Tinchy Stryder、メジャー第2弾！

2010年11月25日 (木)

今、巷で盛り上がりつつあるUKシーンから、「Number 1」のヒット曲で知られる Tinchy Stryderが待望のニューアルバム『Third Strike』をリリース。本国UKでは既に15日に発売済みですが、ここ日本には30日に到着予定となっております。

まあ、何はともあれこちらのPVをチェック↓

「Game Over」PV

これを聴いて（＆見て）シビれないヒップホップ・ファンはいないでしょう！
ゲスト参加しているのは以下のUKを代表するMC達。これだけの個性が揃うと圧巻です。

Tinchy Stryder

この曲の主役、Tinchy Stryder！2000年頃から海賊ラジオでMCとしてキャリアをスタート、Ruff SqwadやRoll Deepのクルーとして活動。07年のデビューアルバム『Star in the Hood』で注目を集める。その後、プロデューサーのFraser T. Smithとタッグを組んでからCraig Davidらスターとも共演。昨年発表した2nd『Catch 22』はメジャーから発表。N-Dubzをフィーチャーした「Number 1」はタイトル通りUKチャート1位に輝く。「Game Over」ではラストに登場。
Giggs

今年最も強烈な印象を残したラッパー。SN1のメンバーとして活動、2008年に「Talkin The Hardest」で戦慄デビューし、そのビデオはYouTubeで約150万回以上再生。他とは一線を画すディープなヴォーカルと詩的なラップ・スタイルで称賛を浴び、各地で売り切れ続出したデビューアルバム『Walk In Da Park』に続き、今年セカンド『Let Em Ave It』をあのXL Recordingsから発表。動画投稿サイトを中心に広がり、英国内の社会問題とも深い関係にあるRoad Rapなる新たな括りも注目されるようになっている。
Professor Green

今年7月に『Alive Til I'm Dead』でアルバム・デビューした飾った東ロンドンの白人ラッパー。MCバトルでキャリアを積んだツワモノであのThe Streetsも惚れ込んだ才能。 S.O.S「Just Be Good To Me」ネタの「Just Be Good To Green」、Inxs「Need You Tonight」をサンプリングした｢I Need You Tonight｣などビッグ・ヒットを連発。アルバムもゴールドを獲得し、早くも来年、ニューアルバムが予定されている。
Tinie Tempah

シングル「Pass Out」「Written In The Stars」が全英1位、「Frisky」は全英2位、アルバム『Disc-overy』ももちろん全英1位と、今年最も売れまくったサウスロンドンのMC。 15歳からミックステープを作成し、Lethal BやWileyに見出されチャンスを掴む。ヒップ・ホップ/ラップをベースにダブ・ステップやD&B、ソウルやエレクトロの要素にラップを乗せるといった独特のスタイルが魅力。 US進出と共に、来年、いよいよ日本デビューを果たす予定。
Devlin

イギリスのダグナム出身の白人MC、Devlin。BBC Sound Of 2010にも選ばれていた逸材。若さ特有の危うさとキレ味鋭いラップがたまらない。デビュー・アルバムには、同じBBC Sound of 2010に選ばれたGiggsをフィーチャーした「Shot Music」や緊迫した雰囲気のビートに吐き出すように言葉を綴る「Brainwashed」、壮大でドラマティックな「Runaway」など収録。
Example

ExampleことElliot John Gleaveはロンドンのフラム出身の白人ラッパー。The StreetsのレーベルBeatsと契約し06年に1st『What We Made』を発表するも鳴かず飛ばず。もともと歌うようなフロウだったが、Data Recordsと契約後、ガラっとイメージを変えてポップなエレクトロ・ハウス路線の「Won't Go Quietly」を今年はじめに発表しUKダンスチャート1位と大ヒット。Calvin HarrisやMJ Coleらが参加したニューアルバムも全英4位を記録した。
Chipmunk

ロンドン北部出身の弱冠18歳のラッパー、Chipmunk。2008年にMOBO AwardsでBest UK Newcomer、翌年にはUSの大物ラッパーたちを抑えてBest Hip Hop Actを見事受賞。全英No.1となった出世曲「Oops Daisy」「Miss Ska-Culation」ネタの「Diamond Rings」など耳馴染みの良いスタイルは彼のキャラにぴったり。但し甘いだけではなく、アルバムにはバキバキのグライムチューンも収録されているので要注意。

この「Game Over」を収録した『Third Strike』には、 Tinie Tempahをフィーチャーした「Gangsta?」、USで成功を収めたシンガーTaio Cruzを迎えた「Second Chance」などもヒット・シングルを収録。その他にも、今夏のサマソニでジェイ・Zがパフォーマンスした「Empire State Of Mind」でアリシア役のシンガーを務めたBridget Kelly、デビューしたら絶対ブレイクしそうなUKの注目のシンガーソングライターBluey Robinson、アメリカのオーディション番組出身の新人Alexis Jordan、 Tinie Tempahの新作にも参加していたEric Turner、 Rootsの?uestlove絶賛のMelanie Fiona、 SugababesのメンバーだったAmelleなど豪華アーティストが参加。Tinchy Stryderらしいバラエティに富んだ内容に仕上がってます！

Diddyのニュープロジェクト、Dirty Moneyの新曲「Hello Good Morning」のオフィシャルリミックスとなる「Hello Good Morning Grime Remix」にフィーチャー（PVも！）されたSkeptaはもちろんのことデビューアルバムが全英1位になったTinie Tempahは、USデビューが来年の2月22日にセッティングされたという情報もあり、イギリスのGrime/Road Rapの盛り上がりを USシーンもかなり注目していることは間違いなし。

トラックリスト

1. Take The World (featuring Bridget Kelly)
2. In My System
3. Famous
4. Tomorrow (featuring Bluey Robinson)
5. Gangsta?
6. Stereo Sun (featuring Eric Turner)
7. Second Chance (featuring Taio Cruz)
8. Never Know
9. Game Over (featuring Giggs,Professor Green,Tinie Tempah,Devlin,Example,Chipmunk)
10. Let It Rain (featuring Melanie Fiona)
11. Remember
12. Together (featuring Alexis Jordan)
13. Til The End (featuring Amelle Berrabah)
14. My Last Try (featuring Eric Turner)
15. Walk This Road (CD Bonus Track)