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Review List of ヒロ 

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     2012/11/21

     DVD付国内盤を購入し、ほぼ毎日聞いてます。しばらく聞き込んだ後の感想として、久しぶりにエアロスミスらしさを取り戻した!!作品であり、なかなかの良作だと思います。
     で、このエアロスミスらしさというのが、すごく僕には重要なんです。一般的には70年代と再結成後のゴージャスなサウンドでは音楽性が異なるとの評価なんでしょうが、僕にはどちらも同じ音楽性であり、BluesやBritish rockに影響を受けたエアロスミスらしい音楽です。実際、ゴージャス化した80年代末〜90年代でもLiveではフリートウッドマックのラトル・スネイク・シェイクやレッド・ハウス、近作にも収録のアイム・ノット・トーキンなどのBluesやBritish rockのカヴァーを演奏しており、その精神性は失われていませんでした。また、スティーヴンの粘着質な声や粘ついたギター・サウンドといったものもエアロスミスらしさであり、エアロスミス独特のグルーヴ感を発散していました。この粘着質のグルーヴ感の最たる例が「Same old song and dance」です。
     で、アルバム「Get a grip」までは、このエアロスミスらしさ遺憾なく発揮されていましたが、「Nine lives」で粘着質なグルーヴ感が失われ失望し、「Just push play」でBluesやBritish rockの精神性まで完全に失われてこのバンドは終わったと感じました。今、思えば「Get a grip」からのバラード三部作のSingleカットから、エアロスミスは迷走を始めたように思います。
     で、期待せずに購入した今作では、エアロスミスらしさが見事に(完全では無いけど)復活していました。「Get a grip」以来、ほぼ20年ぶりのことです。そんな訳で、僕にとっては、今作はただただエアロスミスらしさを取り戻した!!ということだけで、嬉しいのです。それだけで評価に値します。
     この感覚は、70年代も含めてエアロスミスが好きな方には分かっていただけるのでは無いかと思いますが...。エアロスミス=「I don’t want to
    miss a thing」というにわかファンの方には分からないのでしょうが...。
     そうそう、BluesやBritish rockの精神性ということでは、一般的に迷盤とされる「Night in the rats」も個人的には名盤だと思います。

     以上長々とすみませんでした。

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