲しかったと思います。パリ版は後に変更されたように、全体に流れが今ひとつで、アリアも第1 幕でテレサが歌う「愛と義務の間で」がないなどちょっと寂しい部分があります。それでも、このオペラがDVDで観られるようになった意義は非常に大きいものがあり、絶対、観るべき作品であることは間違いありません。 しかし、この作品の現状最高の上演は2003/4年のセルバン演出のメトロポリタン歌劇場版(レヴァイン指揮)が最高なので、これが再演されDVD化されることを願って止みません。

    5 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 1 of 1 items