シアトルのリイシューレーベル、Light In The Atticが「Japan Archival Series」と銘打った日本の過去の名作を復刻するシリーズを発足。第一弾として1969年〜1973年に発表された日本のフォークとロックのコンピレーション『Even A Tree Can Shed Tears: Japanese Folk & Rock 1969-1973』をリリース。収録されるの、はっぴいえんどや細野晴臣、浅川マキ、金延幸子、遠藤賢司、はちみつぱい、西岡たかしといった、まさに70年代の日本の音楽史を彩ってきた面々の名曲群。アートワークはイラストレーター北澤平祐の描き下ろし。
同シリーズからは、シティ・ポップ/AOR/ブギーをテーマにした『Pacific Breeze: Japanese City Pop, AOR & Boogie 1975-1985』とアンビエント/ニューエイジのコンピ『Kankyō Ongaku: Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980-1990』がリリースされる予定。
またLight In The Atticが配給するレーベル、Empire of Signsからは、吉村弘が1982年に発表したアンビエントミュージックの傑作アルバム『Music From Nine Postcards』がCDとアナログ盤でリイシューされる。
さらに先日、打楽器奏者の高田みどりとジャズピアニスト/作曲家の佐藤允彦が共作した1990年発表のアルバム『Lunar Cruise』(1990年発表)がスイスの再発レーベル、WE RELEASE WHATEVER THE FUCK WE WANTからリリースされたばかり。アンビエント/ミニマル/ニューエイジ・ミュージックの隠れ名盤として知る人ぞ知る作品で、細野晴臣(ベース)と梅津和時(サックス、クラリネット)がゲスト参加している。
近年、日本の音楽が海外でジワジワと再評価されているのもあり、海外レーベルによるリイシューワークが今後注目を集めそうだ。
リリース情報
『Even A Tree Can Shed Tears: Japanese Folk & Rock 1969-1973』
発売日:10月20日
フォーマット:CD、アナログレコード
[収録内容]
1. Kenji Endo - Curry Rice
2. Kazuhiko Yamahira & The Sherman - Sotto Futari De
3. Sachiko Kanenobu - Anata Kara Toku E
4. Fluid - Rokudenashi
5. Kazuhiko Kato - Arthur Hakase No Jinriki Hikouki
6. Happy End - Natsu Nandesu
7. Takashi Nishioka - Man-in No Ki
8. Masato Minami - Yoru Wo Kugurinukeru Made
9. Maki Asakawa - Konna Fu Ni Sugite Iku No Nara
10. Fumio Nunoya - Mizu Tamari
11. Haruomi Hosono - Boku Wa Chotto
12. Takuro Yoshida - Aoi Natsu
13. Akai Tori - Takeda No Komori Uta
14. Gu - Marianne
15. Tetsuo Saito - Ware Ware Wa
16. Gypsy Blood - Sugishi Hi Wo Mitsumete
17. Hachimitsu Pie - Hei No Ue De
18. Ryo Kagawa - Zeni No Kouryouryoku Ni Tsuite
19. The Dylan II - Otokorashiitte Wakaru Kai
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。