Goldberg Variations: Walcha(Cemb)(1961)
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おっさん | 神奈川県 | 不明 | 06/August/2010
数え切れないほどゴルトベルクが出ていますが、完成度の高さ、厳格な様式感、響きの美しさで、私はまず第一に挙げたいと思います。繰り返しはすべておこなっていますが、まったく長さを感じさせません。至福のうちに聴き終わります。1 people agree with this review
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小鳥遊 司 | 東京都三鷹市 | 不明 | 19/April/2008
我が至高のゴルトベルク! ヴァルヒャの前には、ランドフスカもグールドも、ペライアもニコラーエワも旗色が悪い。無論、この録音、人によっては単調に聴こえるに相違あるまい。事実、ヴァルヒャのタッチはオルガニストのそれだから、ピアニスティックな繊細さを欠いている。巧過ぎるピアノに慣れ過ぎた当世に於いてはそれはいよいよ決定的だ。 しかし、何という精神の音だろう! 大バッハの音楽をここまで信頼した人は他にはちょっと考えられない。アンマー社製20世紀チェンバロのビロードの様な美しい響きに、一切の邪念・無駄が排斥されたヴァルヒャの解釈が乗るのである。それは美しいと言うよりは切実な色調を帯びており、無我と言うよりは信念の塊だ。バッハに5 people agree with this review
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グラシル・たけちゃん | 埼玉県上尾市 | 不明 | 15/April/2008
学生時代に一番最初に聴いたゴルトベルク。正直面白くなかったのを憶えている。余りにも淡々としていて、機械的。アンマー社のモダンチェンバロの音色変化がその単調さ崩しにわずかに貢献しているが、全体にメリハリがないのを感じた。ヴァルヒャの人間性や生き様を知らなかった当時は無味な演奏に感じたものだ。しかし、今は違う・・というのが普通の展開だが、実は今でも面白いと感じない。無数の魅力的な演奏を聴きすぎてしまったためだろうか?最も真面目な演奏を聴くことに充実感を見出したいところだが、私には難しいようだ。3 people agree with this review
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