レフト・アローンで知られるマル・ウォルドロンが、1977年にドイツでスティーヴ・レイシーやマンフレッド・ショーフらと共に臨んだスリリングなセッション！猛烈なリズムのマカヤとマルのタイプライター奏法が漆黒のグルーヴを生み出す！あまり客演する事のないスティーヴ・レイシーのソプラノも最高！日本初CD化。

マル・ウォルドロン（p） / スティーヴ・レイシー（ss） / マンフレッド・ショーフ（cor） / ジミー・ウッド（b） / マカヤ・ンショコ（ds）
1977年2月12日ドイツ録音

スタン・ゲッツのキャリア最後期にサイドマンとして名作を連発していたケニー・バロンのレギュラー・クインテット作品！エディ・ヘンダーソンとジョン・スタッブルフィールドの豪快なフロントと、バロンの美しくもハイ・テンションなピアノが鳴り響く！ルディ・ヴァン・ゲルダー録音！

ケニー・バロン（p） / エディ・ヘンダーソン（tp）/ジョン・スタッブルフィールド（ts） / デヴィッド・ウィリアムズ（b）/ヴィクター・ルイス（ds）
1977年2月12日ドイツ録音

チェット・ベイカーやフィル・ウッズのサイドマンとして活躍していたハル・ギャルパーは、1970年代にENJAから数々の名盤を世に送り出してきたが、本作はハル唯一のピアノ・トリオ作品！スタンダードを小粋にスウィイングするハルの魅力が詰まった隠れたピアノ・トリオ名盤！

ハル・ギャルパー（p） / スティーヴ・ギルモア（b） / ビル・グッドウィン（ds）
1986年3月3日ニューヨーク録音

これぞレア・グルーヴなフロア・クラシック！ヴィブラフォン〜マリンバ奏者デヴィッド・フリードマンがENJAから発表した初期の大傑作！妖艶なリモーナのヴォーカルが美しいジャズDJ御用達フロア・クラシック「レイチェルズ・サンバ」が最高！

デヴィッド・フリードマン（vib,marimba） / ハービー・シュワルツ（b） / パット・レビロ（p） / ブルース・ディトマス（ds） / リモーナ・フランシス（vo on M1,3,4）
1976年1月29、30日ニューヨーク録音

2010年と11年の東京ジャズで来日し健在ぶりを見せつけたオーストラリアジャズ界の重鎮マイク・ノックがENJAに残したソロ・ピアノ作品！ ECMに名作を残し日本でも人気の高いマイク・ノックだが、何と本作はシドニーのオペラハウスで録音したソロ・ピアノ作品！ソロ・ピアノ・ブーム華やかなりし時代の名盤で、今回が世界初CD化！

マイク・ノック（p）
1978年シドニー・オペラハウス録音

アフリカ出身、ドイツで活躍した名ドラマー、マカヤ・ンショコ初リーダー作品は強烈なレア・グルーヴ作品！1970年代にマル・ウォルドロンやペッパー・アダムスらの作品で猛烈なグルーヴでバンドを牽引していたマカヤが、当時サポートしていたハインツ・ザウアーの力を借りてリリースした黒ジャズ作品！

マカヤ・ンショコ（ds） / ボブ・ディーゲン（p） / イズラ・エッキンガー（b） / ハインツ・ザウアー（ts,ss）
1974年8月6日ドイツ録音

イタリア系スイス人バカテク・トランペット奏者フランコ・アンブロゼッティのENJA第2弾！こちらもバカテクのフィル・ウッズをはじめ、強烈な個性のサイドマンたちを迎え、ブリブリの豪快ハードバップを展開！期待を裏切らない正統派バップ・クインテットの1981年録音作品に初出のボーナストラックを追加収録予定！

フランコ・アンブロゼッティ（tp,flh） / フィル・ウッズ（as,cl） / ハル・ギャルパー（p） / マイク・リッチモンド（b） / ビリー・ハート（ds）
1981年2月10,11日ニューヨーク録音

エンリコ・ラヴァやケニー・ホイーラーと並び称されるユーロ・ジャズ・トランペット奏者の代表格フランコ・アンブロゼッティが、名手ケニー・バロンらと共に名門ブルーノートで行ったライヴを収録した作品。今回のリイシューにあたり、ボーナストラックをCDの収録時間ギリギリまで追加収録！

フランコ・アンブロゼッティ（tp,flh） / シーマス・ブレイク（ts） / ケニー・バロン（p） / アイラ・コールマン（b） / ヴィクター・ルイス（ds）
1992年７月13日 / ニューヨーク・ブルーノートでのライヴ録音

フリー・ジャズのアイコン、鬼才セシル・テイラー1970年代の代表作！セシル・テイラー入門作品としても知られる作品で、1976年にユーゴスラヴィア・ジャズ・フェスティバルで繰り広げられた白熱のステージを記録したアルバム。LP時代にはA面B面２曲に振り分け収録されていたが、CD化の際1曲通して50分近い演奏が通して聴けるようになった。

セシル・テイラー（p） / ラフェ・マリク（tp） / ジミー・ライオンズ（as） / デヴィッド・S・ウェア（ts） / マーク・エドワーズ（ds）
1976年6月18日ユーゴスラヴィア・ジャズ・フェスティバルでのライヴ録音

>ブルーノートにも作品を残したフルート奏者のジェレミー・スタイグと、ビル・エヴァンス・トリオやガッド・ギャング、ステップスなど名バンドを支えてきたトップ・ベーシスト、エディ・ゴメスの二人が1976年にブレーメンで行ったライヴ作品！最強のテクニシャン二人によるスリリングなセッション！とにかく「枯葉」が最高！

ジェレミー・スタイグ（fl） / エディ・ゴメス（b）
1976年11月15,16日録音

豪快なテナーで愛される現代のテナー・タイタン、ベニー・ウォレス。その特異なプレイ・スタイルはセロニアス・モンクのピアノをテナーに置き換えたと言われるほど。そのモンクの作品ばかりをエディ・ゴメスとダニー・リッチモンドとの最強トリオでプレイしたセロニアス・モンク作品集！

ベニー・ウォレス（ts） / エディ・ゴメス（b） / ダニー・リッチモンド（ds） / ジミー・ネッパー（tb on M2,3,7）
1981年3月4,5日ニューヨーク録音

パット・メセニーの師としても知られるハンガリー出身のギタリスト、アッティラ・ゾラー。1960年代後半に初めてフリー・ジャズを演奏したギタリストとしても知られるが、ゾラーの究極のソロ・プレイを収めた本作は、ジョン・アバークロンビー曰く“最重要フリー・インプロヴィゼイション・ギター・アルバム！世界初CD化。

アッティラ・ゾラー (g)
1979年10月11日ドイツ録音

バカテク・トロンボーン奏者レイ・アンダーソンENJA移籍第一弾！名手ケニー・バロンの軽快なサポートを受け、ワンホーンでブリブリと豪快にブロウしまくった初期の傑作ジャズ・アルバム！カーティス・フラーの名演で知られる「ボヘミア・アフター・ダーク」をこれでもかとハード・ブロウイング！

レイ・アンダーソン（tb） / ケニー・バロン（p） / セシル・マクビー（b） / ダニー・リッチモンド（ds）
1985年6月14,15日ニューヨーク録音

マイルス・デイヴィスの兄貴分として知られ、全盛期のデューク・エリントン楽団やカウント・ベイシー楽団など名バンドを渡り歩いたトランペット職人クラーク・テリーと、ウェスト・コースト・ジャズを代表するベーシストとしてアート・ペッパーらと共演してきたトップ・ベーシスト、レッド・ミッチェルによるハートウォーミングなジャズ・セッション！

クラーク・テリー（tp,flh,vo） / レッド・ミッチェル（b,p,vo）
1986年1月28日スウェーデン録音

1960年代からアメリカでメイナード・ファーガソン・ビッグバンドやウディ・ハーマン楽団で活躍したユーゴ出身、哀愁のトランペッター、ダスコ・ゴイコヴィッチのENJA第一弾！名盤請負人トミー・フラナガンがサポートし、スウィンギーなダスコ復活劇の幕開けとなった屈指のENJA名盤！

ダスコ・ゴイコヴィッチ（tp,flh） / ジミー・ヒース（ts） / トミー・フラナガン（p） / エディ・ゴメス（b） / ミッキー・ローカー（ds）
1993年6月28,29日ニューヨーク録音

哀愁のトランペッター、ダスコ・ゴイコヴッチが長年温めてきたビッグバンド企画第一弾！元々クラーク＝ボラーン・ビッグバンドやウディ・ハーマン楽団など一流ビッグバンドで腕を磨いてきたダスコは自らのビッグバンドを持つ事が夢だった。その夢をかなえたダスコ念願のジャズ・オーケストラ作品！イタリア人人気サックス奏者ジャンニ・バッソの客演が光る！

ダスコ・ゴイコヴィッチ（tp,flh） / ジャンニ・バッソ（ts） / ピーター・ミケリッチ（p） /トニー・ラカトシュ(ts) 他ダスコ・ゴイコヴィッチ・ビッグバンド
1995年5月9,10日ミュンヘン録音

ジャズ・ドラム界のレジェンド、日本をこよなく愛する巨人エルヴィン・ジョーンズが、大阪をベースに活躍するベテラン・ピアニスト田中武久をフィーチャーしレコーディングしたストレートアヘッドな隠れジャズピアノ名盤。トリオで奏でる「ビューティフル・ラヴ」は最高！

エルヴィン・ジョーンズ(ds) / 田中武久（p） / セシル・マクビー（b） / ソニー・フォーチューン（fl,as）
1990年12月10,11日ニューヨーク録音

ミンガス・ビッグバンドの番頭格、極太テナーのジョン・スタッブルフィールドが、ワールド・サキソフォン・カルテットのバリトン奏者、ハイミット・ブルーイや昨年惜しくも亡くなったマルグリュー・ミラーらと奏でる豪快なサックス・クインテット・サウンド！

ジョン・スタッブルフィールド（ts,ss,key） / ハイミット・ブルーイ（bs） / マルグリュー・ミラー（p） / チャーネット・モフェット（b） / ヴィクター・ルイス（ds）
1987年5月27,28日ニューヨーク録音

1960年代のホレス・シルヴァー・グループ黄金時代を支えたドラマー、ロイ・ブルックスが故郷デトロイトに戻り定期的に行っていたデュオ・コンサートをまとめたブルックス・ビートの集大成！ウディ・ショウやランディ・ウェストン、ドン・プーレンらスター・プレイヤー達と繰り広げるバトル・セッション！

ロイ・ブルックス（ds,per） / ランディ・ウェストン（p on M2,3） / ウディ・ショウ（tp on M4,5） / ドン･プーレン（p on M7,8） / ジェリ・アレン（p on M9,10）
1983〜89年デトロイト録音

エヴァンス系ピアニストとして日本で絶大な人気を誇るピアニスト、フレッド・ハーシュ。病魔から奇跡の復活を遂げ来日公演を行った事も記憶に新しいが、ピアノの詩人と呼ばれるハーシュがブレイクした1990年代中期に録音された本作は、ドリュー・グレスとトム・レイニーとのトリオを軸に、5曲でデイヴ・ダグラスとリッチ・ペリーのホーンを入れた編成で演奏されたハーシュの重要作！

フレッド・ハーシュ（p） / ドリュー・グレス（b） / トム・レイニー（ds） / リッチ・ペリー（ts on M1,4,6,9,10） / デイヴ・ダグラス（tp on M1,4,6,9,10）
1995年3月ニューヨーク録音

昨年東京ジャズに出演し朗々とアルトを奏で巨人ぶりを見せつけた巨匠リー・コニッツ。難解なミュージシャンというイメージのあるコニッツだが、ここではストリングスをバックにただひたすらビリー・ホリデイの愛したスタンダードを美しく繊細にブロウ！日本のジャズファンがこよなく愛するウィズ・ストリングス作品！

リー・コニッツ(as) / マイケル・フォーマネク（b） / マット・ウィルソン(ds) /ダニエル・シュナイダー(arr) &ストリングス
1996年3月18,19日ニューヨーク録音

ドイツ・ジャズの鬼才アルバート・マンゲルスドルフと、同じく日本のジャズ界の至宝、佐藤允彦が繰り広げるスピリチュアル・ジャズの金字塔！より自由に、スリリングに、互いの音を感じプレイする格闘技のようなセッション！リングモジュレーターを駆使しキレまくる佐藤のピアノが凄い！

アルバート・マンゲルスドルフ（tb） / 佐藤允彦（p.modulator） / ピーター・ウォーレン（b） / アレン・ブレアマン（ds）
1971年ドイツ録音

後にワーナーからメジャー・デビューしスター・シンガーの仲間入りをしたケヴィン・マホガニーのワールド・デビューもENJAだった。巨漢シンガーのデビュー作はケニー・バロン・トリオがバックを務め、バップの名曲の数々を豪快に、スウィンギーに唄う漢ケヴィンの最高の一瞬を録音した忘れられないヴォーカル名盤！

ケヴィン・マホガニー(vo) / ケニー・バロン(p) / レイ・ドラモンド（b） / ルイス・ナッシュ（ds） / ラルフ・ムーア（ts）
1993年2月27日ニューヨーク録音

2013年に初来日し巨体を揺らしスウィングしまくり客席を圧倒したモスクワ生まれのジャズ・ピアニスト、サイモン・ナバトフがピアノ・トリオで思う存分暴れまくった正統派ピアノ・トリオ傑作！ハービー・ニコズルがアイドルというナバトフらしく、ちょっと毒のあるフレーズとクラシック上がりのスキルとで豪快にキメまくるナバトフの傑作トリオ・アルバム！

サイモン・ナバトフ(p) / マーク・ヘリアス（b） / トム・レイニー（ds）
1992年ケルン録音

ウィントン・マルサリスらを擁した1980年代初頭のアート・ブレイキー&J.Mでブリブリのアルトをプレイしていたのがこのボビー・ワトソン！バップ・アルトの権化のようなミュージシャンがジム・マクニーリーらとともにワンホーンで行ったスタジオ・ライヴ盤！メッセンジャーズ時代の愛奏曲「E.T.A」も再演、ゴリゴリブリブリのゴキゲンなアルトを聴かせてくれます！

ボビー・ワトソン（as） / ジム・マクニーリー（p） / トッド・クールマン（b） / アダム・ナスバウム（ds） / ビーガー・ソルブラック(conga on M4)
1984年8月ドイツ録音

アパッチ・バンドを率いるラテン・ジャズの雄、トランペット＆パーカッション奏者のジェリー・ゴンザレスが、1982年にベルリン・ジャズ・フェスティバルに出演したライヴ録音盤！ライヴならではの白熱ぶりが強烈なラテン・ジャズ・セッションで、ディジー・ガレスピー作「ビバップ」は異様なほどの盛り上がり！またクロスオーヴァー・ピアニスト、ホルヘ・ダルトの参加も光る！

ジェリー・ゴンザレス（tp,per） / スティーヴ・トゥーレ（tb） / ホルヘ・ダルト（p） / アンディ・ゴンザレス（b） / ヘクトール“フラコ”エルナンデス（congas,shekere）他
1982年11月5日ベルリン・ジャズ・フェスティバルでのライヴ録音

1988年に不慮の事故でこの世を去った永遠のウェスト・コースター、チェト・ベイカー。1987年にドイツで北ドイツ放送曲のビッグバンドコンサートに客演した際に録音されたライヴ盤。ウォルター・ノリスやハーブ・ゲラーの西海岸組や、欧州No.1ドラマー、アレックス・リールも参加したNDRビッグバンドとチェットの奇跡のコラボ！ハンコックの「ドルフィン・ダンス」は珍しい！

チェット・ベイカー(tp,vo) / ハーブ・ゲラー（as） / ウォルター・ノリス（p） / アレックス・リール（ds） 他NDRビッグバンド
1987年11月4日ハンブルグでのライヴ録音

80年代ジャズファンには懐かしいハーパー・ブラザーズで一躍有名になり、ロン・カーター、ソニー・ロリンズら大御所達から愛されるピアニスト、ステファン・スコット。本作は親分ロン・カーターと、名手ヴィクター・ルイスとのトリオ＋パーカッションを加えた変則ピアノ・トリオでセンスの良いピアノをグルーヴィにプレイする若手実力派の代表作！

ステファン・スコット（p） / ロン・カーター（b）ヴィクター・ルイス（ds） / スティーヴ・クルーン（per on M1,6〜10）
1998年5月4日ニューヨーク録音

皇帝アントニオ・ファラオのワールド・デビューもENJAからだった！アイラ・コールマンとジェフ“テイン”ワッツという最強のリズムを従え、フレッシュなファラオの魅力が凝縮されたスーパー・ピアノ・トリオ・セッション！とことん優雅でパワフルで、それでいて気品漂うピアノは唯一無比の天才ピアニスト！

アントニオ・ファラオ（p） / アイラ・コールマン（b） / ジェフ“テイン”ワッツ（ds）
1998年4月23,24日ニューヨーク録音

ジャーマン・ジャズを代表するテナーマン、ハインツ・ザウアーが原点回帰でスタンダードをストレートに演奏した良質ジャズ作品。旧知のボブ・ディーゲンらと行ったライヴを録音した内容で、硬質かつクリアなテナー・カルテット・サウンドはジャーマン・ジャズの最良な空間を切り取ったかのよう！無骨なまでのザウアーのブロウが素晴らしい！

ハインツ・ザウアー（ts,ss） / ボブ・ディーゲン（p） / ガンター・レンズ（b） / トーマス・クレマー（ds）
1989年フランクフルト“ジャズケラー”でのライヴ録音