Little FeatのLowell Georgeの娘であるInara GeorgeとLily Allen、Kylie MinogueなどのプロデューサーGreg Kurstinによるユニット。FeistやGiovancaの様に柔らかな声と、デジタルではなくアナログで聴きたくなる様な、全体的にぼんやりとした音楽。ピアノや口笛、コーラスなどが春独特の穏やかな雰囲気にとてもよく馴染みます。公園で弁当でも食べながら、ゆっくり過ごす休日なんかにぴったりかな。ちょっと朝遅く起きてしまった日にも合うかも。この季節になったら、自然と聴いてしまう一枚。現在4枚アルバムが出ていますが、この1stが一番良いです。
(HMVイオン土浦店 / 三好 浩平)
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言わずと知れた大名盤です。個人的に、OZZY OSBOURNE「BARK AT THE MOON」、SONY CLARK「COOL STRUTTIN'」と並び、このジャケットは完全に殿堂入りですね。Eddi Readerの優しい声と、JAZZ、FOLK、POPSにCOUNTRYなど、音楽のルーツとなる全ての音楽性を兼ねそろえた最高傑作です。Joni Mitchell、Carole Kingらと並ぶ最高のヴォーカリストの一人ですね。春旅のお供にお持ちください。まだご存知で無い方は、ぜひこの機会にお試しあれ。
(HMV銀座INZ店 / 古屋 雄裕)
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庭の設計士兼スタジオミュージシャンのニック・フラングリンとDJ兼デザイナーのフレッド・ディーキンの二人によるユニット。全体を通してノリのいいタイトな質感のビートがベースになっているけども決してやかましくはなく、軽くてポップな上モノと相まって耳馴染みの良いサウンドになっている。ポップではあるけど曲の尺は長めのものが多く展開もゆったりしているせいかドライブによく合うかと思います(ワクワクするので日が高い時間に聴いてほしい)。庭師とデザイナーの肩書も持つだけあってジャケットのデザインも洒落てます。
(HMV銀座INZ店 / 鈴木 俊介)
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アイスランドを代表するバンド、シガー・ロスのフロントマンヴォーカリストの初のソロ・アルバム!今回は、大半が英詞、歌入りで、内容もジャンルレスでポップな仕上がりで聞きやすく、脳裏を焼きつくファルセットヴォイスはまるで天使の声のようでピアノやストリングスと巧く混じりあい、シガー・ロスを彷彿させる幻想的で壮大なバラード、ハッピーな楽曲も収録。 自由かつあふれる才能が結実した作品。暖かくなってきたこの季節にピッタリ!
(HMV立川店 / 小原 優男)
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HIPHOP ClassicsをJazzカヴァーし話題となったJ.Rawls「Liquid Crystal Project」と同趣向の作品。元は人気カフェ・コンピSaint Germain des Pres Cafe Vol. 9のボーナスCD的扱いでしたが、『Rebirth Of Cool』として単体でヴァイナルカットされ、ヴァイナル購買層からの高評価を受け、CDリリースされたと思われます。タイトル曲はCommon「Resurrection」のカヴァー、Jeru「Me Or The Paper」を流麗なJazzに仕上げた「Saint German」等、USアーティストには真似できないサウンドセンス。
(HMV / 緑川 信宏)
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「あの人に空気公団を聴かせるとしたら」というテーマのもと、ファンによってセレクトされた空気公団のベストアルバム。
結成当初から変わらない瑞々しさ、いつ聴いてもエヴァーグリーンな響きには、たとえどんな気分でいようとも心洗われてしまう。
背伸びのない最良質のポップソングと、誰の心にも身近に感じるコトが出来る安らかさ、そしてほんのりと切ない空気が詰まったこの盤。
公団のベランダに射す陽だまりの匂いを感じながら、干したての布団に顔をうずめて聴きたい、今はそんな気分だ。
(HMV / 村崎 真佑)
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ここ数年、『ピアノハウス』とか『美メロ』などがキーワードとなり、今やポピュラー化してしまったJ-HOUSEシーン。個人的にも少し疎遠になってしまいがちでしたが、これだけは未だに聴いています。まず14人のフル・ストリングスを導入した『七色』は必聴。ピアノが前面に出ている曲ですが、ストリングスの一つ一つが旋律的。曲も四打なので、躍動感がかなりあります。晴れた日の散歩などに合うかも。そしてアルバムの最後を飾る『Walk into the Memory 』。『七色』とは逆にピアノのみの楽曲で、Akira Kosemura作品よりは物悲しさはないものの、感傷的になりがちなこの時期にピッタリです。
(HMVイオン土浦店 / 三好 浩平)
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これほどまでにポップで美しく、なおかつ爽やかで春爛漫なアルバムは聴いた事が無いです。正直、初めて聞いた時は軽い衝撃でした。今後のPOPシーンを背負っていくのは彼らに間違いないでしょう。80'S UKのネオアコやベルセバ、日本からは大橋トリオなんかがお好きな方は必聴ですね。文学的で斬新な歌詞も心地よく聴けちゃいます。もう、とにかく早く新曲が聴きたい!フルアルバム、お待ちしております。そんな訳で、春のお散歩のお供に是非。あぁ、こんな音楽が流れてるカフェがあったら最高だなぁ。
(HMV銀座INZ店 / 古屋 雄裕)
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アコーディオン清水祐子とコントラバス清水恒輔の二人組。本作は二人に加えピアノ、フルート、クラリネット、ホルンが加わった室内楽のような雰囲気の六人編成でのホール録音。管楽器を中心としたやわらかくふくよかな音色による情景描写のようなアンサンブルが特徴。それに対して同時発売の『Quietude』は浜辺の廃墟を使ってアコーディオンとコントラバスの演奏とその場の環境音を丸ごとフィールドレコーディングしたというもので、音が情景を描くというより音が風景に溶け込んでその一部になるような感じ。違いはあれどどちらも情緒に溢れた作品。
(HMV銀座INZ店 / 鈴木 俊介)
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ulrich schnauss、robin guthrie と並ぶエレクトロニック・シューゲイザーの第一人者、Manual。ここ数年、アンビエント作品が多かったが、今作は、緩やかなビートに、ギターサウンドにエフェクトを多様化し、シンセを巧みに操った音色は、とても心地良く、ドリーミーでサイケデリック・ポップな作品!シューゲイズ好きは勿論、エレクトロニカ好きな方にも是非お推めです!日が伸びてきたこの季節に、ジャケットからも想像出来る内容となっています!
(HMV立川店 / 小原 優男)
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これはオールタイム・フェイヴァリットな1枚。タイトル通り「エアコン」的選曲になってまして、涼し〜くなるミックスなんですが、お構いなしに年中聴いています。Mathilde Santing『A Dream Goes On Forever』は特にお気に入り。オリジナル・ラブのStylisticsカヴァー『You Make Me Feel Brand New』のギターの潤み具合といったら…。時間と現実という概念を忘れさせてくれる一品。今の時期、天気の良い休日のカフェなんかで流れてたら最高でしょう!
(HMV / 緑川 信宏)
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まもなくNewアルバム『2010』が発売となるクラムボンの、過去の楽曲をセルフリメイクした『Re』シリーズ第2弾。とりわけ冒頭の2曲「Re-Re-シカゴ」「Re-THE NEW SONG」なのだが、春になるとワケもなく気分がほっこりとするあの感じ、そしてやや高揚している自分に非常にリンクする。オリジナルよりも抑え目でシンプルなアレンジ、全体を包むアコギの音色が春の風景に色を添える。休日のひとり散歩には是非とも連れて行きたい1枚。
(HMV / 村崎 真佑)
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