アンソニー・ホロヴィッツ

Books カササギ殺人事件 上 創元推理文庫

カササギ殺人事件 上 創元推理文庫

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  • ★☆☆☆☆ 

    ぽいぽす  |  神奈川県  |  不明  |  20/April/2021

    書店で著者のミステリーが並んでいたのでメインテーマは殺人、その裁きは死、とともに買ってしまった。が、全て何が面白いのが全く分からなかった。特にこのカササギ殺人は二巻ものであることもあり、読んでてムカムカするほどのつまらなさ。この著者は芸術文学にコンプレックスがあるのかわからないが、いちいち自分の作品を卑下するような卑屈な態度、陳腐なミステリー部分、どっかから持ってきたような繋ぎのシーンの数々、つまらない場面、ありきたりすぎる何となく足しておいた人物描写、もう何もかもつまらない。やたらとポリティカルコレクトネスを意識する風紀委員のような描写。まるで普段差別や偏見に塗れてる人がその言い訳、謝罪として本を書いているみたい。この著者のオリジナルミステリー、4冊はどれもこんな感じだった。ミステリー業界はつまらないものをお勧めしすぎている。つまらないものはつまらないと言わなければいけないと思う。そして、著者はミステリーに自信を持てないなら、自分に正直になって芸術文学でも書けば良いと思う。設定はミステリアスだが、結局何のミステリーもなかった。クリスティーらのオマージュもこのくらいでオマージュと言わないで欲しい。つまらなすぎて怒りを感じる一冊。

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  • ★★★★☆ 

    ねも  |  兵庫県  |  不明  |  01/January/2019

    冒頭、女性編集者が『カササギ殺人事件』の原稿をプリントアウトしたものを手にしたところから物語は始まる。しかし、主人公は、すでにそれを読み終えている。 そして、同書が自分の人生を変えたこと、著者のアラン・コンウェイの人なりにも触れている。 そして、すぐに『カササギ殺人事件』は始まる。私たち読者は、主人公となる女性編集者が最初にこの原稿を読んだ時と同じ目線で、この原稿を読むことができる。いや、冒頭で主人公が“警告”を発している以上、やや有利な立場でスタートをきれるのだ。 地方のパイ屋敷で働く家政婦の葬儀から物語は始まる。当初は事故死と思われていたが、葬儀の夜、屋敷に泥棒が入ったこと。後日、屋敷の主が首を切られて殺されたことで、その小さな村の人間関係が徐々に露わになっていく。 下巻では、作中作である『カササギ殺人事件』が、主人公の女性編勇者を含め多くの人々を巻き込んだ現実世界の話が描かれる。 作中作の『カササギ殺人事件』の犯人は誰か? 現実世界で起きた事件の犯人は誰か? 本格ミステリーの醍醐味とも言える、フーダニットを十分に堪能できる快作。

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