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Strauss, Richard (1864-1949)

CD Sinfonia Domestica: Konwitschny / Skd +mozart: Piano Concerto, 23, : Gulda(P), Beethoven: Sym, 4, Salzburg

Sinfonia Domestica: Konwitschny / Skd +mozart: Piano Concerto, 23, : Gulda(P), Beethoven: Sym, 4, Salzburg

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    sawyer  |  三重県  |  不明  |  11/October/2011

    ベートーヴェンですが、この組み合わせの「エロイカ」が、絶賛されていたので、期待していました。 コンヴィチュニーは50年代に、2年間SKDのカペルマイスターを務めたので、今回は里帰りと言うことで、かって知ったるオケですから、思う存分コントロールできたようです。 1楽章冒頭ではピッチがあってなく不安な出だしでしたが、弦の大きなグリッサンド付近から、其れが解消されるとともに、SKDの本領が発揮されていきます。 ここでのSKDは、燻し銀でなくシルキートーンで、弦楽器は柔らかく艶がありますし、管楽器は上手さが光ります。モノーラル録音ですが音質は極上で、コンヴィチュニーのライブ録音ではベストでしょう。 この曲は上昇下降を繰り返していくのが特徴ですが、コンヴィチュニーは、強弱を上手く付けて、趣を変えていきますが、こういう目立たないが意味のある指揮がコンヴィチュニーの特徴でもあるようです。 決して大袈裟なことはしていませんが、随所に創意工夫が見られ、この演奏ではコンヴィチュニー節のallargando も控えめです。終楽章のテンポは、自身の田園1楽章演奏より少し早い程度で、ちょうど良い塩梅です。今回でコンヴィチュニーの4番は3種類となりましたが、今回の演奏がベストでしょう。 グルダとの23番の協奏曲は、グルダの今までの録音中これがベスト。 グルダ自身も鼻歌が出るほ満足げですが、大胆な楽譜の改ざんは抑えていて、したがっていつもの装飾音はすごく控えめです。しかし2楽章では細かいシンコペーションを多用して平凡になりがちな音楽に表情をつけています。 ミスタッチも無く演奏は完璧に近いもので、バックのコンヴィチュニーは、以外かもしれませんが、伴奏指揮もすごく上手い指揮者なので、少し遠慮がちなグルダを包み込むようにサポートします。終楽章に入ると、グルダはテンポルバートを使い始めますが、コンヴィチュニーは其れをものともせずに、ピシッとしたサポートで答えます。 グルダとコンヴィチュニーですから丁々発止で音楽が作られると思ってましたが、まさに共演という言葉がふさわしく、お互いの音楽を汲み取りながら慮って進んでいきました。したがって音楽が暖かくなり過ぎたようで、2楽章はもう少し冷たく暗い表現でも良かったように思いました。クラリネットの入りはPPからクレシェンドしますが、やらんとしたことは分かるのですが、残念ながら音が埋もれてしまいました。 しかし総合的に音質は凄く良い状態に仕上がっていて、ギレリスとの21番と殆ど同じぐらいの音質を確保しています。 ピアノも鮮烈と言うわけではないですが、かなり良い音を響かせます。少しオーバーな表現ですが、使用楽器はスタインウエイではないだろうことまで分かるぐらいです。 異色の組み合わせのようですが、演奏はかなりの高水準で、名だたる23番に肩を並べるに十分な演奏内容でした。 R・シュトラウスはまだ聴いていませんのでどなたかにお願いしたいと思います。

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