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Mahler (1860-1911)

SACD Symphony No.9 : Neumann / Czech Philharmonic (1995)(Hybrid)

Symphony No.9 : Neumann / Czech Philharmonic (1995)(Hybrid)

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  • ★★★★★ 

    TM  |  神奈川県  |  不明  |  20/March/2021

    バーンスタイン/RCO盤を超える演奏はないだろう、と長年思っていました。が、このノイマン盤の最終楽章の出だしを聴いて、「そうか、こういう演奏もあるのか」と感じました。バーンスタイン盤は、全身全霊を込めているのが本当に素晴らしいのですが、このノイマン盤を聴いてしまうと、どうしてもバーンスタイン盤にはどこか「演出」を感じてしまうのです。指揮者が、「自分は、もう間もなくこの世からいなくなるな」と覚悟すると、マラ9の終楽章をこのように演奏することがあるんですね。テンポ、流れ、音色、響き...音楽が、心にしっとりと入ってきます。 なお、4楽章16:13あたりに編集跡らしきものが感じられます。聴きどころの直後なので少し気になります。なんとか上手く直せればいいのですが、この演奏の前には仔細なことです。

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  • ★★★★★ 

    take  |  滋賀県  |  不明  |  15/November/2014

    これはすばらしい9番。ゴールドラインでないCDも持っているが、こちらのほうがより柔らかく聞こえる。 演奏は本当にピュア、の一言。バーンスタインのようにおどろおどろしくない。かといって無機的でもない。どこを聞いていても音楽に心が、魂が入っているという演奏。最近録音されたインバルと東京都響のものもよかったが、やや作為的だった。 9番はこの演奏がベストだろう。

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  • ★★★★★ 

    大審問官  |  不明  |  不明  |  02/February/2013

    何も足さない、何も引かない。 マーラーとノイマンとチェコフィルとエンジニアの 邂逅の妙に感謝したい。 この時、この場所でしか成しえなかった音楽とノイマンとチェコフィルを 深く理解し、愛した江崎氏による名録音。 SACD化によりこの名演にさらに磨きがかけられた。 とにかく、マーラーの9番で最も取り出すのはこの録音だ。 一楽章コーダのオーボエの音はこの世のものとは 思えない。 全編慈愛に満ちており、焦りも傲慢さも一切感じない。 ダイナミクスは広く、音は柔らかい。 マーラー9番演奏史に残る名演、名録音であろう。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  28/January/2013

     ノイマン晩年のアルバムは全て“美しい”。彼岸の“美しさ”。『新世界』も、この『第9』も。  開始早々、その美しさに圧倒される。これほど美しい開始は経験したことがない。これほど美しい弦の“揺らぎ”、どうやったらできるんだろう…と感じてしまうほど。やはり、彼岸(悟りの境地)を意識した者にしかできないことなのか…。本当に澄んだ美しい音だ。そして、そこに絡んでくる木管群の、これまた美しいこと! ただでさえ美しい音を出すチェコ・フィルだ…晩年のノイマンの手にかかると、その美しさは“ぞっと”するほどレベルになる。その後やってくる、咆哮も絶叫も、全てが“美しい”。  第2楽章、何度も同じことばかりで恐縮ですが、こんなに美しい冒頭の「たたたたたった」は経験したことがない…。いやぁ…ほんと、“美しい”としかいいようがないんです。木管群を少し強めに吹かせている感じも、好印象。とにかく美しいので、この強さも気にならない。  第3楽章も正に美しい“阿鼻叫喚”。美しさと阿鼻叫喚の同居…?落ち着いて考えてみたらおかしい(笑)。およそ、マーラーの第9の第3楽章に相応しくない音楽が鳴っている…。でも、とんでもなく美しい音楽が鳴っているんだから、まぁいいか。  そして、最終楽章…! 「この美しさはこの最終楽章のためにあった」と言ってもいいぐらい。激しさなど、これっぽっちもない。ただただひたすらに“美しい”。終盤、絶叫から諦観への、あの素晴らしい音楽(!)、思わず目頭が熱くなる…。「あまりにあっけなく終わってしまって…」と書かれておられる方もある。確かにその通り。あっけなく終わる。でも、これでいいんだろう。人生もきっとこんな風にあっけなく終わってしまうものなんだろう…。  美しく、素晴らしいマーラーの第9が聴けた。ノイマンに感謝!

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  • ★★★★★ 

    ぼん  |  神奈川県  |  不明  |  31/May/2012

    ノイマンが亡くなる五日前に録音を終了したこの9番。晩年健康の不安を抱え、健康な時期も当時の政権から厳しく監視され続けたノイマンにとって、最後はとても幸せかつ静謐な時間が過ごせたのではないかという思いが強くした。そう感じられる清澄かつ美しい演奏だった。ちょっと素っ気ないように感じられるかもしれないが、これがまたいかにもノイマンらしい。チェコフィルの弦管ともに申し分ない水も滴るような詩的なサウンドも絶品。これは生涯を激動に揺さぶられながらもそれらに耐え、そしてチェコとともに苦難の時代を乗り越えていったひとりの指揮者の、音楽による最後の独白でもあります。

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  • ★★★★★ 

    endless odyssey  |  大阪府  |  不明  |  20/May/2012

     ノイマンのマーラー全体に通じることですが、この9番も良い意味で歌謡的な演奏です。不必要に強弱やテンポの変化を付ける訳でもなく、淡々と無心に歌います。4楽章でさえ、リズミカルと言えるほど歌心で溢れています。そして、何よりも、チェコ・フィルの弦の音色が素晴しいです。昨今、どのオーケストラも、技術の差はともかく似たような音色になってきている中で、このような高いレベルで特色のある音色を出せるオーケストラは貴重であるかと思います。

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  • ★★★★★ 

    ushio  |  東京都  |  不明  |  29/January/2011

    泣きながら聴きました。ノイマン先生こそ最高のマーラー指揮者です。

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  • ★★★★★ 

    KANA07  |  石川県  |  不明  |  25/May/2009

    バーンスタイン、アバド、カラヤンもよいが、この演奏は何か惹かれるものがある。音が柔らかい上、彼岸の美しさもある。最終的に心が浄化され暗い曲にあるのにかかわらず幸な気分にさせてくれる。つまり不滅の名演である。

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  • ★★★★★ 

    m326  |  新潟  |  不明  |  19/November/2008

    終楽章の最後は、他の指揮者ほどにはテンポを落とさず、また休符もそれほど長くとらず、自然な音楽の流れを保ったまま、フェードアウトしていくように聞こえます。指揮者としての、そして人間としてのノイマンが最後に達した境地がどのようなものであったかを垣間見るような、暖かさに包まれる名演。とくに弦と木管が美しい。最愛のディスクのひとつです。

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  • ★★★☆☆ 

    MGG  |  東京都  |  不明  |  27/October/2008

    ノイマン白鳥の歌ということで評判が良いCDだが、ところどころ不満があり、正直「最高」をつけるには抵抗がある。具体的には(いくつかはこの欄中でも指摘があるが)、3楽章が、テンポが遅いのはいいとしても、何かリズムが引きずるようで決まらない(これが解釈か?)。4楽章でのホルンソロの最初のカッコいい出だしも決まっていない(あがってる?)。同楽章で弦が朗々と歌うのはいいとして、終盤にかけてもなぜか元気で、「死に絶えるように」という作曲者の指示が生きていない、そして最後はなぜか唐突に終わる感じがする、など。

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  • ★★★★★ 

    Shio  |  長野  |  不明  |  07/October/2008

    最近マーラーの9番といえばワルターではなく、録音のいいノイマンのこのディスクを聴くことが多くなりました。この演奏には、深く明るい暖かい海の中で、大きな波に巻かれたり、穏やかに揺られているイメージがあります。聴く者が自分自身と向き合えます。20世紀の最後にノイマンが達した境地の高さを味わってください。

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  • ★★★★★ 

    スペランツァ  |  山の上  |  不明  |  23/May/2008

    1楽章冒頭の時点で既に他の9番と音の深みが違う。3楽章でややもたもたするが全体としてすばらしすぎる9番。

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  • ★★★★★ 

    宇野候補  |  いばらき  |  不明  |  21/March/2008

    確かにこれ以上のアダージョはあり得ない。この後なぜチェコフィルはアシュケナージにタクトを委ねて同曲を録音したのだろうか?

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  • ★★★★☆ 

    okyakusan  |  東京  |  不明  |  31/July/2007

    久しぶりに聞いた。なんと淡々とした演奏だろう。思いいれの強い演奏(たとえば最近の小林)に聞きなれた耳にはとても新鮮に聞こえた。淡々としているが、決してペシミスティックではなく、むしろ明るさと温かさを感じる包み込むような演奏。全く表現は異なるが、ブルックナー1番の力強いが素朴な演奏とどこか通じる所がある。この録音の数日後に他界したわけだが、あらためてノイマンの人生観を垣間見た気がする。

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  • ★★★★★ 

    naoko  |  米子  |  不明  |  07/April/2007

    演奏は本当に素晴らしい。使い古された表現だが、「何もたさない、何もひかない」的な演奏。昔、CDで聴いていたときには、不自然なほど、残響が強い点が気になったが、今回は再生するハードの違いもあってか、気にならなかった。ただし、終楽章の最後の最後はあんなに唐突な感じで終わっていたかしら?

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