TOP > Music CD・DVD > Classical > Shostakovich, Dmitri (1906-1975) > Comp.symphonies: Haitink / Concertgebouw.o, Lpo

Shostakovich, Dmitri (1906-1975)

CD Comp.symphonies: Haitink / Concertgebouw.o, Lpo

Comp.symphonies: Haitink / Concertgebouw.o, Lpo

Customer Reviews

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 10 of 10 items

  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  29/June/2011

    ハイティンクほど評価が分かれる指揮者はいないのではないか。長年に渡ってコンセルトへボウ・アムステルダムの音楽監督をつとめ、ポストカラヤン争いでも後継者の候補の一人と目されベルリン・フィルの団員にも愛された指揮者であり、そして現在ではシカゴ交響楽団の音楽監督をつとめるという輝かしい経歴の持ち主であるにもかかわらず、ハイティンクの名声が揺るぎないものとは言い難い状況にあると言える。それは、音楽之友社から発売の「名曲名盤300選」などを紐解いても、ハイティンクによる演奏が上位を占めている楽曲は殆どない点にもあらわれていると言える。ハイティンクは全集マニアとして知られ、数多くの作曲家の交響曲全集を録音している。いずれも決して凡演というわけではなく、むしろいい演奏ではあるが、他の指揮者による演奏にも勝るベストの名演を成し遂げているとは言い難いのではないだろうか。このように、ベターな演奏を成し遂げることが出来てもベストの名演を成し遂げることができないところに、ハイティンクという指揮者の今日における前述のような定まらない評価という現実があるのかもしれない。もっとも、ハイティンクが録音した数ある交響曲全集の中でも、唯一ベストに近い評価を勝ち得ている名全集がある。それは、完成当時はいまだ旧ソヴィエト連邦が存在していたということで、西側初とも謳われたショスタコーヴィチの交響曲全集(1977〜1984年)である。これは、ハイティンクに辛口のとある影響力の大きい有名音楽評論家さえもが高く評価している全集だ。本演奏におけるハイティンクのアプローチは直球勝負。いずれの演奏においても、いかにもハイティンクならではの曲想を精緻に、そして丁寧に描き出していくというものであり、英デッカによる高音質も相まって、ショスタコーヴィチがスコアに記した音符の数々が明瞭に表現されているというのが特徴であると言える。したがって、ショスタコーヴィチの交響曲の魅力を安定した気持ちで味わうことができるという意味においては、どの演奏も水準以上の名演であると言えるだろう。もっとも、決して奇を衒ったり、踏み外しを行ったりすることのない演奏であることから、各交響曲に込められた粛清への恐怖や粛清された者への鎮魂、独裁者への激しい怒りなどを抉り出していくような鋭さにおいては、後述のように第13番を除いては必ずしも十分とは言い難い面があり、個々の交響曲のすべてがベストの名演というわけではないことにも留意しておく必要がある。その意味では、最大公約数的に優れた名全集と言えるのかもしれない。私見では、第1番〜第3番、第9番、第11番についてはゲルギエフ&マリインスキー劇場管による演奏、第4番についてはラトル&バーミンガム市響やチョン・ミュンフン&クリーヴランド管、そしてゲルギエフ&マリインスキー劇場管による演奏、第5番及び第6番、第8番、第12番、第15番についてはムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる演奏、第7番についてはスヴェトラーノフ&ソヴィエト国立響による演奏、第10番についてはカラヤン&ベルリン・フィルやムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる演奏、第14番についてはクルレンツィス&アンサンブル・ムジカエテルナによる演奏がベストの名演であり、これらの名演と比較すると、ハイティンクによるこれらの交響曲の演奏はどうしても見劣りすると言わざるを得ない。また、ハイティンクは、ロンドン・フィルとコンセルトへボウ・アムステルダムの両オーケストラを使い分けているが、どちらかと言えば、コンセルトへボウ・アムステルダムを起用した演奏の方がより優れていると言える。そのような中で、コンセルトへボウ・アムステルダムと演奏した第13番だけは、何故に同曲だけなのかよくわからないところであるが、楽曲の心眼を鋭く抉り出していこうという彫の深さが際立っており、同曲の他の指揮者による様々な演奏にも冠絶する至高の超名演と高く評価したいと考える。いずれにしても、本全集は、ショスタコーヴィチの交響曲全集をできるだけ良好な音質で、なおかつすべての交響曲を一定の水準以上の名演奏で聴きたいと言う者、そして第13番の最高の超名演を聴きたいと思う者には、安心してお薦めできる名全集であると言える。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    ルパン4世  |  浜松市  |  不明  |  08/June/2007

    駄演は4番のみと言っていいほど素晴らしい全集です。ハイティンクがいい仕事をしていて、僕にはちょっと意外なぐらいです。録音も良く、ショスタコーヴィチに興味の有る方、必聴の全集と言えるでしょう。たった一つだけ具体的に言うなら13番の男性合唱が凄いです。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    サイババ  |  インド  |  不明  |  17/November/2006

    これお金貯めて絶対買うんだ。 国内盤だと16500円で9CDだけどUK盤だと11CDで8103円だからポイント50貯めて1000円割引してもらって7103円で買えるまでお金とポイントしっかり貯めるんだ。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★☆ 

    ぶはーりん  |  神奈川県  |  不明  |  06/June/2006

    ショスタコ通にはよく「刺激が足りない」とされるハイテリンクの全集だが、確かにそうなのかも知れない。しかし、むしろその点で、彼以前の作曲家に聴き慣れたリスナーに最初の交響曲全集として真っ先に薦められる。時折「パンチが足りない」と感じなくもないが、逆に言うと駄演が無いという意味でもあるからである。ロジェヴェン盤やコンドラシン盤は本全集を聴いてから。そうしてからこそこれらの全集の異なった魅力を感じることができるだろう。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    らびっと  |  福島市  |  不明  |  27/May/2006

    TANNOY, 茨城さんのおっしゃるとおり。コンセルトヘボウとロンドンフィルの差があまりありません。本場物を推薦する人の中には、あの貧弱な演奏がいいとか、ショスタコーヴィチは音が外れてちょうどいいとか・・・この演奏は貧弱な本場物とはレベルが全然違います。完璧です。本場物を聴いた後でこの演奏を聴いてその差に愕然としました。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    TANNOY  |  茨城  |  不明  |  07/May/2006

    これぞ純粋にスコアを読み込んだシンフォニックな表現。 コンセルトヘボウ・ロンドンフィルは聞き分けが出来ないほど出来に差が無いので、ご安心を。 解釈・演奏表現・録音共に素晴らしい全集であり、ショスタコーヴィチ・アレルギー?!気味の方にも、ショスタコ・フリークにもお勧めします。 私は前者から後者へ変わりました。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★☆ 

    engage 1  |  千葉県  |  不明  |  12/December/2004

    このセットはお薦めです。Haitinkならではと言っても良いと思いますが、時間軸に沿って構築される楽曲の構造が精緻かつダイナミックに眼前に繰り広げられます。Deccaサウンドも健在です。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    Toshi  |  神奈川  |  不明  |  23/September/2004

    どの曲もすばらしいですが、第5,10番以降は他のどの演奏より良く,録音も最高。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    DSCH  |  愛知  |  不明  |  23/July/2004

    ユダヤの民族詩がかなりいい。ほかにいいのは, 1,5,6,8,11,12,14,15, ぐらいだろう。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    彦左衛門  |  福岡  |  不明  |  14/January/2002

    むしろショスタコ食わず嫌いの人に勧めたい。ロシアの指揮者やバーンスタインのような「ドストエフスキー的深刻な慟哭、破天荒な歓喜と道化」はないが、驚くほど繊細で精密なアプローチであり、素晴らしくバランスが取れている。アンサンブルも録音も最高。この作曲家の普遍的音

    1 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 10 of 10 items