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カルロス・クライバー/UNITEL映像全集(DVD)

2010年4月24日 (土)

カルロス・クライバー/UNITEL映像全集(10DVD)
ディジスタックBOXでコンパクトに!

カルロス・クライバー[1930-2004]の生誕80年を記念したDVDボックス。映像コンテンツ制作会社UNITELによって収録されたクライバーのコンサートとオペラのライヴ映像をまとめたお買得なセットです。
 クライバーの凄さが最も端的に示されているのが指揮姿であるとはよく言われるところですが、これらの映像作品を見るとそのことがよく理解できます。細部まで表現を究めつくされた厳しいリハーサルの成果を、本番で一気に開放するようなエネルギーの奔流とその芸術的なコントロール。音楽家の中に俳優と舞踏家が共存したようなその指揮ぶりは何度見ても魅力的です。
 今回のセットでは、ディジスタック仕様のボックスにDVD10枚を収納し、場所をとらないコンパクトなサイズになっています。

【概要】
  • DVD1 ニューイヤー・コンサート1989 (DG)
  • DVD2 ニューイヤー・コンサート1992 (DECCA)
  • DVD3 ベートーヴェン:交響曲第4番&第7番 (DECCA)
  • DVD4 ブラームス交響曲第2番&モーツァルト交響曲第36番 (DECCA)
  • DVD5 ブラームス交響曲第4番&モーツァルト交響曲第33番 (DG)
  • DVD6,7 R.シュトラウス『ばらの騎士』(ミュンヘン)(DG)
  • DVD8,9 R.シュトラウス『ばらの騎士』(ウィーン)(DG)
  • DVD10 J.シュトラウス『こうもり』(DG)

【収録情報】
DVD1
ウィーン・フィル/ニューイヤー・コンサート1989

一部の作品では解釈でモメてキャンセル寸前までいったとも噂されたニューイヤー・コンサートですが、最終的には良いムードに落ち着いたのか本番の演奏は非常に高度な共同作業の成果といえる仕上がりになっています。

・加速度円舞曲 Op.234
・田舎のポルカ Op.276
・ワルツ『わが家で』 Op.361
・ポルカ『とんぼ』 Op.204
・喜歌劇『こうもり』 序曲
・J.シュトラウス:ワルツ『芸術家の生涯』 Op.316
・ポルカ『小さい風車』 Op.57
・ポルカ『ハンガリー万歳』 Op.332
・ポルカ『クラップフェンの森で』 Op.336
・ワルツ『春の声』 Op.410
・ピチカート・ポルカ
・『騎士パスマン』のチャールダーシュ Op.441
・ポルカ『おしゃべりなかわいい口』 Op.245
・ポルカ『騎士』 Op.278
・ワルツ『美しく青きドナウ』 Op.314
・ラデツキー行進曲 Op.228
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 収録:1989年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール
 映像監督:ブライアン・ラージ

 STEREO: PCM / SURROUND: Dolby Digital 5.1 & DTS 5.1
 Picture Format: 4:3
DVD2
ウィーン・フィル/ニューイヤー・コンサート1992

クライバーが笛を吹く映像でも話題になったニューイヤーコンサートの大傑作。1989年に続く2度目の公演ながら、リハーサルにはやはり10時間を費やす徹底ぶりで、伝統のみに安住しないニューイヤー・コンサートを目指す姿勢はクライバーならではの凄いものと話題になりました。コンサートマスターはこの公演の半年後に登山事故で亡くなったゲルハルト・ヘッツェルが務めています。

・歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
・ポルカ・マズルカ『都会と田舎』
・ワルツ『オーストリアの村つばめ』
・ポルカ『観光列車』
・喜歌劇『ジプシー男爵』序曲
・ワルツ『千一夜物語』
・新ピツィカート・ポルカ
・ペルシア行進曲
・トリッチ・トラッチ・ポルカ
・ワルツ『天体の音楽』
・ポルカ『雷鳴と電光』
・ポルカ『騎手」
・ワルツ「美しく青きドナウ』
・ラデツキー行進曲
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 収録:1992年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール
 映像監督:ブライアン・ラージ

 STEREO: PCM / SURROUND: DTS 5.1
 Picture Format: 4:3
DVD3
コンセルトヘボウ管/ベートーヴェン第4番&第7番

クライバーの得意レパートリーを名門オケへの客演でとりあげたライヴ映像。ハイティンク時代後期のコンセルトヘボウ管のコンディションは素晴らしく、クライバーも常とは異なる楽器配置ながら基本的な解釈はそのままに、このオーケストラとホールならではの豊麗なサウンドで見事な高揚を築いてゆきます。

・ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
・ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 収録:1983年10月 アムステルダム、コンセルトヘボウ
 映像監督:ハンフリー・バートン

 STEREO: PCM / SURROUND: DTS 5.1
 Picture Format: 4:3
DVD4
バイエルン国立管/ブラームス第4番、モーツァルト第33番、コリオラン

以前、NHK-BSで放映されて大きな話題となったライヴ映像。演奏はどれもクライバーと手兵オケならではの呼吸の素晴らしさを伝える見事なもので、快速なテンポと強力なエネルギー感、そして切れ味鋭く引き締まった音楽の中に込められた繊細なニュアンスが、無類の興奮と感動を約束してくれる素晴らしい演奏です。

・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
・モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調 K.319
・ベートーヴェン:『コリオラン』序曲 Op.62
 バイエルン国立管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 収録:1996年10月21日、ミュンヘン、ヘルクレスザール
 映像監督:ホラント・H・ホールフェルト

 STEREO: PCM / SURROUND: Dolby Digital 5.1 & DTS 5.1
 Picture Format: 4:3
DVD5
ウィーン・フィル/ブラームス第2番、モーツァルト第36番

ニューイヤー・コンサートの3ヶ月前におこなわれた慈善演奏会のライヴ映像。ブラームスは2番と4番、モーツァルトは33番と36番しか指揮しなかったクライバーは、このブラ2とリンツという組み合わせがお気に入りでした。ここでもウィーン・フィルから硬軟自在な表情を引き出し、細部まで克明に意味深く描きあげた見事な演奏を聴かせています。

・モーツァルト:交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』
・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 収録:1991年10月6-7日、ウィーン、ムジークフェライン
 映像監督:ホラント・H・ホールフェルト

 STEREO: PCM / SURROUND: DTS 5.1
 Picture Format: 4:3
DVD6&DVD7
バイエルン国立歌劇場/R.シュトラウス『ばらの騎士』全曲

まだまだ精力的だったクライバーの指揮には、第1幕序奏から聴き手をぐいぐい引き込む勢いとパワーがあり、気心知れたミュンヘンのアンサンブルを率いて随所に鋭い切れ味をみせてくれます。
 歌手陣もきわめて高水準。女声主役3人にはそれぞれ当たり役として高い評価を受けていた歌手を起用しており、元帥夫人にはワーグナー・ソプラノのギネス・ジョーンズ、オクタヴィアンには圧倒的な演技力を誇るズボン役名人ファスベンダー、ゾフィーには超高域まで美声のルチア・ポップと、抜群の相性の良さをみせるベスト・キャストと言えます。
 オットー・シェンクの演出は、バイエルン国立歌劇場日本公演で多くのオペラ・ファンを魅了したものと同じもので、作品の内容にふさわしい華麗な舞台が魅力的です。

・R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』全曲
 伯爵夫人:ギネス・ジョーンズ
 オックス男爵:マンフレート・ユングヴィルト
 オクタヴィアン:ブリギッテ・ファスベンダー
 ゾフィー:ルチア・ポップ
 ファニナル:ベンノ・クッシェ
 歌手:フランシスコ・アライサ
 マリアンネ:アンネリーゼ・ヴァース
 ヴァルツァッキ:デイヴィッド・ソー
 アンニーナ:グードルン・ヴェヴェツォフ、ほか
 バイエルン国立歌劇場合唱団
 バイエルン国立歌劇場管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 美術・衣装:ユルゲン・ローゼ
 演出:オットー・シェンク

 収録:1979年5&7月 バイエルン国立歌劇場
 映像監督:カールハインツ・フンドルフ

 STEREO: PCM / SURROUND: DTS 5.1
 Picture Format: 4:3
 Subtitles: German/English/French/Spanish/Chinese
DVD8&DVD9
ウィーン国立歌劇場/R.シュトラウス『ばらの騎士』全曲

『ラ・ボエーム』『カルメン』以来9年ぶりにウィーン国立歌劇場で指揮をしたクライバーの『ばらの騎士』のライヴ映像。クライバーとウィーン・フィル、そしてフェリシティ・ロットにオッター、ボニー、モルなどの豪華なキャストがつくりあげる磨きぬかれた美しいアンサンブルは洗練をきわめた見事なもので、R.シュトラウスとホフマンスタールの爛熟の魅力を巧みに描き出しています。

・R.シュトラウス:楽劇『ばらの騎士』全曲
 元帥夫人:フェリシティ・ロット
 オックス男爵オックス:クルト・モル
 オクタヴィアン:アンネ・ソフィー・フォン・オッター
 ゾフィー:バーバラ・ボニー
 ファニナル:ゴットフリート・ホーニク
 歌手:キース・イカイア=パーディ
 マリアンネ:オリヴェラ・ミリャコヴィッチ
 ヴァルツァッキ:ハインツ・ツェドニク
 アンニーナ:アンナ・ゴンダ
 元帥夫人の執事:ヴァルデマール・クメント
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 美術:ルドルフ・ハインリヒ
 衣装:エルニ・クニーペルト
 演出:オットー・シェンク

 収録:1994年3月23日 ウィーン国立歌劇場
 映像監督:ホラント・H・ホールフェルト

 PCM STEREO
 Picture Format: 4:3
 Subtitles: German/English/French/Spanish/Chinese
DVD10
バイエルン国立歌劇場/J.シュトラウス『こうもり』全曲

クライバーの躍動するワルツにのせて名歌手のコミカルな演技が場内の大爆笑を誘う楽しい映像。特に、『雷鳴と稲妻』でのクライバーの激しくダイナミックな指揮と、回転舞台を使った面白い演出が組み合わされた場面は、オペラ・ファンならずとも大喜びの見どころとして知られています。

・J.シュトラウス:喜歌劇『こうもり』全曲
 アイゼンシュタイン:エーベルハルト・ヴェヒター
 ロザリンデ:パメラ・コバーン
 フランク:ベンノ・クッシェ
 オルロフスキー:ブリギッテ・ファスベンダー
 アルフレート:ヨーゼフ・ホプファーヴィーザー
 ファルケ:ヴォルフガング・ブレンデル
 ブリント:フェリー・グルーバー
 アデーレ:ジャネット・ペリー
 バイエルン国立歌劇場バレエ
 バイエルン国立歌劇場合唱団
 バイエルン国立管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 美術:ギュンター・シュナイダー・ジームセン
 衣装:シルヴィア・シュトラハマー
 演出:オットー・シェンク

 収録:1986年12月 バイエルン国立歌劇場
 映像監督:ブライアン・ラージ

 STEREO: PCM / SURROUND: Dolby Digital 5.1 & DTS 5.1
 Picture Format: 4:3
 Subtitles: German/English/French/Chinese
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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カルロス・クライバー/UNITEL映像全集(10DVD)

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カルロス・クライバー/UNITEL映像全集(10DVD)

ユーザー評価 : 5点 (3件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥9,449
まとめ買い価格(税込) : ¥8,977

発売日:2010年06月25日

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