【インタビュー】竹中夏海（ぱすぽ☆振付担当） pt.2

竹中　 最初はAKB48の人気が出始めた頃に恩恵というか(笑)、いままで居なかった若い男の子・女の子たちのファンが増えてきて、こういう世代が来るって、アイドルのファン層変わって来たなって去年は思ってて。で、今度ぱすぽ☆のパフォーマンスが認められ始めた頃に、ハロプロ好きなベテランのファンの方も来てくれるようになって来てくれるようになってるんですよ。最近増えてるんですよ。それぞれ楽しみ方も違うと思うんですよ。ハロプロ好きな人はパフォーマンス楽しむ方が多かったり。

竹中　 そうですね。だからそういう方たちが来てくれると、振付師的に凄く嬉しくてありがたいです。ハロプロって凄くパフォーマンスのレベルが高いので。

竹中　 凄かったですよね！4人なのにステージの広さを感じなくて、何もかもプロフェッショナルで。私さこちゃんと連番してたんですけど、もうポカーンとなっちゃうくらい凄くって。ファンもプロフェッショナルで。

竹中　 私はファンの人たちと話すの凄い好きなので、若い子達と話すのも新鮮で面白くって。どうして、ここに行き着いたの？みたいな話を聞きたくて。聞いてると、私が中学生のころジャニーズJr.が凄い人気で、クラスの女の子全員、私は誰が好きみたいなのが一人ずつ、ぼんやりあって。コンサートとかへ行かなかったとしても。彼らもそういう感覚みたいで、クラスでAKB48で俺は誰推しみたいなのがあって、東京の子は学校帰りにそのまま気軽に握手会とかに参加するみたいで。ぱすぽ☆と同じ世代の女の子達もぱすぽ☆自身もアイドルに抵抗が無いというか遠い存在じゃない感覚でいるのは、モーニング娘。やミニモニが小学生の時ドンピシャの世代で、ぱすぽ☆でも子供の頃に普通にハロコン行ってたって子が結構居て、ミニモニと同じ服着てた世代で、抵抗無いみたいで。私もなんですけど、みんな凄いハロプロ好きで、自分達がやってみると尚更ハロプロの凄さ判ったみたいで、それで一緒にコンサートへ行くと(笑)。

竹中　 私は、子供の頃からダンスをやってたので、中高生の時にカラオケで振りコピ担当で覚えてみんなに教えたりはしたんですが、2007年の紅白で、ハロプロが娘。とベリキュー出てて、その時にBerryz工房が「付き合ってるのに片思い」を歌ってて、たまたま観たんですけど頭から離れなくって、年明けもずっと頭から離れなくて、気になってしょうがなくて、YoutubeでPV観たら菅谷梨沙子ちゃん、こんな可愛い子居るの！ってなったんですよ。私が当時大学生で、踊りの科にいて、何かの振付師になりたいって思ったんです。みんなで作る時も私は踊らなくていいから、研究する方になってて。広く浅く色々やってたんですけど決まらなくて。それを観た時にアイドルだなって。これじゃないって。ファン参加型が良くて。ダンスってまだまだ内輪向けな文化で、観客もダンス経験者だったりして、映画やライヴ観る感覚じゃなくて、もっとお客さんが参加してくれて、観客も一緒にダンスを覚えてくれて、一緒に踊れるるようなのって何か無かったけかな、って思ってたら、振りコピ！と思って。

竹中　 そうなんですよ。私すっごい好きなんですよ。強制する訳ではないんですけど、やりたければどうぞ是非やってくださいって思ってて。振りコピして貰いたくてなったようなものなので(笑)。

竹中　 そうですね。面白いですね、ファンの人たちと話すのは。それぞれ何かきっかけがあって来てるから、例えばハロプロだったり声優だったり、みんなそれぞれのルートがあって来てるんで、面白いんで話すの大好きなんです。

竹中　 支えあってる感じがしますよね。ステージ側から発信しっ放しじゃなくて、お客さんと支えあってる感じが凄い面白くって。そうだ、1回だけプロレス観に行った事あって、その時にアイドルと凄い現場が似てるって思ったんですよ。支えあってる感じが。普通だったら100%発信、+αでファンの人・観客なのに、リングが60%くらいでファンの人たちが40%くらい関わってる感じで、ファンの人居ないと成立しないような現場だなと思って。ファンの重要度が物凄く高いんですよね。

竹中　 デビューするちょっと前位から、ずっと好きですね。今でも。嵐は生活の一部みたいな感じだったんですが、女の子のアイドル好きになって、振付師やる様になって、色々見方変わってそこから嵐を観ると凄いなと。もの凄い色んなものが集約されてんだな、あのステージは凄いんだなって気付かされて。

竹中　 私はどっちかと言うと女の子のアイドルに関しては振り付けをやりたいと最初から思ってて。嵐に関しては、嵐になりたいって感覚でずっと観てて。ずっと一緒に行ってる友達が幼馴染で、その子もダンスやっててステージ観ながら、「あそこ空いてるスペースあるから踊りに行きたいな。いいな〜。」って感じだったので。アイドルになるなら男のアイドルになりたかったので。ファンの中には嵐自身になりたいって思う人も結構居ると思うんですけど。パッセンジャーの人達と話してたら、男性のアイドルファンの人でも女の子に生まれ変わったらアイドルになりたいって人が結構居て。

竹中　 嵐を観てて、メンバー同士のアイコンタクトがファンにとっては凄く好きっていうのを学んでたので、ぱすぽ☆でも、かわいいから、愛しいからそれが。本人達が仲良いっていうのもあるんですけど、アイコンタクトを入れ易い様に、目が合い易い様に振り付を作ってます。ずっと前向いてるだけじゃなく、向かい合う振りとかにして。後は自由にやらせるんです。レッスン中にアイコンタクト取ってふざけあったりしてるのを注意せずにそのままにして、ステージ出させてステージ上でもやってるの見て、ほくほくする(笑)。かわいい。

竹中　 まあ、馴れ合いと仲良しは別のモノだから、馴れ合っちゃいけないよっていうのは私もマネージャーさんも言うようにはしてるんです。でも、やりかたを変えれば仲良しは凄く武器になるから、ファンの人達はわかるよって。ギスギスしてるのか普段から仲が良いのかグループの空気は絶対に判るから、そこはなめちゃいかんよって言ってます。

竹中　 仲良いですね、キャッキャしてます。実際裏の方がキャッキャしてて、まだステージ上で自分を出しきれない子も居て。みおちゃんとかは練習では絶好調なのに、本番では借りてきたみおちゃんになっちゃったり(笑)。練習と違うじゃん、みおもっと弾けてるじゃんって言われたりとか(笑)。

竹中　 MCで楽屋の感じをそのまま出せてる感じがして。すっごい自由で。伸び伸びやってるのが見えて。いいなぁ、いいグループだなぁと思って。楽屋でもこのまんまなんだろうなって。ぱすぽ☆の楽屋の感じと凄く似てたので。