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2010年8月31日 (火)
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2010年8月22日、その20年の歴史に幕を下ろしたHMV渋谷のラストを飾るイベント『REGENERATION』。KYOTO JAZZ MASSIVE・沖野修也さんの呼びかけで集まったアーティストの皆様、HMV渋谷店スタッフ、 そしてお越しいただいたお客様が作り上げたこの日のイベントは圧倒的な熱気と愛情に包まれ、 音楽を楽しみ、音楽とは何なのかということを今一度考える機会ともなる、 HMV史上、そして日本の音楽史上でもかつてないであろう1日となりました。 この日のイベントは、1FではDJ、2FではLive、そして3Fではトークショウという構成。 当日14時、1Fのレジカウンター脇に設置されたDJブースにて、 沖野さんの言葉と共に、BLACK EDITION・佐藤強志さんによるDJでFINAL EVENT『REGENERATION』スタート。 開演前からフロアにスタンバイしていたお客様も踊り始めると、 ブース前のフロアの照明がやや暗くなり、イベントのムードが高まります。 
続く中塚武さんのDJは15時から。twitterでの予告どおり自身の楽曲をガシガシスピンしフロアを煽って、16時からのi-dep・ナカムラヒロシさんにバトンタッチ！1Fは売り場の通行に難が出るほどの混雑ぶりで、嬉しいやら申し訳ないやら...。 その頃2Fでは、本日1発目のLiveアクト、ワイヨリカのお2人が登場。 途中、ゲストでSwing-Oさんがメロディカを片手に飛び入り参加。 MCでは今日の衣装がHMVカラーであることをアピール。Azumiさんの黒のドレス＆ピンクのシューズが超キュートでした！ 
3F・16時からのトークセッション第1回では司会に沖野さん・鈴木桃子さん、ゲストにオーサカ＝モノレールの中田亮さんを迎えて。オーサカ＝モノレールの話から音楽ルーツを巡る話となり、沖野さんのルーツが「YMO→プリンス→JB」であることが判明。 そして佐々木潤さんが飛び入りで！ 
17時、1Fに戻りDJはFPM・田中知之さん。なんと田中さんは上海帰りで渋谷に駆けつけていただきました（その他の皆様もスケジュールの合間を縫ってのご出演！）！ すでにブース前のフロアスペースには人が入りきらなくなり、レジ前までを開放しフロア化。 ビッチリと人の波で埋め尽くされ、しばしお店の中であることを忘れてしまうほどの光景...！ 
同時刻、2Fではマウンテン・モカ・キリマンジャロのLiveがスタート。メンバー全員がHMVの制服を着用し（名札まで！）、ただ事ではない熱気でテンションの高いファンクナンバーを。アンコールにて、3Fでのトークを終えたオーサカ＝モノレール・中田亮さんが飛び入り参加し、 まさかの“マウンテン・モノレール”で「Soul Power」を披露！アツい！ 
18時からのDJはCOLDFEET・WATUSIさん。渋谷系を象徴する曲の1つ、フリッパーズ・ギター「恋とマシンガン」からハウスに持って行くという、 なんともサービス精神溢れるプレイ！ 一方3Fでは本日2回目のトークセッション、ゲストは高橋健太郎さん。 HMV渋谷でのCarlos Aguirre Grupo『crema』の展開や、情報を発信するお店、行って楽しいお店とは、 そして音楽業界の過去・現在・未来など、身体だけでなく頭で音楽を感じ、考える、貴重なお話の数々。 
イベントも折り返し地点となる19時、1FのDJブースにはSOIL＆PIMP SESSIONS・社長が登場！熱気の篭るブース内でもいつもと同じくビシッとスーツをきめる社長。 たたみかけるようなブラジリアン/ラテンジャズからの、 SOIL＆椎名林檎「My Foolish Heart」〜Jamiroquai「Virtual Insanity」〜Minnie Riperton「Les Fleurs」は圧巻！社長のダブルピースもいただきましたー！ 
2FではオレンジペコーのLiveが若干押してのスタート。歌とギターだけのシンプルなステージで「Happy Valley」などを。 ナガシマさんのパワフルな歌声が響きます。 ギターの藤本さんはマウンテン・モカ〜と同じくHMVの制服着用！ 
20時1Fでは、富山帰りのレコード番長・須永辰緒さんがクールなジャジー・ハウスからスピン。レコードバッグから選曲中、DJ KAWASAKIさんにカメラを向けられてポーズをきめる後ろ姿がなんともキュートでした（ちなみにTシャツはヒスのSONHOUSE T白）。 
20時半、本日3回目、最後のトークセッションではJazztronik・野崎良太さんが登場。HMV渋谷の思い出トークでは、クラシックフロアが座れてお気に入りだったことや、 高校の同級生がロックフロア担当スタッフだった、なんてお話も！ 
1FラストのDJ、DJ KAWASAKIさんが21時から。9/1発売のNewアルバム『PARADISE』からの楽曲などをかけつつ、そのNewアルバムにも参加している COMA-CHIさんがB-BOY PARKでのLiveを終え急遽ゲスト参加！ そして21時半、入場規制がかかるほどの混雑振りを見せたROOT SOULのLiveでは、予告どおりeliさんが登場！ 普段は絶対に歌わないというLove Tambourines時代の名曲「Cherish Our Love」を歌っていただきました！ Live前の「スカートなのに、下着はくの 忘れた。」という衝撃ツイートは忘れられません...。 
その後、本日のラストを飾るセッションでは、飛び入りアーティストの方々が続々と登場し「jolie」などを演奏。椎名純平さんは、この日のために用意していただいたという楽曲も披露！ 飛び入りアーティストの中にはなんとスガシカオさん、さかいゆうさんもおり、椎名純平さんとMarvin Gaye「what's going on」のカヴァー披露するという、この日でしかありえないような素晴らしいLiveとなりました。 
閉店直前、時刻は23時すぎ。“渋谷系”を代表する90年代のナンバーを中心に終日店外演奏されていたスピーカーからは、Perfume「Wonder2」が。 「別れを惜しむのではなく、次に繋がるきっかけとなるため」という沖野さんの言葉から始まった、9時間以上に及んだイベント『REGENERATION』もついに終了。 通りを埋め尽くす大勢のお客様に見守られながら、本日の主催である沖野さんとHMV渋谷・池住店長による鏡開きが行われ、最後のご挨拶となりました。 シャッターが閉まるその最後の瞬間まで、暖かい笑顔と拍手、歓声を受け、HMV渋谷店は20年の歴史に幕を下ろしたのでした。 沖野修也さんをはじめとするご出演いただいたアーティストの皆様、お力添えいただいた皆様、 そして何よりもHMV渋谷との別れを惜しみご来場いただいたお客様、本当に、本当にありがとうございました！！ 
HMV_ShibuyaHMV渋谷を愛してくださった皆さん、店を閉めてしまってゴメンナサイ。 そして最後に沢山の愛をありがとう。 皆さんから頂いた沢山のこころ、決して忘れません。 明日からも皆さんの生活に素晴らしい音楽が届き続けますように。 [閉店後のHMV渋谷 twitterオフィシャルアカウントより] 
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