奥深き印象派ジャズ・ポエトリー

2011年2月10日 (木)

ハードコア/ミクスチャー・バンドからSOFTを経て、辿り着いたのが多彩なジャズ・プロジェクト、TERRAS

90年代初頭ハードコア/ミクスチャー・バンドRise From the Deadのベーシスト、そして京都のバンドSOFTにサックスで参加。海外でのソロ活動を経てTERRASというジャズ・プロジェクトを立ち上げた'Yang Bo'ことShohei Kawamotoを中心にSOFTやPARAで活躍した面々と共に「印象派ジャズ・ポエトリー」なる独自のサウンドを構築。A Hundred Birdの女性Vo.であるTeNや海外アーティストも参加した意欲作。

内容はというと、ファラオ・サンダースを思わせるようなスピリチャルな冒頭部分が印象的な「Joe In My Dream」やホーンとパーカッションで奏でる雄大で荘厳な「New Frontier」などスピリチャル・サウンドとインプロゼーションにも似た展開で構成された曲の数々が精神の奥深くにリーチしてくる。まさに20年ものキャリアで培った活動から生み出された音といえる。

『TERRAS』 / TERRAS
[2011年3月23日発売]

＜収録予定曲＞

1 Joe In My Dream

2 Cobweb And Kink

3 New Frontier

4 Can

5 Barcelona

6 Improvisation For Guggenheim House

7 Waterloo In Rain

8 The Exploration

9 Mr.Pm

10 Oddyssey Of Joe

Myspace

プロフィール

９０年代初頭ハードコア／ミクスチャー・バンドRise From the Deadのベーシストとして抜擢、その後SOFTでサックス、ソロとしてイギリスで活動、ベルリン国際映画祭にも正式出品された『Elvis Pelvis』(Love Streams agnes b. Productions）のサントラを手がけ、最近ではKeycoやBased on Kyoto、Juzu aka Moochy のレコーディングに参加、多岐に活動しているマルチ・リード奏者 Shohei ‘Yang Bo’ Kawamotoを中心に２００５年に結成。１年間のライブ活動後休止。２００９年にレコーディング・プロジェクトとして再始動する。現メンバーは同じく元Rise From the Deadで現在Eddie Marcon、teasiにて活動中のギタリストMotu、京都を代表するバンドSOFTのベーシストUcon、元SOFTのパーカッショニスト Masaharu ‘Pretty’ Uemura、山本精一氏率いるバンドPARAのキーボディストIeguchi、そしてSUZUMEMBA、Dub MarronicsのドラマーIzumi Ohta。異色のバックグラウンドを持つツワモノ達による印象派ジャズ・ポエトリー。京都を拠点にライブを重ねながら、現在アルバムを製作中。２０１１年初頭JAPONICA よりリリース予定。　

＜メンバー＞
・Shohei Kawamoto＜ex.Rise From The Dead(sax)＞
・MOTU＜ex.Rise From The Dead(g)＞
・UCON＜SOFT（b）＞
・Masaharu ‘Pretty’ Uemura＜SOFT（per)＞
・Shigeki Ieguchi＜PARA< key)＞
・Izumi Ohta＜SUZUMEMBA（ds)＞