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Ravel (1875-1937)

CD L'Heure Espagnole : Slatkin / Lyon National Orchestra, Druet, Lombardo, etc (2013 Stereo)+Don Quichotte a Dulcinee : Le Roux

L'Heure Espagnole : Slatkin / Lyon National Orchestra, Druet, Lombardo, etc (2013 Stereo)+Don Quichotte a Dulcinee : Le Roux

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    風信子  |  茨城県  |  不明  |  21/October/2017

    人は風土に根ざす感性から逃れられない フランスのエスプリを象徴するかのように持て囃されるラヴェルだが その音楽には楔のように打ち込まれた異国情緒が色濃く影を落とす 間接的影響とはいえ明瞭に聞き取れる それは父母の出身地であるスペインとスイスだ 特に 母がピレネーの西 バスク地方の出身でスペイン色は拭い難い トルケマダの時計店がトレドにある必然はない 身持ちの良くないコンセプシオンがスペイン女である謂れもない 下品な大人たちの騙し合いの茶番劇を進行するにラヴェルは血の中に流れるスペイン音楽の要素と素材を起爆剤にしたのだ オペラの舞台あるいは映像を見ている時には心に引っ掛からず流れていた音楽の玄妙が聴き取れて 音だけで愉しむオペラもいいものだと改めて思った ラヴェルのオーケストレーションには閃めきが溢れている スラトキンは音楽の行き先を見据えてアンサンブルを織り上げている 見事なゴブラン織のごとく色とりどりに声とオーケストラが綴られていく 言葉が分かる分からないを超えた面白さだ お聴きになっては如何  

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