アゴスティーノ・ステッファーニはイタリア・バロック音楽の作曲家&オルガン奏者で、外交官およびカトリックの聖職者としても活躍。バイエルンを中心としたドイツが活動の拠点で、1688年からはハノーファーの宮廷楽長を務め、翌89年に完成した歌劇場のために多くのオペラを書いて、輝かしいキャリアを築き上げました。
この作品は1688年に作曲されたオペラで、スコアはウィーン国立博物館に所蔵されていたものを、2008年にシュヴェツィンゲン音楽祭でヘンゲルブロックによって復活上演されました。その後2010年にロイヤル・オペラ・ハウスで、2011年にボストンでも上演されています。
この演奏は2013年秋にジャルスキーをはじめ、名バロック歌手らが集められ、ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァルとブレーメン放送との共同録音で、世界初のスタジオ録音となります。