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Brahms (1833-1897)

CD Complete Symphonies : Dohnanyi / Philharmonia Orchestra (4CD)

Complete Symphonies : Dohnanyi / Philharmonia Orchestra (4CD)

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  20/October/2012

    つべこべ言わず、音楽に耳を傾けろ。様々な制約はあろうが、知情意、技も揃った、見事なブラームスが、ここには、ある。ドイツのオーケストラの様な、重厚感は、乏しいが、迫力、叙情性、心に迫って来る音楽が、詰まってます。フィルハーモニア管もそりゃ、崩れることもあるが、首席指揮者選びには、間違いを、起こしません、ムーティ、シノ―ポリ、ドホナーニ、サロネン。とことん付き合います。歴史的にも、ありとあらゆる客演指揮者と共演し、吸収、経験を積んでます。どんなに、忙しいスケジュールでも、音楽のレベルを、落とさない素晴らしい、暖かい弦と名手を持ったしたオケです。特に、この2番、朗々と歌い上げ、ティンパニが、引き締めた情感豊かな名演で私は、心落ち着き、魅せられてます。4番も、浪漫ティック、切迫感も素晴らしい。1番、3番も、まごう事なき、本質を突いたブラームス。晩年となったドホナーニ、集大成のライヴ名演集。ドホナーニは、クリーヴランド、ウィ―ンフィル(メンデルスゾーンは、絶品!)、チューリッヒ、北ドイツ放送響の演奏も含めて、ここフィルハーモニアでも、素晴らしい演奏をしている名指揮者だ。断言する。

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  • ★★★☆☆ 

    MISPRISIONER  |  東京都  |  不明  |  27/April/2012

    ここ1年で入手した、新規発売によるブラームスの交響曲ツィクルス9種のうちで、最も魅力に乏しかった。特に優れていると思ったのはジンマン/チューリヒ・トーン・ハレ管のツィクルスだが、このディスクはそれらの中で最も期待値が高いものだったにもかかわらず、――恐ろしいことに4曲とも――演奏・録音共に、それらと比べるまでもなく、ここ数年で聴いたどの録音よりも酷い代物であった。少くとも、ノリントン盤やラトル盤と同じくらいの水準には留まると思ったが(この巨匠たちの演奏も、それほど優れているとは思えない)、大植英次/大阪フィル盤やライスキン/ライン州立フィル盤が思いの外優れていたのとは対照的な結果である。■とはいえ、演奏自体はおかしな表現が散見されるわけではなく、いつものドホナーニらしくオーソドックスな演奏なのだが、何といっても録音が悪すぎて、演奏の美点が殆ど伝わってこない。第4番だけはクイーン・エリザベス・ホール(QEH)での収録だが、こえれは、フィルハーモニア管の本拠地ロイヤル・フェスティバル・ホール(RFH)が改修中で、同じサウスバンクセンターにある、900人収容(これはRFHの1/3以下)のQEHでやむなくコンサートが行われたものである。ちなみに、QEHにはパーセル・ルーム(シート数は370)が併設されている。RFHはオープンから50年経ち、東京文化会館同様、建物自体の老朽化と音質改善の為に改修工事が行われたものだが、この録音を聴く限り(第1〜第3番の演奏は、改修後に行われたコンサートのライヴ録音)、少くとも音質面で改修の効果はなかったようだ。それは、第1〜第3番の音質が、小ホールといってもいい上に、クラシック専門ではない、いわば多目的ホールであるQEHで収録された第4番の録音より、劣っているように聴こえるからだ。録音エンジニアは、DECCAにいたジョナサン・ストークスによるもので、腕は確かだと思うし、或いはマスタリングで音質のクォリティーが劣化したのかもしれないが、とにかく、70年代の記録用放送録音をBBC LEGEDSで聴いているようなプアな音質では、演奏の本質が伝わらないのは仕方ないことかもしれない。■そのことを承知の上で演奏について書くが、第1番冒頭から音はよく出ているが、ごちゃっとした塊にしかなっておらず、サウンドに潤いが全く感じられない。主部に入ってからは何の変哲もなく、ただ単にベルトコンベア方式で左から右に音楽が流れていっているだけで、何も起こらないうちに第4楽章へと自動的に運ばれていってしまう。第4楽章も、段取り的に音楽が進むだけで、コーダのコラール主題の再現も、習慣的に何となくテンポを落としてやっているだけだから、間が持たない。ただ、最後のストレッタは「終りよければ全て善し」方式で煽りまくっているので大拍手(まあ、2,900人も入るホールだから歓声は自然と大きくなる)。第2番以降もその調子だから、どんなにこっちが好意的に聴こうとしても「山なし、ドラマなし、オチなし」じゃ、音楽の神様は降りて来っこない。ここで疑問が残る。さて、感動出来ないのは、本当に録音の所為だけだったのだろうか・・・?

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