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CD Colin Davis / Staatskapelle Dresden Live Box -Elgar, Mendelssohn, Sibelius, Schubert, Brahms, Berlioz (6CD)

Colin Davis / Staatskapelle Dresden Live Box -Elgar, Mendelssohn, Sibelius, Schubert, Brahms, Berlioz (6CD)

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    Ichirokagawa  |  香川県  |  不明  |  30/March/2022

    サー・コリン・デイヴィスがシュターツカペレ・ドレスデンを指揮したコンサートのライヴ録音集。指揮者を追悼してリリースされた6枚組。このタッグはよほど相性が良かったのであろう。演奏の雰囲気から相性の良さが伝わって来る。シューベルトとブラームスは所謂ドイツ風の勁い音型と雄大なスケールを誇る。エルガーとシベリウスはイギリスの指揮者らしい選曲だが、相当良い演奏。メンデルスゾーンは、仄暗い音色がシブい。ベルリオーズ はデイヴィスの得意としたレパートリー。音色は明るく、レクイエムのサンクトゥスなど、生への賛歌とみまがうほど。指揮者とオケの幸福な記録。おすすめのセット。

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    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  11/March/2021

    1990年から、シュターツカペレ・ドレスデンの名誉指揮者を務めていたイギリスの指揮者、コリン・デイヴィスが2013年に亡くなった。当アイテムは、デイヴィス追悼の意を込めて、既発のライヴ・アルバム6点をBox-set化したもの。この録音について書く前に、一つ吉田秀和氏の著作からの引用を披露したい・・『ある時、カール・ベームの隣に坐って食事をした。一言、二言、話しているうちに、このつぎはいつ日本に来るのかという話になった。そうしたら、彼は「一度ドレスデンのシュターツカペレを呼んだらどうか。あれこそ本当にオーケストラらしいオーケストラなのだから。その時は、私は即座に飛んでくるよ」という。「でも、あなたは日本に来るのはいつだってウィーン・フィル、ベルリン・フィルといった選りぬきの交響楽団と一緒じゃないですか。ドレスデンはどういうわけで挙げるのですか」というと、あの言葉数の少ない巨匠はニヤッとして「まあ、きいてごらん」といっただけだったが、一呼吸おいて「でも、ドレスデンの方で私にふらせるかな」とつけ加え、軽くため息をついてみせた。』・・私にはこのエピソードが興味深い。もちろん、ベームのエピソードは数十年前のものだから、単純にそれを引っ張ってくるわけには行かないが、冷戦時代からドレスデンがいかに自然な呼吸で素晴らしい合奏を繰り出すことのできるオーケストラであったかを物語るエピソードである。そして、私がこのアルバムを聴いて、思い出すのは、そのことである。いずれの楽曲も、シュターツカペレ・ドレスデンはデイヴィスのタクトに応えて、素晴らしいサウンドを繰り出している。ドイツの森の響きである。エルガーやシベリウスは、デイヴィスがこのオーケストラにもたらしたレパートリーという感が強いが、いずれの楽曲も、オーケストラが昔から馴染んだかのような音色である。エルガーはスケールが大きく、壮大にして雄大。第1楽章の裾野の広がり、第2楽章の迫力、第3楽章の優美、第4楽章熱血と申し分なく、この名曲にふさわしい理想的演奏だ。シベリウスは中音域の厚い、太い響きが特徴で、デイヴィスの過去の録音であればボストン交響楽団との録音に近い響きである。合奏音の融合度の高さに新鮮味を感じる。メンデルスゾーンは情感豊かな描写性に溢れていて、快活さ、華やかさ、激しさを機微豊かに表現しており、さすが巨匠と名オーケストラの繰り出す音楽である。ベリルオーズの「レクイエム」もこのオーケストラにとっては珍しいレパートリーだと思うが、巨大なオーケストラが凄まじいばかりの音で鳴っており、しかも統率が良く取れている。デイヴィスが得意とする楽曲ということもあるが、合唱ともども、熱っぽく、突き上げるようなパワーに満ちていて圧倒的だ。私は、この曲に関しては、この録音がいちばん好きだ。シューベルトとブラームスは古典的で端正な表現で、しなやかな木管の響きに魅了される。デイヴィスという指揮者、シュターツカペレ・ドレスデンというオーケストラの双方を堪能できる味わい深いアイテムになっている。

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