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Brahms (1833-1897)

SACD Brahms Clarinet Quintet, Grieg String Quartet : Widmann(Cl)Hagen Quartet (Hybrid)

Brahms Clarinet Quintet, Grieg String Quartet : Widmann(Cl)Hagen Quartet (Hybrid)

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  14/May/2020

     ハーゲンSQの緻密であるけど冷たさを感じさせないやり取りをリアルに収録してあり、聴きごたえは十分。演奏のすばらしさを優秀な録音でしっかり支えてくれている。  グリーグはなじみがなかったが北欧らしい(?)灰色がかったほの暗さが魅力的。聴いていて何かムンクの絵(「さけび」以外の絵)を連想してしまった。お国柄なのかわからないが、(私が持っているイメージとして)独特の色彩を感じさせる。暗いわけじゃない、色彩は豊かだが少しくすんだような影がかった印象を受ける。  ブラームスの五重奏曲は、クラリネットに素晴らしく表現豊かなヴィトマンを得て相乗効果的に美しい仕上がり。自作自演のソロなどを生で聴いた経験もあるが、この人のクラリネットは息の活かし方や細かい音色付け(タンギングの技術のすばらしさと考えたらいいのだろうか?)は絶妙。タンギングが舌の使い方、つまるところ発音・発生の技術の延長線にあるものと考えている。そこにこじつけるとまるで語りかけたり歌ってみせたりするような感じでクラリネットを演奏してくるように思う。ブラームスの心の震えや心中に去来するものを語り、歌う。それをハーゲンSQがしっかり受け止めて昇華させていくように感じた。紹介レビュー分によると当盤のテーマは「内省/回想」だとか。グリーグもブラームスもそのテーマにきちっと寄り添った演奏をしみじみと聴かせてくれる。

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