Pelleas et Melisande : Lehnhoff, Soltesz / Essen Philharmonic, Imbrailo, Selinger, Le Texier, Soffel, W.Schone, etc (2012 Stereo)
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Cherubino_492 | 東京都 | 不明 | 16/March/2021
全体的に丁寧に仕上げられた明瞭な演奏で、それは指揮者の方向性だろう。 ゾルテス(ショルテス)の指揮は、ドビュッシーにしては線のハッキリした明確な表現。神秘性には欠けるが、繊細で明瞭、引き締まっている。 ゼリンガーは美声を丁寧にコントロールして、儚いが弱々しくないメリザンドだ。 インブライロは初めのうち調子が出ていなかったが、声が温まってからはペレアスの不安定な心理を良く表している。 この作品で最も大きな表現力を求められるゴローを歌うル・テクシエが素晴らしい。ル・テクシエは日本でもゴローを歌っている(デュトワ指揮)し、何と言っても読響の聖フランチェスコが印象深い。瑞々しさと深みを持った歌がここでも聴ける。国王の格調と感情の起伏が両立している。 ゾッフェルやシェーネなどのベテランが脇を固める。この人たちの近影が見られたのも嬉しい。 レーンホフは青を基調としたシンプルな舞台構成で、いつも通り照明を有効に使っている。抽象化された舞台なのに物語に寄り添っている。 映像は舞台だけでピットも映らない。アアルト設計のオペラハウスの映像も見たかった。 映像と音声がごく僅かにズレる。1 people agree with this review
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