Shostakovich, Dmitri (1906-1975)
Symphony No.4 : Previn / Chicago Symphony Orchestra
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 19/January/2019
1977年だからこその演奏なのだ プレヴィンはLSOで10年目を迎え 前年からピッツバーグSOとの仕事が始まり 2年後にLSOとの契約が切れることが決まっていただろう 新たな旅立ちがもう始まっていたと言える時 シカゴSOと立て続けにショスタコーヴィチを録音している 一昨年にショスタコーヴィチが没することでこの作曲家への再評価が世界に巻き起こっていたからこその選曲だったと思う 前月の5番に続けて この第4番が取り上げられたのは意味がある 身の危険から四半世紀待って初演されたこともあり 演奏回数も少なく世に評価が定着していない一曲だったから プレヴィンの譜読み力を見せる絶好の作品でもあった 演奏は極めて意欲に富んで克明に交響曲のディテールを彫刻している マーラーのスコアを脇に置いて書いたと本人が告白しているが ショスタコーヴィチのモダニズムが結晶した傑作は世上の人気を得られていない それだけにこの演奏も 次の録音を牽引する力にならなかった シカゴSOの最上の演奏であり もしまだであれば あなたも如何3 people agree with this review
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