【インタビュー】 横田寛之 ETHNIC MINORITY 〈2〉
2012年1月25日 (水)
- --- 3曲あるカヴァーもアルバムのトピックだと思うのですが。オーネット・コールマンの「Times Square」、ディープ・パープルの「Black Night」、ロニー・ロウズの「Always There」と。
横田:「Always There」は、1999年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルで、ケニー・ギャレット、ジョージ・デューク、ラリー・カールトンなんかが参加しているオールスター・バンドが演奏したものを参考にしたっていうか、そのヴァージョンがあまりにもかっこよかったんで、いつかカヴァーしたいなってずっと思っていたんですよ。たしか『Casino Lights '99』っていうDVDに入っていたと思うんですけど。で、以前参加していたカルテット(カルテットゴウダヴ)でも、ETHNIC MINORITY以前にやっていたストリート・バンドでもカヴァーして、そして今回もまたっていう感じで。それぐらい大好きな曲なんですよね、僕は。
島野:リーダーの強い思い入れもあって、バンド最初期からレパートリーとしてある曲なんですよ。
横田:世代的にインコグニートのヴァージョンがきっかけになったと思われがちなんですけど、違うんですよ。それこそロニー・ロウズのオリジナルでもなく、僕の中では圧倒的に『Casino Lights '99』のヴァージョンなんですよね。
- --- オーネット・コールマンの「Times Square」は、プロデューサーの市川さんの発案だそうですね。
EWE Records 市川氏:最初に彼らを観たときから、この曲をカヴァーしたらかっこいいんじゃないかなと思っていたんですよ。
- --- そういう部分では、ストリート演奏中に観ているお客さんからリクエストが挙がることもあったり?
島野:あまりないんですよ。
横田:僕らはレパートリーにニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」を入れているんで、たまに「<Smells...>やってくれ」って言われるときはあるんですけど。
島野:あと、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとかね。あの辺の曲を管楽器でカヴァーするのってなかなか難しくて。やっぱり歌詞がないと成立しない世界でもあるんで。
- --- ディープ・パープルの「Black Night」もそうですけど、ロックのレパートリーは比較的たくさんお持ちなのですか?
横田:いえ、そうでもないんですよ。この辺の曲は、僕よりサトウや島野の方が詳しいんですけど。島野はハードロックやヘヴィメタなんかもイケるクチなので。
島野:逆に言うと、リーダーがまったくロックを聴かない人なんですよ。ジャズ・オンリーというか。
横田:だから僕、1年ぐらい前までニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」なんてまったく知らなくて...
- --- 本当ですか?
横田:最近まで、知り合いに「横田さん、ニルヴァーナって知ってる?」って訊かれて、「何、ニルヴァーナって?」っていうやりとりをしていたぐらいなんで(笑)。そこで初めてCDを借りて聴いてみたっていう、本当そんな感じなんですよ。
島野:その知り合いの人もかなりびっくりしていましたけどね(笑)。でも逆に、まったくオリジナルを知らない人によってカヴァーされる感じっていうのも面白いんじゃないかなって。それで採り上げてみたら結構反響もありまして。ちょっと前にブラッド・メルドーもソロ・ピアノでやっていましたよね?
横田:これは後で気付いたことなんですけど、僕とメルドーのヴァージョンって、キーが一緒だったんですよ。で、僕はこの「Smells Like Teen Spirit」にまったくと言っていいほど思い入れがないので、その分冷静にアレンジができたところはあるんですよ。しかも「今から<Smells Like...>やります」って言うと大抵「えっ、<Smells Like...>やっちゃうんだ」っていう反応で、そういうところで「なるほど、そういう曲なんだ」っていうのが徐々に判ってきた感じでもあるんですよ(笑)。
- --- たしかに、ジャズ畑の人たちが今この曲をやるには、ちょっと時期的に厳しいところはあるかなと。最近でもたまに目にはしますけど。
横田:ということもあって、今回のアルバムからは外して、その代わりにディープ・パープルの「Black Night」をカヴァーしたんですよ。
島野:なので、その「Black Night」とオーネット・コールマン「Times Square」の2曲は、レコーディングに入るまでまったく演奏したことがなかったんですよ。かるくリハをしただけで、ほとんどぶっつけ本番ですね。
横田:ディープ・パープルにしても、僕はまったく聴いたことがなかったので、とりあえずiPhoneアプリからダウンロードして聴いてみて、「あぁ、ディープ・パープルってこういう感じなのか」って(笑)。ロック、本当に疎いんですよ。
- --- (笑)バンドのバランスとしてはそのぐらいがちょうどいいんですよ、きっと。
横田:人によっては「ディープ・パープルはちょっとやめておこうよ」ってなるのかもしれませんけど、僕はそういうことすら判りませんから。とにかく、楽曲の第一印象重視でカヴァーしているところはありますね。
島野:「Black Night」に限って言えば、「Smells Like Teen Spirit」よりはカヴァーしてもさほど危険じゃない曲って僕は勝手に判断していますけどね。ポップだけど、クサさやダサさも程よくあるので。
- --- お話を伺っていて感じたのですが、お三方の音楽的な嗜好って本当にバラバラなんですね。
サトウ:そうですね。僕は割りとポップス派で。シティ・ポップスとかAORをよく聴いていますね。歌モノのバッキングでずっと弾いていたこともあったので。最近はシンバルズのライブ・アルバムをよく聴いていて。かわいいポップスとかロックに分類できるんでしょうけど、ライブは一転して「ウォーッ!!」って盛り上がる感じがあって、すごく好きですね。
横田:僕は高校ぐらいからジャズばっかり聴いていましたね。でもポップスも好きなんですよ。所謂J-POPとか。最近はm-floや木村カエラなんかをよく聴いていますけど、その一方でジョシュア・レッドマンも聴いてるっていう感じで。昔から好きでよく聴いているのは、ケニー・ギャレットの「She Waits For The New Sun」っていうバラードの曲だったり。島野もちょっとみんなとズレているよね?
島野:クラシック・ピアノをやっていたり、吹奏楽部でサックスを吹いていたりしつつ、その後に洋邦問わずロックのドラムに目覚めたっていう感じなんですけど。ヴィジュアル系全盛の時代でもあったので、その辺のテク臭があるものに憧れていたんですね。で、大学に入ったらジャズとかインストものの音楽に興味が沸きはじめて、結局はラテン・ジャズのビッグバンド・サークルに入ることになったんですよ。ラテン・ジャズって言っても、ハードでダンサンブルな部分とかエンターテインメント重視な感じだとか、ロックから入ると結構親しみやすいものではあったんで。そこからですね、所謂オーセンティックなジャズに行き着いて、聴きはじめたっていうのは。
去年レコーディング中に、ジャミロクワイの『Travelling Without Moving』をよく聴いていて、アルバムの「Minority C-」っていう曲は、この辺のアシッド・ジャズのグルーヴをちょっと意識したようなビートにしたんですよ。あとは、ラスマス・フェイバーが手掛けたアニソン・ジャズのアルバム(『Rasmus Faber Presents Platina Jazz -Anime Standards』シリーズ)も面白かったですね。ジャズの中にポップな要素を判りやすく持ち込むっていう、かなり難しい課題に挑戦しているんですけど、でもそういった方法でジャズを色々な人に広めていくのってすごくいいアイデアだなと思って。まずはそのスタンスとクオリティが素晴らしいですよね。- --- ストリートで演奏するということも含めて、「スリーピース」バンドとしての一長一短に関してはいかがですか?
横田:これが不思議なもので、ドラム、ベース、サックスっていう3人で長らくやっていると、そこにピアノなんかが入ると「ちょっと多いな」って思うようになっちゃうんですよね。
島野:とはいうものの、ちょっとシッポリとした曲をやりたいなっていうときには、「ピアノがいればなぁ」っていうのはあるんですよ(笑)。この3人じゃ心許ないなっていう。でも、いざインプロヴィゼーションをしている瞬間は、ちょうどいいなっていう感じなんですよね。
横田:会話と一緒で、4人で喋っている状態と3人で喋っている状態と、その違いみたいな感じですよね。音楽的には4人いると、「オマエ、オレの音聴いてる?」って言い出す人が出てくるっていうか。それが3人の場合、仮に3人が全然違うことをやりたい放題やっていても聴けてしまうっていうところがあって。まだスペース的に余裕があるように聴こえるぐらいですから。
特にジャズ・ミュージックでは、もうひとりいるかいないかでエラい違ってくるんですよ。フロントで僕がサックスを吹いているときに、ピアノがグッと入ってくると若干引いて様子を窺ってしまうことはよくあるので。トリオは、そういう場面でフロントが遠慮なく行き切れることができて、そこがプレイヤー的な視点からも魅力的なんですよね。- --- 今回のアルバムには、“3人だけでは少し心許ない” シッポリした曲が必然的に入らなかったということでもあるんですね。
横田:元々発想としてなかったこともあるんですが(笑)。でも例えば、「Upper Summer Love」っていう曲では、ヴォコーダーで出した和音をループさせていたりもするので、今後は、和音をループさせた音をプラスしていつでもライブができる状態にはなっているんですよ。
島野:「3人で」というこだわりもある程度持ちつつ、そこの「+@」っていう部分でどれだけ広げていけるかっていうことでもあるんですよね。ただそれこそ、この間オープニング・アクトをやらせていただいたザヴィヌル・バッハさんにしてもそうですけど、1人でやっていてこれだけかっこいい音が出せているんだから別に人数云々は関係ないじゃん、みたいなところもあって。だから基本はこの3人で出来ることを突き詰めていくことなんですよね。
実は、シッポリした曲もあって、ライブでも演奏してはいるんですけど、今後そのやり方も変わっていくんじゃないかなって思います。横田:今言ったループみたいな自動演奏を使うにしても、“頑張ってる”感は出していきたいんですよね(笑)。「スイッチ押すのすげえ大変そうだな」って言われるぐらいの(笑)。エフェクターにしてもプログラミングされたマルチを使うんじゃなくて、複雑にペダルを踏まないとエフェクトをかけられないような仕組みのものを使うとか、機械を駆使しながらもアクロバットな感じは見せていきたいんですよ(笑)。
なので、シッポリした曲に関しても、エフェクターを導入したのと同じぐらいの意気込みで今後ちゃんと作っていこうかなと思ってはいるんですけど。サトウ:ストリートだとテンションの高い曲だけで押し切れるんですけど、やっぱりライブハウスやスタジオ・レコーディングとなると、そういう曲も必要になってくるんですよね。
- --- では最後に、アルバム・リリース後のバンドの展望と言いますか、今後の抱負・野望・目標・意気込みなどありましたらお願いします。
横田:フェスとか出てみたいですよね。あとはまぁ...有名になりたいっていうのと...(笑)
- --- (笑)有名になりたい?
横田:いやだから、本当にたくさんの人に聴いてほしいなぁってことですよね(笑)。もっとアルバムを出したいし、もっとライブもやりたいんですけど、でも常にやりきってる感じはあるんですよね、僕の中では。今世界が終わっても別に大丈夫というか(笑)。だからこのバンドでは、新しいことを思い付いたらすぐに着手していきたいし、逆に未熟だからってそこで躊躇したり出し渋ったりするようなことはしたくないんですよね。
サトウ:結構アイデア自体は途切れることなく出てくるバンドなので、それを維持して、なおかつ有名になりたいですね(笑)。
横田:(笑)有名になりたいんだ?
サトウ:みんな口にしていないだけで、そりゃあ音楽をやっている以上はそれなりに有名になりたいですよね(笑)。
横田:ジャズ・ミュージシャンとして隔離された場所にいるんじゃなくて、「ミュージック・ステーション」とか「カウントダウンTV」とか、そういう歌番組なんかにもどんどん出て行けるようになりたいですね(笑)。
- --- (笑)「有名になりたい」って、それこそアルバム・タイトルにすればよかったんですよ。聞き憶えのある感じですが。
横田:案としては「メジャー・デビュー」とかあったんですけどね。マイノリティなのにメジャーなんだっていうことで。
島野:僕は、フェスに出たいっていうのは常々思っていることでもあって。そうした中でもっとポピュラーなところに受け入れられるようなサウンド、バンドにしていきたいんですよね。でも、あくまで根底や発想の部分にはジャズやインプロの要素があって、ファンク・バンドとも一線を画したような感じもありつつ、そこで例えばジャムバンド系のフェスみたいなところにも出て行けるような、ジャンル問わずの活動はしていきたいですね。そういう形で新しいジャズを広めて、より多くの人たちにたのしんでもらえたらなって。
スピード感がある激しい曲調だったり、そのときの瞬間瞬間を切り取っている感じっていうのは、やっぱりジャズ独特のものだと思うんですね。今回のアルバムにしてもそういう勢いや鮮度の良さを結構キレイに封じ込めることができたんじゃないかっていう手応えはあるので、できるだけ多くの人に面白がって聴いてもらえればいいなって思っています。横田:まぁあとは、3人で刺激し合いながらいつまでもワイワイやっていけたらいいなっていうのはありますね、フツーに(笑)。
©Naoki Hashimoto
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横田寛之 ETHNIC MINORITY
(よこた・ひろゆき エスニック・マイノリティ)
2009年10月、リーダー横田寛之の呼びかけで始まった横田寛之ETHNIC MINORITY。
メンバーは横田寛之(saxophone)、サトウヒロ(bass)、島野和樹(cajon)のスリーピース。
”ETHNIC MINORITY”は英語で「少数民族」の意味。
世界中を旅しながら生活し、ロマンティックで美しい芸術を生む移動民族と、ストリートライヴ、ジャズ、ロックのイメージを重ね合わせて名付けられた。
主な活動場所を渋谷路上とし、元々は広告、生活費目的で始まった。
長時間の路上ライヴに耐えられるよう、当初はサックス、アコースティックベース、カホンという小音量でミニマルな編成・音楽を志向していたが、島野和樹がカホンを改造、バスドラムに代えてオリジナルドラムを開発して以来、ロック、ファンク、グランジなどを取り入れたアバンギャルドなジャズを演奏するようになった。
サトウヒロと横田寛之は「早稲田大学ハイソサエティオーケストラ」の同期。
2004年の卒業後、しばらく一緒に演奏する機会はなかったが、サトウヒロのポップスバンド「Summer Soft」のサポートとして横田寛之、島野和樹が出会い、ETHNIC MINORITYの構想が生まれる。
毎晩のように行うストリートライヴが数多くのクリエイタ、イベントオーガナイザの注目を集め、さまざまなクラブイベントにて演奏を始める。
渋谷・吉祥寺などのストリートでは100〜200人の聴衆を熱狂させるようになり、2011年3月、本格的にバンドとして始動。
2011年12月、東京ザヴィヌルバッハ with ヨスヴァニーテリー ライブのオープニングアクトを務めた。
2012年1月25日、East Works Entertainmentより1stアルバム『Startin'』リリース予定。
また月に一回、インターネットTV”STOPMOTION.JP”にて横田寛之によるテレビ番組「ゴーシュダビンチTV」に出演している。
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横田寛之 (saxophone, sound effect)
(よこた・ひろゆき)
©Naoki Hashimoto
1981年7月30日生まれ。岐阜県美濃市出身。獅子座のAB型。父が尺八師範、母が琴・三弦師範の家に育ち、3歳よりピアノを始める。スカパラに憧れ、13歳よりアルトサックスを始める。18歳で上京し、早稲田大学ハイソサエティオーケストラでジャズを始め、2年次よりコンサートマスターを務める。
在学中に2002年、2003年と太田市ジャズコンテストにて2年連続ソリスト賞受賞。2004年に早稲田大学を卒業後、ミュージシャン業、プログラマ業を並行して活動開始。2005年、ピアノ伊藤志宏とゴーシュ&レオナルドを結成。
2006年、浅草ジャズコンテストにて銀賞受賞。2006年3月、日本トップアルト奏者の多田誠司氏とIntroduce Young Lionsと銘打って共演。同年、横田寛之カルテット「ゴウダヴ」結成。音楽制作gauchedavinci musicを主宰。
2008年1月、「要注目ミュージシャン」として雑誌「Jazz批評」に取り上げられる。2010年8月、横田寛之カルテット「ゴウダヴ」の1stアルバム、『表参道ワンピース』(anturtle tune)を全国発売。タワーレコード、DISK UNIONを中心に売上が伸び、2010年12月にはタワーレコード新宿店にてインストアライヴを行った。2010年10月号、2011年1月号のJazz Life誌にインタビュー掲載。また、渋谷の路上を中心に、横田寛之ETHNIC MINORITYのメンバーとともにグランジジャズという新しい音楽を発信している。インターネットTV、STOP MOTIONにて月に一回「ゴーシュダビンチTV」を放送中。
横田寛之ETHNIC MINORITYとして2011年12月、東京ザヴィヌルバッハwithヨスヴァニーテリーのオープニングアクトをつとめた。2012年1月、横田寛之ETHNIC MINORITY の1stアルバム『Startin'』(East Works Entertainment)を全国発売。
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サトウヒロ (bass)
横浜市在住。学生時代は早稲田大学のビッグバンド、ハイソサエティオーケストラに参加。 当時からプロ・アマ問わず数多くの素晴らしいミュージシャンと共演し感性を磨く。
現在は“MAMALAID RAG”をはじめ、様々なバンドのサポートメンバーとしてウッドベースとエレクトリックベース、双方を使い分けながらロック・ポップス・ジャズ問わず幅広いステージで活動している。自己の活動としてはサンバやボサノバのリズムを取り入れたセンチメンタルな楽曲をレパートリーとするシティポップスユニット“Summer Soft”として湘南地域を中心にライブ活動を繰り広げている。2007年「湘南藤沢まちかど音楽祭」にてグランプリ受賞。2008年にHappiness Recordsよりアルバム『黄昏サンセット』を全国発売。
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島野和樹 (cajon, drums)
(しまの・かずき)
群馬県前橋市生まれ 栃木県栃木市出身。13歳ごろから独学でドラムを始める。18歳、大学のビッグバンドサークル「東京工業大学ロスガラチェロス」に所属し本格的にドラムを学び、ドラマー岩瀬立飛氏のローディーをしながら修行を続ける。20歳、第34回山野ビッグバンドジャズコンテストでバンド5位入賞、最優秀ソリスト賞受賞。その後セミプロビッグバンドへの参加を経て、東京ディズニーリゾート関連のエンターテインメントなどでプロ活動を開始。
以降、インストゥルメンツミュージックを中心に、ジャズ、ラテン、ロック、ポップス、サンバなど幅広いジャンルでドラマー・パーカッショニストとしてライブ、レコーディングに参加、活動を広げている。
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(2010年8月)
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