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Schubert (1797-1828)

CD Piano Quintet, Lieder : Rudolf Serkin(P)Laredo(Vn)Naegele(Va)Parnas(Vc)Valente(S)etc

Piano Quintet, Lieder : Rudolf Serkin(P)Laredo(Vn)Naegele(Va)Parnas(Vc)Valente(S)etc

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    Kej7hnk  |  埼玉県  |  不明  |  30/September/2016

     今更語る必要もないアナログ時代からの名盤。お手頃な価格でカタログに帰ってきたのは朗報。<流れにて>はおそらく邦盤初CD化。  ピアノ五重奏「ます」は、長年室内楽に取り組んできたゼルキンの真骨頂を聴くようだ。共演するラレード(Vn)、ネーゲル(Va)、パルナス(Vc)、レヴィーン(Cb)もマールボロ音楽祭音楽監督のゼルキンに寄り添った好演で、名手たちによるアンサンブルは格別。  カップリングのオブリガート・ホルン、クラリネット付きの大作歌曲も聴きもの。ヴァレンテ(Sop)のデビュー盤に当たる(ライナーによる)この録音は、初々しさの中にも既にヴェテランの表情を見せ、シューベルト晩年のロマンを透き通った美声で朗々と歌いあげている。ここでのゼルキンは控えめであるものの、歌詞の持つ情景を見事に描き出している。オブリガートで共演するブルーム(Hr)、ライト(Cl)も伸びやかな演奏から華を添える。  いずれもマールボロ音楽祭シーズンに収録されたセッションで、おそらくその前後に演奏会で取り上げられたものと思われる。ピアノ五重奏の「ます」は1967年8月15日の録音。この年、ゼルキンはピアノ五重奏を主としたプログラムを組んだのか、8月6日にはアドルフ・ブッシュのピアノ五重奏をライヴ録音している。2つの歌曲は1960年8月16、17、22日の期間に収録されているが、この期間あるいは前後にブラームスの歌曲<愛の歌ワルツ集Op.52>をヴァレンテ等と、ブラームスの<ホルン三重奏曲Op.40>をブルーム等と録音しており、この年はヴァレンテを中心としたドイツ歌曲と、ブルームを中心としたホルンを含む作品に取り組んでいる。これらも名演であるので、復刻を期待したい。  ところで、これらマールボロでの録音はCBS(現ソニー・クラシカル)やマールボロ・レコーディング・ソサエティが収録し、販売してきた。今回発売のCD(SICC2037)はレーベルがRCAになっている。近年RCAがソニークラシカルの傘下に入り、これまでRCAやビクターから発売されてきた名盤がソニーからの発売となっている。今回発売のシリーズGreat Recordings 1000も2大レーベルの名盤から成るが、これまでゼルキンのマールボロ録音は日本ではCBSソニーおよびソニークラシカルが行ってきた。なぜ今回いきなりRCA?おそらくミスであろう。CBS(現ソニークラシカル)専属アーティストとして晩年の1部を除き、アメリカに渡ってから全ての録音を行い捧げてきたゼルキンに失礼だ。同時発売のベートーヴェンの協奏曲もソニークラシカル自社所有録音でさえ、いつの録音で何度目の全集からなのかも管理できていない現状、素晴らしい録音を多数所有しているレーベルだけに杜撰な管理が残念でたまらない。2期にわたるGreat Recordings 1000シリーズは何れも名盤ぞろい、第3期の発売と管理の徹底を期待したい。演奏、録音は素晴らしいが、印刷物のミスが多いので星4つ。

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