Pacific 231 -Orchestral Works : Jean Martinon / French National Radio Orchestra (UHQCD)
Customer Reviews
-
(1 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
-
(0 posts)
Showing 1 - 1 of 1 items
-
風信子 | 茨城県 | 不明 | 30/January/2019
反印象主義を標榜していたオネゲルの剛胆な旋律線が好きだ 印象派からフランス音楽に親しんで行った少年のわたしにとって オネゲルとの出会いは驚きだったし新鮮な風が吹き込んできた窓辺に立った感があったのを今も鮮明に憶えている これもフランスの魂とエスプリなのだと知った歓びは今日まで続いている ここでは描写性を前面に押し出した管弦楽曲三曲が愉しめる マルティノンの外連味のない鳴らしっぷりが気持ちいい そして最晩年の傑作”クリスマス・カンタータ”が沁みる 平和への祈りが捧げられる オネゲルの一生は短い 享年63は如何にも残念だ 彼が生きた20世紀前半は二度の世界大戦の時代だ 心の休まる時がなかっただろう無残な時間だ 印象派なんて夢見ていられなかった酷い世界だ オネゲルは生きた 生きて音楽をして語り続けた 人間への愛を 長い短いは物理的な時間の量ではないのかもしれない 生きたと言える行いを誠実に為したか否かだ いつ聴いても”オネゲル”に感銘を覚える あなたも如何0 people agree with this review
Showing 1 - 1 of 1 items