【インタビュー】大沢伸一 ジャパニーズ・ポップス・インタビューへ戻る

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2011年7月26日 (火)

interview

昨年6月に発売されたアルバム『SO2』に収録の「SINGAPORE SWING」にて共に楽曲制作した、Paul Chambersと再びタッグを組み制作された超フロア仕様のアルバム、その名もずばり『Shinichi Osawa & Paul Chambers present SINGAPORE SWING』がリリースとなる大沢伸一。本作について、また普段の制作におけるお話などを大沢さんにメールインタビューにて伺いました。



-- 今作のきっかけとなった前作『SO2』収録の「SINGAPORE SWING」ですが、その当時、そして今作、どのようないきさつで共作することになったのでしょうか?

大沢伸一(以下 大沢)  SOULWAXクルーの仲間だったポールにマイスペ経由でコンタクトとったのがきっかけでしたね。


-- 本作の制作期間はどのくらいでしょうか?

大沢  出来てた曲もあるけど基本2週間。


-- Paul Chambersとは実際にどのようなやりとりで制作されたのでしょうか。役割分担などありましたか?

大沢  大雑把にいうと僕がデジタル&ビート担当。彼がアナログシンセ担当。


-- 普段個人で作業されている時と比較して、今回のように他のアーティストと共同で制作に向かう上で、どのような心情的変化がありますか?また制作時のテーマは?

大沢  テーマはフロアサウンド、という意外ないです。全く何も気にせず思いついたものを投げあって構築するキャッチボール式のセッションです。


-- Paul Chambersという人物(または楽曲)を一言で表すと?

大沢  ジェントル&マッド


-- 本作に限らずですが、デモ段階から完成までにたどり着く楽曲の割合はどのぐらいでしょうか?

大沢  半分以上はあります。逆にいうと半分はアイデアのまま眠ってます。。。


-- 最も楽曲のインスピレーションが湧くシチュエーションとは?

大沢  スタジオで無意識下で音を加工してるときとか、車の中でひとりで全くダンスミュージックとかけ離れた音楽を聴いてるとき。


-- 音楽以外で最近興味のあることは何でしょうか?

大沢  いうのも恥ずかしいけど空間プロデュース。


-- 次回作の構想、またはコラボしてみたいアーティストがいましたらお聞かせください。

大沢  全くオープンです。むしろだれかアタックして欲しい。


-- 最後に、アルバムをお聴きになるリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。

大沢  メッセージはありません。音楽は生み出した瞬間からすべて聴き手のものです。



新譜 大沢伸一 『Shinichi Osawa & Paul Chambers Present Singapore Swing』
2010年6月リリースのShinichi Osawa名義の2ndアルバム「SO2」収録の「SINGAPORE SWING」が2 many DJs、Boys Noize、Erol Alkanらの海外のTOP DJにヘビープレイされ世界的クラブヒットを記録!その「SINGAPORE SWING」の共作者であるベルギーの新進気鋭のDJ/アーティスト Paul Chambersとの再びタッグを組み、曲名であった「SINGAPORE SWING」そのものをアルバムタイトルとして共同制作した、ワールドスタンダードな最先端のダンストラックアルバム。「SINGAPORE SWING」のNEW EDITも収録。
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SHINICHI OSAWA [大沢伸一]

93年のデビュー以来、バンドからソロ・プロジェクトとなったMONDO GROSSOを経て、SHINICHI OSAWAとして革新的な作品をリリースし続ける一方、国内外のアーティストのプロデュース、リミックスも数多く手掛ける。アルバム「The One」はイギリスのSouthern FriedとアメリカのDim Makからリリースされ、その作品力が世界水準であることが認められた。作曲家、プロデューサーとしては、安室奈美恵、MINMIなどと次世代のヒット・サウンドを生み出し、リミキサーとしてはデジタリズムやフェリックス・ダ・ハウスキャットなどに原曲を越えたクラブ・ヒットを提供し、国内外のアーティストのリミックスワークを集めた「TEPPAN-YAKI」も日英でリリースした。DJとしても、クラブ誌LOUDのDJ人気投票国内の部で2年連続No.1に輝き、海外でも勢力的にツアーを行う。

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PAUL CHAMBERS

08年SOULWAXによりその才能を発掘され、RADIO SOULWAXMASツアーに参加する事と成る。SOULWAX, 2 MANY DJS, JUSTICE, TIGA, EROL ALKANとの公演はPAULにとって大きなキャリアステップと成り、翌年PAULの才能に惚れ込んだ2 MANY DJSがSOULWAXのクリスマスツアーのショーケースの中でPAULによって書かれた "YEAH TECHNO!" という未発表曲を使用したいと依頼する。3日間という限られた時間の中で完成させた映像と共に流れた"YEAH TECHNO"は見事観客を歓喜の渦に巻き込んだ。その後EROL ALKAN主宰のPHANTASY SOUNDよりリリースされ、世界中のフロアを湧かせた。トップアーティストのリッミックスも多く手がけ、更に2010年に大沢伸一とのコラボで発表された“SINGAPORE SWING"はSoutern Fried よりリリースされヒットチューンとなる。

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