ペーター・レーゼル


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(3SACD)
ペーター・レーゼル、ブラニー&ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団


ドレスデン生まれのピアニスト、ペーター・レーゼルの2度目のベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集。1度目はクラウス・ペーター・フロール指揮ベルリン交響楽団との共演で1988年から1991年にかけての録音だったので、四半世紀以上の間隔をおいての再録音ということになります。

今回の共演は、1957年ザクセン生まれの指揮者ヘルムート・ブラニーが、1994年にシュターツカペレ・ドレスデンのメンバーによって設立されたドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団(ドレスデン・カペルゾリステン)を指揮したもの。

ヘルムート・ブラニーは、シュターツカペレ・ドレスデンのコントラバス奏者でもあり、古楽奏法と古楽の解釈についても研究、ドレスデン以外でも、ベルリン古楽アカデミー、フライブルク・バロック・オーケストラ等、数多くの古楽アンサンブルと共演してノウハウを蓄積、ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団のメンバー全体に多大な影響を与えてもいます。

ということで、ここでも楽譜に即した小さ目の二管編成による各パートの見通しの良い音響とレーゼルのピアノの絡み合いが楽しめるのではないかと思われます。(HMV)

【ペーター・レーゼル プロフィール】
1945年ドレスデン生まれ。指揮者と声楽家の両親のもとに生まれ、6歳よりピアノを勉強。モスクワ音楽院で、ドミートリ・バシキーロフとレフ・オボーリンに師事。ドイツ人として初めてのチャイコフスキー国際コンクール入賞、モントリオール国際・ピアノコンクール入賞を果たすとともに国際的な活動を開始、現在は世界を舞台に活躍。
 これまでに、ドレスデン、ザルツブルク、ラ・ロック・ダンテロン、エジンバラ、ロンドン(プロムス)、パース、ハリウッド・ボウル、香港など、数々の国際的な音楽祭に出演し、聴衆と評論家からの熱狂的な評価を獲得。また、ニューヨーク・フィル、ロサンジェルス・フィル、モントリオール響、トロント響、デトロイト響、フィルハーモニア管、ロイヤル・フィル、ベルリン・フィル、ドレスデン・シュターツカペレ、ベルリン・ドイツ響、ベルリン放送響、ドレスデン・フィル、ゲヴァントハウス管、MDR響、ザルツブルク・モーツァルテウム管、ベルン響、ソウル放送響、ネーデルランド・フィルなどにたびたび客演し、ブロムシュテット、デュトワ、フェドセーエフ、ヘンヒェン、ハイティンク、ハーディング、ヘルヴィヒ、キタエンコ、コンドラシン、クルト・ザンデルリング、ホルスト・シュタイン、テンシュテット、ヴェラー、スウィトナー、テミルカーノフら著名な指揮者とも共演。クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とは特に密接な関係をもち、オーケストラの国外演奏旅行に同行、ソリストとして200回以上のコンサートに出演。また、マズアの招聘で、ニューヨーク・フィルの150年祝賀コンサートでラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏。2005年ドレスデン音楽祭では、紀尾井シンフォニエッタ東京と共にベートーヴェンの5曲の協奏曲すべてを演奏し、スタンディング・オベーションを受け絶賛を博しました。
 また、ドイツ・シャルプラッテンやEMI、カプリッチョ、アルス・ヴィヴェンディやといったレーベルで録音を行っており、ブロムシュテット指揮ドレスデン・シュターツカペレとウェーバーのピアノ協奏曲、マズア指揮ゲヴァントハウス管とシューマンのピアノ協奏曲、クルト・ザンデルリング、ペーター・フロールとはラフマニノフとベートーヴェンの協奏曲を録音。その他、ブラームスのピアノ独奏作品のみならず、多様な編成の室内楽作品も取り上げていました。

【収録情報】
Disc1

ベートーヴェン:
● ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15
● ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.19

Disc2
● ピアノ協奏曲第3番ハ短調 op.37
● ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58

Disc3
● ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』

 ペーター・レーゼル(ピアノ)
 ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団
 ヘルムート・ブラニー(指揮)

 録音時期:2016年4月
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Hybrid
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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