アルトゥスのブーレーズ追悼企画、
最終回はラモーの最高傑作『イポリートとアリシー』!
ブーレーズ盤歴初レパートリー、しかもクリアなステレオ録音。
明晰で格調高く、モダン楽器でも全く違和感なし!
むしろラモーの美しい魅力がダイレクトに伝わる名演!
ブーレーズ追悼シリーズとして、ALTUS からまたまた貴重な音源が登場します。何とバロック・オペラを振ったライヴが、クリアなステレオ録音でお聴き頂けます! 曲は50歳を迎えたラモーがついに本腰を入れてオペラに挑んだその1作目にして最高傑作の呼び声高い『イポリートとアリシー』。ブフォン論争を白熱させるほどに卓越した和声法と管弦楽法が駆使されたこのラモーの名作は、モダン楽器による力強い演奏にも十分耐えうる迫力と適応力を持っています。
収録されているのはラモー没後200年にあたる1964年に行われたシャンゼリゼ劇場でのライヴ。曖昧さのないブーレーズの指揮が巧みな情景描写や躍動的な舞曲をさらに引き締まったものにし、心地よい緊張感と推進力を生み出しています。物語後半の悲劇的な調子も媚びたところがなく高潔で堂々としていて迫真の出来。歌手陣はヤカールを始めフランスの実力者ぞろい、美しいフランス語による朗々とした歌唱が胸に響きます。部分的なカットも物語や音楽の本質を見据えたもので、じっくりと音楽に集中できる形と言えましょう。
解説書にはあらすじの他トラック別の大意を掲載。2016年に没したブーレーズ追悼の気分を高めつつ、ラモーの魅力再発見にもつながる大注目盤です。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラモー:歌劇『イポリートとアリシー』全曲
イポリート:ジェラール・デュナン(オート・コントル)
アリシー:ラシェル・ヤカール(ソプラノ)
フェードル:リーズ・アルスゲ(メゾ・ソプラノ)
テゼ王:ルイ・モーラン(バス)
エノーヌ:シュザンヌ・ラファイエ(ソプラノ)
プリュトン/ネプトゥーヌ:ロジェ・ソワイエ(バス)
ディアーヌ:ベルト・カル(ソプラノ)
ティジフォヌ/メルキュール:ミシェル・ハメル(テノール)
女羊飼い:シルヴェンヌ・ジルマ(ソプラノ)
フランス国立合唱団
フランス国立放送管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
録音時期:1964年10月13日
録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
録音方式:ステレオ(ライヴ)
ディスクは国内プレスとなります。
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。