スカルダネリ  |  東京都  |  不明  |  04/December/2010

ザンデルリンクの指揮は，重厚さと克明さを併せ持つ。シュライヤーの歌は，リート風に端正だったインバル盤とは異なるアグレッシブなもの。他にあまり類の無いタイプの演奏で一聴の価値あり。

 

shef  |  utsunomiya  |  不明  |  25/October/2005

2５年以上も昔，読響定期によく客演していた彼の後姿は良き思い出。シュライアーも懐かしい。ビロードのような響きと１９世紀末の爛熟した浪漫の馥郁たる香り。そしてどっしりと大地に根を下ろした演奏。完熟したポムロムのように余韻が長く続き、まさに音楽に浸れる。扇情的で安っぽいマーラーはごめん、という人には最良の演奏だと思う。しばらくザンデルリンクにはまりそうな気配だ。

 

タケ  |  秋田  |  不明  |  15/September/2002

ザンデルリンクのマーラー演奏の中では、多分一番知られてないのではないでしょうか？ しかし、これも重厚ながら鈍重にならない、という驚異的な演奏で、今活躍中の指揮者による同曲演奏に、もし「物足りなさ」を感じたら、ダマサレたと思って聴いてみて下さい。きっと、驚けると思います。