「ベルリン・フィル・ラウンジ」第40号:ヤンソンス&コンセルトヘボウ管の最新映像が無料に!
2011年4月22日 (金)
ベルリン・フィル関係ニュース
アバドがマーラー没後100年記念コンサートを指揮 2011年5月18日は、マーラーの没後100周年に当たります。この機会にベルリン・フィルでは、クラウディオ・アバド指揮による特別演奏会を開催することになりました。 曲目は、「交響曲第10番〜アダージョ」と《大地の歌》。ソリストには、アンネ・ソフィー・オッターとヨナス・カウフマンが迎えられます。この演奏会は、テレビ収録される予定です。 アバドはベルリン・フィル芸術監督時代から2000年代に掛けて、マーラーの交響曲のほぼ全てを演奏しています。しかし「交響曲第10番」だけは取り上げたことがなく、5月定期(13〜15日)とこの演奏会での上演が初めてとなります。また《大地の歌》は、1999年にデボラ・ポラスキとベン・ヘップナーの独唱で指揮したのみでした。 デジタル・コンサートホール(DCH)が完全日本語化。検索機能も充実 デジタル・コンサートホール(DCH)のサイトが、日本語でご利用いただけるようになりました。これまでは英語とドイツ語のみでしたが、今後は演奏会のプログラムのみならず、操作メニューや支払い方法まで、日本語でより簡便にご覧いただけます。 日本は現在、ドイツ本国に続きDCHの利用者が最も多い国です。ベルリン・フィルでは、50年以上にわたる日本との関係に感謝する意味も込め、ウェブサイトの日本語化に踏み切りました。皆様にベルリン・フィルの演奏をより身近に感じていただけることを祈っております。 またこの機会に、サイト全体が一新されました。ご利用の方はお気づきと存じますが、すでに8月のシーズン開幕と共にラウンチしています。当サービスが開始してから2シーズンが経過し、すでに70本以上の演奏会がオンディマンドで再生可能。今回は特に検索機能を充実させ、アーティストや演奏曲目を迅速に探し出せるようになっています。「1回券(9,90ユーロ=1,100円)」から、お試しにぴったりな「30日券(29ユーロ=約3,200円)」、1年存分に楽しめる「12ヵ月券(149ユーロ=約16,650円)」までを揃えて、皆様のお越しをお待ちしております。今後もwww.digital-concert-hall.comをぜひご利用ください。
デジタル・コンサートホール(DCH)アーカイブ最新映像
4月13日収録、ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管の「オランダ女王公式訪独記念コンサート」が期間限定で無料公開! (特別演奏会2011年4月13日) 【演奏曲目】 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ブラームス:交響曲第4番 ヴァイオリン:ジャニーヌ・ヤンセン 指揮:マリス・ヤンソンス ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 4月中旬、オランダ女王ベアトリクスが2回目のドイツ公式訪問を行いました。その機会に、女王自身がフィルハーモニーでヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏会を開催。この模様がDCHで収録・中継されています。今回、その映像がアーカイブにアップされ、5月15日まで無料でご視聴できるようになりました。期間終了後もアーカイブには残りますが、この機会にぜひご覧いただけますと幸いです。 プログラムは、オランダのヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンによるメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲、ブラームス「交響曲第4番」の2曲。冒頭には、ドイツ国家とオランダ国家が演奏され、ベアトリクス女王の他、ヴィレム・アレクサンダー皇太子、マクシマ皇太子妃、ヴルフ独大統領、ベッティーナ夫人が入場する姿もご覧いただけます。 ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウの演奏会をDCHで聴く ラトルのマーラー「第5」。批評コーナーもご覧ください (定期演奏会2011年4月7日) 【演奏曲目】 パーセル:メアリー女王のための葬送音楽 マーラー:交響曲第5番 合唱:リアス室内合唱団 指揮:サー・サイモン・ラトル サー・サイモン・ラトルのマーラー・ツィクルスも、中間地点に当たる「交響曲第5番」に達しました。この曲、とりわけ第4楽章アダージェットは、ルキノ・ヴィスコンティの映画『ベニスに死す』(1971年)で有名になりました。一方演奏会の前半では、パーセルの「メアリー女王のための葬送音楽」が演奏されています。ラトルはプログラム構成に細心の注意を払う指揮者ですが、マーラーとパーセルという一見まったく異なった作曲家が、極めて類似した哀悼の表現を実現していることに、驚かされます。 本号の後半には、この演奏会の批評が掲載されていますので、そちらもご覧ください。 ラトルのマーラー「第5」をDCHで聴く ギルバートの定期では、アックスの美音に酔いしれる! (定期演奏会2011年4月3日) 【演奏曲目】 ベルク:7つの初期の歌 モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 KV. 482 ストラヴィンスキー:《火の鳥》全曲 メゾ・ソプラノ:クリスティアンネ・ストティーン ピアノ:エマニュエル・アックス 指揮:アラン・ギルバート 4月最初の演奏会では、グスターボ・ドゥダメルの客演が予定されていましたが、個人的な事情によりキャンセルを余儀なくされました。代りに、ニューヨーク・フィルの芸術監督を務めるアラン・ギルバートが指揮を担当しています。ギルバートは、すでに2006年にベルナルド・ハイティンクの代役でデビュー。2009年にも、再び客演しています。演奏会では、クリスティアンネ・ストティーン(メゾソプラノ)とエマニュエル・アックス(ピアノ)と共演。とりわけモーツァルトのコンチェルトを弾くアックスの珠を転がすような美しい音色に魅了されます。 ギルバートの演奏会をDCHで聴く ラトルの《マタイ受難曲》が画質アップ&新編集で再アップ (定期演奏会2010年4月11日) 【演奏曲目】 バッハ:マタイ受難曲 ソプラノ:カミッラ・ティリング メゾ・ソプラノ:マグダレーナ・コジェナー テノール:トピ・レティプー(アリア)、マーク・パドモア(福音史家) バス:トーマス・クヴァストホフ(アリア)、クリスティアン・ゲアハーハー(イエス) 合唱:ベルリン放送合唱団、ベルリン国立および大聖堂少年合唱団 演出・舞台:ピーター・セラーズ 指揮:サー・サイモン・ラトル 昨年の復活祭シーズンに中継されたラトルの《マタイ受難曲》が、画質をアップし、新編集されてアーカイブに再アップされました。これにより、ピーター・セラーズによる「儀式化」が、よりリアルに、分かりやすく体験できます。 ラトルはこの演奏を「私がこれまでベルリンで行った、最も重要な演奏会」と語っています。セラーズの儀式化も、キッチュな表現に陥らず、真摯なメッセージ性に満ちたものと評価。ベルリン・フィル・ラウンジ第20号に批評が掲載されていますので、合わせてご覧ください。 ラトルの《マタイ受難曲》をDCHで聴く 次回のDCH演奏会
チェルノブイリ原発事故25周年祈念コンサート (日本時間4月27日午前3時) 【演奏曲目】 ショスタコーヴィチ:室内交響曲ハ短調作品110a(バルシャイ編曲) 作者不詳(民謡):ウクライナ、ロシアの合唱曲 キエフ・クレド室内合唱団, ボグダン・プリッシュ(指揮) チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調《悲愴》 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、ギュンター・アンダース他の作品朗読 語り:テレーゼ・アフォルター、クリスティアン・ブリュックナー ベルリン・シュターツカペレ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団弦楽合奏 指揮:アンドレイ・ボレイコ 今年は1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発事故から25周年に当たります。IPPNWではこの日、ベルリン・フィルとベルリン・シュターツカペレと共同で、これを祈念するチャリティ・コンサートを開催します。このコンサートは、すでに今シーズン開始の段階で計画されていたもので、当日はチェルノブイリに関連するスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、ギュンター・アンダースの文章が朗読されます。 演奏には、ベルリン・シュターツカペレとベルリン・フィルの弦楽合奏が参加します。 放送日時:4月27日(水)午前3時(日本時間・生中継) この演奏会をDCHで聴く! 読者アンケート!ベスト・マーラー録音はこれだ
読者参加によるランキング! プレゼントには、ラトル&ベルリン・フィルの超レア非売品CD《ラインの黄金》全曲も 今年はマーラーの没後150周年に当たり、ベルリン・フィルでもラトルによるマーラーの交響曲全曲演奏ツィクルスが行なわれています。ベルリン・フィル・ラウンジではこれを機会に、2号にわたって読者参加によるランキング「ベスト・マーラー録音はこれだ」を開催。読者の皆様に、ご自身のベスト録音を交響曲第1〜9および《大地の歌》について1枚ずつ挙げていただき、第42号(5月20日発表予定)で結果を発表します。HMVユーザーの間で、どのマーラー録音が最も高い評価を得ているかを競います。 その際、応募いただいた方のなかから@5名様に、ラトル指揮ベルリン・フィルによるCD《ラインの黄金》全曲、A10名様にデジタル・コンサートホールの30日券をプレゼントいたします。《ラインの黄金》は、2006年にベルリンで行なわれた演奏会形式上演のライブ録音で、ドイツ銀行の特別エディションとして特別に制作されたもの。市場にはまったく出回っていない極めて貴重なCDであり、コレクターには垂涎ものの1枚です。クラウス=ペーター・グロス、エーバーハルト・ヒンツによる明瞭で雰囲気豊かな優秀録音、184ページのブックレット付きの豪華な装丁も魅力。日本で所有する人はほぼ皆無と思われる、超レア盤です。奮ってご参加ください。なおこのCDは、ドイツ銀行のご提供によるものです。 【応募要領】 @ここからメールで、マーラーの交響曲第1番から第9番および《大地の歌》について、各1枚最高だと思われる演奏を挙げてください。録音はベルリン・フィルだけではなく、すべてのオーケストラの演奏が対象となります。なお第10番については、版の相違を問いません。 A上記リストの終わりに、各曲の選択理由について短いコメントをお寄せください(400字程度)。第42号での結果発表時に、引用させていただきます。その際、すべての曲目にコメントする必要はありません。またペンネームをご希望の場合は、その旨をご明記ください。 Bメールには、必ず氏名(本名)を記入してください。プレゼント当選者の方には、同じメール・アドレスにご連絡させていただきます。 ※応募者のメール・アドレスはこのキャンペーンのためだけに使用されるもので、メールマガジン等のマーケティング・ツールに自動登録されることはありません。第3者に個人情報が転送されることもありません。 C締め切りは、5月9日(月)とさせていただきます。 【プレゼント】 @CDワーグナー《ラインの黄金》全曲(5名様) サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ホワイト、ギャンビル、デュージング、パーシキヴィ、ドルンシュ、ラルソンほか Aデジタル・コンサートホール30日券(10名様) 応募例: 交響曲第1番/ゲルギエフ&ロンドン響 第2番/ラトル&ベルリン・フィル 第3番/ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管 第4番/アバド&ベルリン・フィル 第5番/バーンスタイン&ウィーン・フィル 第6番/ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響 第7番/バレンボイム&ベルリン・シュターツカペレ 第8番/ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管 第9番/カラヤン&ベルリン・フィル 第10番/ラトル&ベルリン・フィル(クック版) 大地の歌/ジュリーニ&ベルリン・フィル コメント(ペンネーム「熱狂的マーラー・ファン」): ラトルの《復活》最新盤は、大げさになりがちなこの曲の演奏のなかで、静謐にしみじみとまとめた異色の名演だと思う。バレンボイムの「第7」は、分かりにくいこの曲を面白く聞かせてくれる(以下略)。 氏名:山田太郎 皆様の応募をお待ちしております! 読者ランキングに応募する ベルリン・フィル演奏会批評(現地新聞抜粋)
「ラトルのマーラー5番は、この豊かさのなかでこれまで聴いたこともないほど多彩な顔を見せた」 (2011年4月6・7日) 【演奏曲目】 パーセル:メアリー女王のための葬送音楽 マーラー:交響曲第5番 合唱:リアス室内合唱団 指揮:サー・サイモン・ラトル ラトルのマーラー・ツィクルスも交響曲第5番に至りましたが、今回の演奏は、ベルリンの批評家たちから「ラトルとベルリン・フィルのターニングポイント」と絶賛されています。ラトルがこの曲を演奏するのは、何と7年ぶり。マーラーは常に暗譜の彼が、指揮台に小型スコアを乗せて振る、という場面も見られましたが、その演奏はまさに成熟の一語です。『クルトゥアラディオ』のゴルトベルク氏が指摘している通り、以前のラトルは細部にこだわりすぎで、大きな流れが失われがちでしたが、この演奏では、遠大な流れが魅力。呼吸の深さと一種の「ゆとり」が、最大の特徴となっています。これはベルリン・フィル音楽監督就任時の印象を完全にくつがえすもの。新しい彼らが「胎動」しつつある姿を、ぜひご覧ください。 「この日、ベルリン・フィルが70分の間に描き出したもの〜つまり百万の色彩、響きの緻密さ、透明感、爆発的エネルギー、とどまるところを知らないチェロの歌等〜は、言葉を失うほどのものだった。 しかし、以前の演奏に比べて強く実感されたのは、ラトル的な細部へのこだわり、固執が、大きな流れのなかに収斂していることだった。それは本流となって、細部のひとつひとつに意味を与えていたのである。それはまるで、死の床にある人が、人生のすべてを一瞬にして回想するような風情を湛えていた。ベルリン・フィルは限界で勝負し、時にはリズムが崩れるような瞬間もあったが、それでもこの作品を、死への恐怖と憧れの混交としてリアルに表現した説得力の前では、些細な傷でしかなかった。アダージェットは触れば壊れそうな極限的表現だったが、効果を求める表装性とは無縁。その響きは、真に心に響いた(クレメンス・ゴルトベルク『クルトゥアラディオ』2011年4月7日)」 「マーラーの交響曲第5番は、サイモン・ラトルとベルリン・フィルが今どの位置にあるかを計る、格好の指標である。というのは彼らは、ラトルの音楽監督就任時(2002年)にこの曲を演奏し、その後は2004年の演奏会とツアーで演奏したきりだからである。 2002年のラトルの解釈は、フィナーレの勝利の歌を歯軋りするような執拗さでポジティヴに色づけようとしていた。それは今回の解釈では、ずっと余裕のある響きとなり、遠大なスケールを持つに至った。ラトルはここで、もはやマーラーの音楽を知識で固めたり、“新解釈“で無理やりデフォルメしたりすることはない。彼のマーラー観は、ベルリン・フィルとの関係と共にゆっくりと成熟してきたもの、その音楽体験やレパートリーから、自然に生まれてきたものなのだ。第5番は、心のときめきや細部への愛情に満ち、これまでの実験や失敗からの豊かな実りとして立ち現れてくる。この豊かさのなかで、マーラーはこれまで聴いたこともないほど多彩な顔を見せた。私たちは、このツィクルスを心して見守りたい(ウルリヒ・アムリング『ターゲスシュピーゲル』紙2011年4月8日) この演奏会をDCHで聴く! ドイツ発最新音楽ニュース
本コーナーでは、ドイツおよび欧米の音楽シーンから、最新の情報をお届けします。 ヤンソンスがバイエルン放送響との契約を延長 マリス・ヤンソンスのバイエルン放送響との契約は、2012年の夏で切れる予定だったが、この4月、2015年まで延長されることが発表された。バイエルン放送協会の総裁ウルリヒ・ヴィルヘルムは、ヤンソンスは「世界的音楽家であり、バイエルン州の最大の音楽機関である同オーケストラとバイエルン州の名声を広めるにあたって、大きな役割を担っている」とコメントしている(写真:©BR)。 フィラデルフィア管が倒産 アメリカを代表するオーケストラのフィラデルフィア管が倒産を申請した。同オケでは、数年前より経営困難が表面化していたが、楽団内の再構成を実現するためには、倒産が唯一の可能性と判断したという。今シーズンは、4600万ドル(約38億6000万円)のバジェットで、1450万ドル(約12億2000万円)の赤字が発生している。なおコンサート活動は、当面続行される見込みである。 オペラ・ラーラの新録音情報 マーク・エルダーが音楽監督を務めるオペラ・ラーラでは、最近ドニゼッティの《シャムニーのリンダ》のライブ録音をリリースしたが、今後もベルカント・オペラを中心とする希少レパートリーの開拓を続行してゆくという。予定に入っているのは、ドニゼッティの《カテリーナ・コルナーロ》で、オケはBBCフィル。また同じ作曲家の《殉教者》を、最新のリコルディ・クリティカル・エディションにより新録音する。 マーラー・チェンバー・オーケストラがフェラーラ・ムジカとのレジデント契約を延長 マーラー・チェンバー・オーケストラが、1997年の創立当時よりレジデント契約を結んでいるフェラーラ・ムジカと4年間契約を延長した。ツアー型のプロ・オケである同団は、本拠地の代りに特定の地方自治体やホールとレジデント契約を結んでいるが、フェラーラ・ムジカもそのひとつ。同地に年2〜3回集中的に客演し、シンフォニー・コンサートの他、室内楽を演奏している。 DGがチョン・ミュンフンとソウル・フィル、デッカがベンジャミン・グロスヴェナーと契約 ドイツ・グラモフォンが、チョン・ミュンフン&ソウル・フィルと専属契約を締結した。これは同社のアジア戦略の新機軸のひとつで、今後フランス管弦楽曲集、マーラーの交響曲第1、2、9番、チャイコフスキーの《悲愴》、ムソルグスキーの《展覧会の絵》およびモーツァルトの「レクイエム」をリリースしてゆくという。 一方デッカは、18歳の英国人ピアニスト、ベンジャミン・グロスヴェナーと契約した。デッカがイギリス人のピアニストとソロ契約するのは、60年ぶり。ファースト・アルバムは、ショパンのスケルツォ全曲、ラヴェル《夜のガスパール》等を含んだもので、7月にリリースされる。 デジタル・コンサートホール(DCH)について
デジタル・コンサートホール(DCH)は、ベルリン・フィルの演奏会がインターネットでご覧いただける最新の配信サービスです。高画質カメラにより収録されたベルリン・フィルのほぼ全てのシンフォニー・コンサートが、ハイビジョン映像で中継されます。演奏会の生中継のほか、アーカイヴ映像がオンディマンドでいつでも再生可能。さらにベルリン・フィルに関係したドキュメンタリーなども鑑賞できます。 ご利用いただくにあたって、特別なインターネットの回線は必要ありません。3種類の画像レベルがあり、2.5Mbps以上の回線をお持ちの方は、ハイビジョンの映像もお楽しみいただけます。音質もCDに迫る高音質を実現し、年間30回にわたる定期演奏会がリアルな音で体感できます。 料金は「24時間券」(9.90ユーロ。約1,100円)、「30日券」(29ユーロ。約3,200円)、「12ヶ月券」(149ユーロ。約16,650円の3種類。以上のパスで、有効期間中すべての演奏会の映像(過去2シーズンのアーカイヴ映像を含む)が無制限にご覧いただけます。なお、26歳までの学生・生徒の方には、30%の学割が適用されます。 あなたもぜひ、www.digitalconcerthall.comで、ベルリン・フィルの「今」を体験してください。 DCHトップページへ(コンテンツ視聴にはログインが必要です) 12ヶ月券、30日券等のお求めはこちらから(購入にはログインが必要です) ベルリン・フィル公式ウェブ、トップページへ(英語) 次号の「ベルリン・フィル・ラウンジ」は、2011年5月5日(木)発行を予定しています。 ©2011 Berlin Phil Media GmbH, all rights reserved. |