『響け!ユーフォニアム』シリーズは、 吹奏楽コンクールで全国大会を目指す高校生たちの人間模様を描いた青春小説で、10代を中心に吹奏楽経験者に人気を博しています。
京都アニメーションより2015年4月にTVアニメ化されたことを契機に、2016年4月には劇場版が公開、その後も映像化が続き、今回が劇場版アニメの3作目となります。
今回の作品は、 山田尚子監督を中心とした第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞『聲の形』のスタッフが手がけ、本田望結さんも声優をつとめるなど話題となっています。
<著者:武田綾乃(たけだ・あやの)コメント>
アニメ放送されていた『響け!ユーフォニアム』シリーズがありがたいことに映画となりました。
このシリーズは少女たちが吹奏楽部で全国を目指す青春模様を描いたものですが、 音楽や心理描写は文字でしか出来ない表現を盛り込むように心掛けて毎回執筆しています。
今回公開される映画『リズと青い鳥』とあわせて、 小説の方も何卒よろしくお願いします!
【プロフィール】
1992年、 京都府生まれ。 2013年、 第8回「日本ラブストーリー大賞」の隠し玉作品
『今日、 きみと息をする。 』(宝島社文庫)で同志社大学在学中に作家デビュー。 その後、 自身の経験をもとに、 大学2年生のときより「響け!ユーフォニアム」シリーズを執筆。
<ストーリー>
希美と過ごす毎日が幸せなみぞれと、一度退部をしたが再び戻ってきた希美。中学時代、ひとりぼっちだったみぞれに希美が声を掛けたときから、みぞれにとって希美は世界そのものだった。
みぞれは、いつかまた希美が自分の前から消えてしまうのではないか、という不安を拭えずにいた。
そして、二人で出る最後のコンクール。自由曲は「リズと青い鳥」。童話をもとに作られたこの曲にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。
「物語はハッピーエンドがいいよ」
屈託なくそう話す希美と、いつか別れがくることを恐れ続けるみぞれ。
――ずっとずっと、そばにいて――
童話の物語に自分たちを重ねながら、日々を過ごしていく二人。
みぞれがリズで、希美が青い鳥。でも……。
どこか噛み合わない歯車は、噛み合う一瞬を求め、まわり続ける。
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©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
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