ザンデルリング追悼盤

2011年10月21日 (金)

ベートーヴェン交響曲第6番『田園』
モーツァルト交響曲第39番
ザンデルリング&ベルリン放送交響楽団


生前、ザンデルリングがリリースを快諾していたモーツァルトの交響曲第39番とベートーヴェン『田園』の組み合わせ。本人が大満足というだけあって、演奏は実に素晴らしいもので、特に独特の深い美しさに貫かれた『田園』は、冒頭から別世界に連れて行かれるような佇まいが最高です。
 収録会場がベルリンのシャウシュピールハウスだったのも朗報。その豊かでコシのある低域と澄んだ中高域が演奏の情報を克明に伝えてくれるのがポイントとなっており、晩年のザンデルリングならではの、良い具合に肩の力が抜けながらも随所にドラマティックな盛り上がりも形成されるという懐の深いスタイルをたっぷりと味わうことができます。
 ベルリン放送交響楽団は、ふだんはベルリンのフィルハーモニーなどを演奏会場にしていましたが、このコンサートのときは、フィルハーモニーがアスベスト除去工事のために改修中ということで、旧東ベルリンにあるシャウシュピールハウス(現コンツェルトハウス)が使われたということでした。
 このシャウシュピールハウスは、ザンデルリングがかつて20年近く首席指揮者を務めたベルリン交響楽団(現ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)の本拠地であったため、ザンデルリングにとってはなじみ深いホールでもあります。
 オーケストラは旧西側のベルリン放送交響楽団(Radio-Symphonie-Orchester Berlin)。このオケは、運営母体である放送局の統廃合のため、2年後にベルリン・ドイツ交響楽団(Deutsches Symphonie-Orchester Berlin)と名前を変更しており、旧東側のベルリン放送交響楽団(Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin)と区別が容易になっていますが、このコンサートの頃は、同じベルリンに似た名前のオーケストラが二つあったことになります。ちなみに当時の旧東側のベルリン放送響の首席指揮者はかのハインツ・レーグナーでした。(HMV)

【収録情報】
・モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』

 ベルリン・ドイツ交響楽団
 クルト・ザンデルリング(指揮)

 録音時期:1991年12月2日
 録音場所:ベルリン、シャウシュピールハウス(現コンツェルトハウス)
 録音方式:デジタル(ライヴ)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

featured item

ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』、モーツァルト:交響曲第39番 ザンデルリング&ベルリン・ドイツ交響楽団(1991)

CD 輸入盤

ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』、モーツァルト:交響曲第39番 ザンデルリング&ベルリン・ドイツ交響楽団(1991)

ベートーヴェン(1770-1827)

ユーザー評価 : 5点 (5件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥2,959
会員価格(税込) : ¥2,575
まとめ買い価格(税込) : ¥1,775

発売日:2011年11月17日
通常ご注文後 2-3日 以内に入荷予定

  • ポイント 1 倍
    欲しい物リストに入れる

%%header%%閉じる

%%message%%

フィーチャー商品

12/5(木)まで!輸入盤CD5点以上で40%オフ このアイコンの商品は、 12/5(木)まで!輸入盤CD5点以上で40%オフ 対象商品です