「おめでたい人」の思考は現実化する 小学館新書
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習慣新書 | 千葉県 | 不明 | 04/June/2016
現代では「おめでたい人」というのは、おバカさんのニュアンスを含んだ貶し言葉である。しかし、「おめでたい」は寿ぐ言葉なのだから、「おめでたい人」もそうあるべきではないか?本書はそう訴える。 おめでたさの背景には、楽観的な「認知」スタイルがある。だから、「認知」の仕方を変えれば世の中の見え方が変わり、それが自分の行動を積極的なものに変え、さらには運やツキも引き寄せられる、という訳だ。 本書では、具体的に「おめでたい人」になるためのトレーニング法も紹介されている。どれも納得できるものだが、笑えたのは「高田順次ならどうか考えるか」を想定するというメソッドだった。これは、自分も使ってみたい。 ところで、和田氏はメディアに登場した頃は、どちらかというと保守系の方と認識していたのだが、近年ではすっかり左に行ってしまったようだ。政治スタンスでこの本の値打ちは変わらないと思うが、「認知のあり方を変えよう」という本で、政治の話を引き合いに出しすぎると読者に無駄なストレスを与えるのではと、他人事ながら心配になった。0 people agree with this review
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