ミュージカル『テニスの王子様』Dream Live 2011 横浜公演レポート

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2011年12月12日 (月)

ミュージカル『テニスの王子様』Dream Live 2011が11月5日、6日に神戸ワールド記念ホール、11月12日、13日に横浜アリーナで開催されました。テニミュ2ndシーズン初のDream Live、12日昼公演のレポートです。お楽しみください！

　オープニングにキャストの映像が映し出されるとお客様のテンションはすでにMAX、つづく「24/365」にのせての総勢41人のオープニングダンスはまさに圧巻！続いて「Get The Victory！」を全員で歌い踊ります。

　ここからは各校のパートへ。
　聖ルドルフは中世風の衣裳を身にまとい、荘厳な「選ばれしエリート集団」を華麗に歌い上げます。その後の自己紹介では、衣裳に見合った自己紹介を披露して客席の歓声をさらいました。

　続く山吹は2ndシーズンで披露した「100パーセントの心」を元気よく歌います。間に亜久津のソロ「俺に指図するな！」をはさんだドリライバージョンの曲でした。

　三番手には氷帝が登場。1stシーズンの「氷のエンペラー」を歌い、会場を盛り上げます。続いて登場したのは、2ndシーズン最初の対戦校不動峰。どん底から這い上がった雑草魂を込めて、「真剣勝負とはそういうこと」を熱く歌い上げます。

　最後に登場した主役校である青学は「油断せずに行こう」を力強く披露。青学がトークで盛り上がる中、客席からは氷帝ダブルス2の忍足と向日が登場。勝つのは氷帝コールとともにステージにあがり「勝つんは氷帝」を歌います。熾烈なレギュラー争いを繰り広げた宍戸と滝の「俺をレギュラーに」に続いて、跡部の「俺様の美技にブギウギ」の華やかな演出で客席は熱狂の渦に。

　対する主人公・越前リョーマはソロ曲メドレーで、バックダンサーを従えて激しく歌い踊り、さらに客席もヒートアップ。続くソロは山吹、千石の「ラッキー千石」。華麗なアクロバットを披露しながら、明るく楽しく会場を盛り上げます。不動峰の神尾は「リズムに乗るぜ」で、リズムに乗りまくってフライング。

　青学の菊丸がキラキラなアイドル風の衣裳で「充電完了」。氷帝の向日、ジロー、聖ルドルフの金田、山吹の壇も加わりローラースケート隊も現れて、一気にアイドルのコンサート状態になります。

　ここから一転して氷帝の忍足の弾き語りタイム。ギター1本で「氷のエンペラー」を歌い上げます。青学の不二も加わり、忍足のギターをバックに「HAND IN HAND」をしっとりと聞かせてくれました。

　間にトークをはさんで、不二の弟、聖ルドルフの裕太も加わり改めて兄弟で「HAND IN HAND」をデュエットから、裕太をあやつる観月の「マリオネット」へ。観月にマリオネットのように操られる聖ルドルフメンバーのダンスは必見です。

　弟を想う不二の「静かなる闘志」から、青学部長の手塚のソロ「ドリーム・メーカー」へ。途中、映像で青学キャストから部長へのコメントが流れ、手塚は感極まってしまう場面も。続く怪我のリハビリのため旅立つ手塚を見送るナンバー「Tomorrow For You ＆ I」。それぞれのキャラクターらしく手塚を見送る歌詞と、描かれる青学の絆に会場は感動につつまれました。

　映像をはさんで、聖ルドルフの木更津と柳沢のトークから、今回の公演の日替わりのもしもシリーズのショートストーリー「もしもあの学校の部長があの人に変わってしまったら」へ。12日昼公演は聖ルドルフに不動峰の橘部長がやってきました。

　日替わりコーナーで一息ついた後は、再びコンサートへ。後半は青学と氷帝による「Do Your Best！」からスタート。熱い試合を繰り広げた二校による歌の対決で、一気に盛り上がります。続いて青学の乾がソロ曲「データは嘘をつかないよ」で、客席を煽ってさらに盛り上げます。

　青学の二年生でライバル同士の桃城と海堂による「ライバル以上敵未満」では、各校のライバル同士たちもそれぞれペアになり、激しく戦います。

　ダブルスが苦手なリョーマと桃城の「やっぱ男はダブルスでしょう」でも各校ダブルスが登場してここからダブルスタイムです。ダブルスの真打、青学のゴールデン・ペア大石と菊丸による「ゴールデン・ペア」。各校のダブルスも一緒に会場と一体になって盛り上がります。さらに大石と菊丸で「夢をつなげ」を歌い上げ会場がしっとりムードに。

　突如ハバネラから会場の空気も一変。氷帝の「凍てつく者の熱き思い」が始まります。白い衣装をまとった氷帝メンバーが華麗に重厚なナンバーを歌い上げます。続く跡部のソロ、「酔いしれろボレロ」はダンスミックスに変貌を遂げて、レーザーが飛び交いライブは最高潮の盛り上がりを向かえます。

　コンサートも終盤にさしかかり、「チャレンジ～すべては勝利のために」、「ザ・レギュラー」と怒涛のように続き、「VICTORY」で一旦幕を閉じました。

　ユニフォームから制服に着替えて、氷帝メンバーが登場して「Season」を披露。全校キャストが制服で登場して、客席と一体になったコーラスが会場に響き渡りました。

　ここで越前リョーマからの挨拶と新曲「That's My Future,Let's Go」の紹介が。全校キャストでしっかりと歌いあげ会場は暖かい拍手で包まれました。

　アンコールは「Jumping up！High touch！」。客席に登場したキャストとお客様が笑顔でハイタッチを交わしてDream Live 2011は幕を閉じました。

通常の公演とはちがい、キャラクターが歌と踊りをみせるコンサートであるDream Live、キャストもお客様も笑顔で盛り上がるとても楽しいコンサートでした。