Tannhauser : Sawallisch / Bayreuther Festspielehaus, Windgassen, Greindl, F-Dieskau, etc (1961 Monaural)(3CD)
Customer Reviews
-
(1 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
Showing 1 - 1 of 1 items
-
森の道 | 埼玉県 | 不明 | 03/November/2014
61年のバイロイト音楽祭が生々しく蘇るような素晴らしい演奏。サヴァリッシュの音づくりは、知的に整理されながらも溢れ出るパッションが音楽を推進し、明晰で力強く、瑞々しいタンホイザーをつくりあげている。歌手も皆素晴らしい。明瞭な録音で聴くヴィントガッセンのなんと素晴らしいことか!若々しく威力ある歌声、激しい情念の表現など本当に稀有なタンホイザー。加えて、まるで天上に響き渡るようなデ・ロス・アンヘレスの眩いばかりに美しいエリザベート。バンブリーのヴェーヌスも凛としたメゾの歌声が魅力的。フィッシャー=ディースカウの巧さは言うまでもないが、「夕星の歌」のように抑えた歌唱は他を寄せ付けない。クラスのビテロルフも深く安定感のある美声が見事。バイロイトの記録に新たなる名盤の登場を心から喜びたい。 なお、本盤のオルフェオのリマスタリングついては、オリジナルサウンドを保持し、テープノイズ等はオリジナルサウンドを損ねない範囲で減らした旨クレジットされているとおり、特に同社における従来のモノラル録音での上品で聴き易すくはあるが生気が抜き取られたような平板な音質から一転、生気に満ちた鮮烈な音質となっている。歌唱などに多少荒い部分もあるが、このサウンドポリシーを大いに歓迎したい。4 people agree with this review
Showing 1 - 1 of 1 items