HMVインタビュー:Inherit ダンス&ソウル・インタビューへ戻る

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2011年3月31日 (木)

interview

Inherit

Cradleとして、Cradle Orchestraとして、そのトラックメイキングに磨きをかけ、第一線のDJとしても数々の楽曲を操る Inherit a.k.a. DJ Chikaがセカンド・アルバムを完成。 彼と公私共に交流のあるHMV店舗スタッフの久保が ファースト・アルバム発表時のインタビューに引き続き、色々とお話を伺いました。
質問:久保(立川店)

--- ソロ第2弾リリースおめでとうございます。前作から約3年ぶりのリリースとなり ましたが、制作期間とご自身の中で大きく前作と音の面で変わった所は?

ありがとうございます。 制作期間は約半年くらいかな、でも〆切り1ヶ月前から集中的に作業してました。最後はちょっと海外 のフィーチャリング・ラッパーと足並みが合わずスケジュール が押してしまってスタッフに迷惑かけましたね(笑)。いつもだけど、、、、(汗)。 前作と大きく違う所は音の振り幅をさらに広げました。 これにつきると思う。より自由に作らせてもらってます。

--- 前作の時も実はインタビューさせて貰ったんですが、その時に元々はギターとか ベースを弾いていたって話があった気がします。 今回聴かせて貰った時に、前作よりも生音の質感が強いなぁと感じました。そ こは意識されました?

もちろん意識しています。 今回のアルバムでは楽器はほぼ自分で演奏しているので 自分をサンプリングした感じですかね、 バランス的には演奏が多くなったけど、全体のバランス感は良くなったと 思います。

--- その部分では、Cradle Orchestraって言う名義での制作とかが大きいのかなぁと 勝手に思ってたんですけど、その経験は反映してますか?

もちろん反映はしていると思います。Cradle Orchestraでの曲作りもギターでして、演奏もしていたので自然な流れだと思います。

--- アルバムの曲紹介で、個人的に気になった曲で幾つか質問を。 ゲスト参加曲が幾つかありますが、Nieveや49ersなどお馴染みの人も居ますが、AFRAはビックリしま した。何か一つの基準とかありました?

Nieveと49ersとの制作は凄くスムーズで毎回いい感じです!AFRAは昔からクラブでスクラッッチとビートボックスでセッションをする機会が 結構あって作品でいつかやろーねが今回やっと形になったコラボですね。 一緒にやりたいと思うアーティストとやる事が基準ですね。

--- そのAFRAが参加した「Chase」と言う曲はビートボックスとスクラッチコラージュみた いな感じで作ってて、ゲストと言うより共作みたいな感じですね?

そーですね。 ノープランで二人でレコーディングスタジオに入って丸一日使って組み上げて 行きました。完全に共作ですね。AFRAが出来る事すべて絞り出しましたよ。 途中でビール休憩も挟んだな(笑)。



--- あと全体的な印象で、Arrested DevelopmentやJack Johnsonと言ったアーティス トに代表されるようなオーガニック、アコースティックなイメージを聴いていて 感じました。そこは意識して制作されましたか?

意識はありましたし、ここ数年はアコースティックギターでの制作が多く、さらに アコギの音にはまってます。そんな流れからですかね。

--- では、最後にこのアルバムに対してどう言う風な感じで聴いて欲しい!など、ご 本人からお伝えしたい事がありましたら、お願いします。

前作よりもさらにInheritな仕上がりになっています。 僕自身の成長とルーツを感じて聴いてもらえたらと思います。 タイトル通り『Pledge to the music』なアルバムです!

新譜Pledge To The Music
Cradleのターンテーブリスト、DJ、トラックメイカーのDJ ChikaことInheritのセカンド・アルバム。ゲストにヒューマンビート・ボクサーのAfra、The 49ers、Shawn Jackson、UKロック界からThe KBCら気鋭アーティストをフィーチャーし、客演陣の個性を生かしたアルバムに仕上がっている。