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2012年7月4日 (水)
今回、Tinaさんのニュー・アルバム「A Song For You」のリリースを記念して、Tinaさんのサウンドを支え続けてきたDJ WATARAIさんをお迎えしてインタビューを行いました。場所は、お2人と古くから親交のある元ダンサーの勝呂氏が経営される月島の鉄板焼き"宝島"さんにての対談インタビューです。
お2人が持つ音へのこだわりなど、興味深いエピソード話も満載です。是非ご覧下さい。
(Interview & Text:西崎信太郎)
皆私の恋愛トークに引き気味じゃない?(笑)
-- マキシ・シングル「Starting Over」に続き、ニュー・アルバム「A Song For You」のリリースおめでとうございます!
Tina: ありがとうございます。改めてアルバムが完成してとても嬉しいです。
-- ミニ・アルバムも含めて今回で5枚目のアルバムですね。
Tina: そうですね、「Tina」っていうタイトルのミニ・アルバムを2004年にリリースして以来なので、今回のアルバムは8年振りの新作ですね。
DJ WATARAI: え?じゃあ「MONTIEN(Tina、MACK-CHIN、SUIKEN)名義」のミニ・アルバムの頃から8年経ってるの?
Tina: そう、あれから8年経っているなんて信じられないけど(笑)。
-- そんな8年振りとなる今回のアルバム・タイトル「A Song For You」に込めた思いは?
Tina: 制作期間が長かった分、色々な出来事がありました。その間には震災もありましたし、自分自身その時々で感じることや見ているものも色々と変わっていったり。生きていれば、みんなそれぞれに色々な“ドラマ”がありますよね。“ドラマ”って言うとちょっと大袈裟に聞こえるかもしれないですけどね(笑)。
実はこのアルバムには2年前にすでに録音し終えている曲もあったり、今年に入って出来た曲もあるのですが、2年前に出来た曲を今リリースすることに抵抗が全くなかったわけでもなくて。でも、それぞれの曲に、日々の中での“私のドラマ”1シーンとそこでの気持ちが反映されているのは事実で。そんな楽曲や歌を通して“私のドラマ”の1シーンと、聴いて下さる“あなたのドラマ”の1シーンとが重なって、繋がれたら嬉しいなっていう気持ちで届けたいと思いました。なので、ブックレットには曲ごとのタイトルの頭に“Scene1” “Scene2”...と13の“シーン”という意味合いでそう表記していただきました。
-- アルバム収録曲には、レオン・ラッセルの「A Song for You」をカバーされてますね。
Tina: 今回のアルバムを制作するにあたって、カバー曲を1曲作りたいって思っていて。色々とカバー曲の候補があった中で、良い曲だからカバーするっていうのも1つの理由としていいと思うんだけれど、どうしてもその曲をカバーする意味を考えてしまうというかね。この「A Song for You」の「今まで数えきれない程沢山の場所で、拙い歌詞を書いたこともある、何千何万っていう人達の前で歌ってきたけど、今僕はこの曲を君の為に歌うよ」っていう歌い出しと全体の歌詞に改めて向き合った時、是非この曲を歌いたいって思いました。アルバムのタイトルもこの曲からネーミングしました。
-- Tinaさんご自身もレオン・ラッセルの「A Song For You」はライブで歌われたりするんですか?
Tina: いや、実はライブで歌った事は1回もなくて、今回初めてカバーしました。私のデビュー・シングル「I'll be there」のリリース前に、ワタさん(DJ WATARAI)と制作したユーリズミックスの「There Must Be An Angel」をカバーした時は、SoulとかR&Bとかじゃなくって、80年代のニューウエーブとか意外性があっていいんじゃない?ってワタさんのアイデアがあって、それをTinaらしさがでるようなアレンジにしてもらって。今回の『A Song for You』はSWING-Oさんにアレンジしていただいたのですが、ギターではマボロシやSuper Butter Dogのギタリストの竹内朋康さんに弾いて頂きました。原曲をよりブルージーにカバー出来ればなって思って制作しました。
-- Tinaさんのデビュー前にリリースされたシングル「There Must Be An Angel」のジャケットをデザインされた方が、今作のアルバムのジャケットもデザインされていますね。アメリカン・コミック調のアニメ・デザインが、Tinaさんの代名詞的なイメージの1つになっていると思います。
Tina: そうですね。「There Must Be An Angel」の後にリリースした、デビュー・シングル「I'll be there」のジャケットは、当初の予定では、私の写真が出る予定だったんですけど、「There Must Be An Angel」のアニメのインパクトがいい意味で強かったようで、急遽アニメに変更して、しばらくの間ずっとアニメのジャケットだったので、「Tina=アニメ」っていうイメージを持たれている方はとても多いですね。
-- 今作のアルバムでは、シャーデー、アデルなどの作品を手掛ける世界屈指のマスタリング・エンジニア“トム・コイン”氏がマスタリングを担当されていますが、“トム・コイン”氏との出会いはいつ頃だったのですか?
Tina: 先日リリースしたシングル「Starting Over」の時が初めてなんです。なので本当に最近ですね。これまではD.O.I.君(日本屈指のミックス・エンジニア)が紹介してくれる海外のエンジニアの方に依頼をしていたのですが、今回のトム・コインさんもD.O.I.君のオススメでした。
-- “トム・コイン”氏の「ユニークな技量と、信じられない程エモーションが表現されている様々な楽曲が“ピュアな喜び”を感じさせてくれる」っていうTinaさんへの熱いメッセージがとても印象的でした!
Tina: そうなんです。とても素敵なメッセージを頂いて。本当に嬉しかったです。
-- 正に“日本が世界に誇るLady Soul”ですね!今日は、Tinaさんの古くからの友人でもあるDJ WATARAIさんもお越し下さっています。お2人の出会いはいつ頃だったんですか?
DJ WATARAI: 確かDJ HASEBE君の紹介でしたね。当時、僕とDJ HASEBE君が渋谷ハーレムで「Honey Dip」っていうイベントをやっていたんですけど、そこにTinaが遊びに来たんですよ。皆の年齢が近かったので、普通に遊ぶようになったんです。
Tina: 私にとって、初めて“フィーチャリング・ボーカル”という形で参加させて頂いたレコーディングはMURO君の作品なんですけど、そのMURO君と知り合うきっかけは、ワタさんが「Tinaみたいな人は、MURO君と話したら絶対に面白いと思うよ!」って紹介してくれたんです。私が、これだけヒップホップの人達と繋がりを持てたのもワタさんと出会ったからですね。
-- WATARAIさんは、Tinaさんのデビュー時より前からDJとして活動されていて、現在もシーンの最前線でDJ活動をされていますが、楽曲制作はいつ頃からされていたのですか?
DJ WATARAI: 僕がMURO君のバックDJをずっとやっていたんですけど、それがきっかけでMURO君のソロの楽曲を手伝うようになったのが始まりでしたね。
-- 僕も当時MUROさんがリリースされたアナログ盤のシングルを買っていました。「Dig On Summer」とか!
Tina: そうそう、それがフィーチャリングとして参加した初めての曲!当時、マンハッタン・レコードとMURO君で立ち上げた“インクレディブル”っていうレーベルの第1弾のシングルがMURO君の「Dig On Summer」で。トラックはワタさんが作っていて。当時は私がフィーチャリングで参加した楽曲は、ワタさんがトラックを作っている曲がほとんどでしたね。“オーバーヒート・スタジオ”でレコーディングして。歌録りのレコーディングエンジニアはD.O.I.君がやっていたりしてね。
DJ WATARAI: “オーバーヒート・スタジオ”は、当時D.O.I.君がメインで使っていて、そこでMURO君とかNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDの面子がレコーディングしていたんですよ。当時あそこでみんなレコーディングしてましたね。BUDDAH BRANDとかK-DUB SHINEさんとか、皆オーバーヒート・スタジオでレコーディングしていましたね。
-- DJ WATARAIさんがRemixで参加されたMISIAさんのデビュー・シングル「つつみ込むように...」のアナログ盤も、直ぐに市場から無くなって社会現象になるくらい加熱していた出来事が、当時本当に印象的で衝撃的でした!
Tina: 完成したばかりでまだ世間にお披露目される前の「つつみ込むように...」のRemixを、営業時間が終わった後の明け方のクラブでワタさんが大音量で聞かせてくれて。「何この良い曲!!!」ってビックリしたのを今でも覚えてます 。
-- お二人は必然的に出会われたような印象で、とても運命的なストーリーを感じます!今作「A Song For You」においてDJ WATARAIさんは4曲(「Time goes by〜I'll be there〜」、「Set Me Free」、「Let's not play the game 〜素直になれなくて〜」、「Sincerity feat. Anarchy)参加されていますが、Tinaさんのデビュー・シングル「I'll be there」をサンプリングした「Time goes by 〜I'll be there〜」は、デビュー前からTinaさんのサウンド面を支えてこられたDJ WATARAIさん的にも特別な思いはあったのではないでしょうか?
DJ WATARAI: Tinaのデビュー・シングル「I'll be there」をサンプリングした楽曲に、また僕が携わるっていう事はやっぱり特別な感じはありますね。
Tina: この楽曲で「I'll be there」をサンプリングするっていうアイデアが決まった時、デビュー当時から私に携わって下さっている方々にお願いしたかったんです。なのでワタさんと「I'll be there」のオリジナル曲をアレンジしてくださった西平 彰さんお二人にアレンジをお願いしました。
-- DJ WATARAIさんはビートにこだわりを持って楽曲制作を行っていらっしゃると思うのですが、「Set Me Free」はイントロのビートがとても印象的でした。
DJ WATARAI: 元々この曲はあったんだよね?それをアレンジし直したんだっけ?
Tina: そうそう、曲はあったけどアレンジし直したの。ワタさんが作るグルーヴはとても独特で、“WATARAI ビート”って言うか。ボーカリストの声にそれぞれ特徴があるように、ワタさんのトラックやビートにも特徴がありますね。この曲は2年前くらいに完成していた曲で、ミックスをD.O.I.君にお願いしたんですけど、ミックス後の曲調が随分変わったのがとても印象的でした。
-- 同じくDJ WATARAIさんがアレンジを手掛けていらっしゃる「Let's not play the game 〜素直になれなくて〜」の制作は如何でしたか?
Tina: この曲は、私が恋している時に書いた曲なの(笑)。
DJ WATARAI: アイドルじゃないんだから(笑)。
-- (笑)。Tinaさんが書かれたセルフ・ライナーノーツを読ませて頂いて、男ながら共感出来る部分がとても多かったです!
Tina: 本当!?嬉しい(笑)。人を好きになって、若い頃って「好き!」ってストレートに言えちゃうんだけど、大人になってくると、相手の気持ちを考えれば考える程、なかなか素直に言えなくなっちゃったりね。大丈夫?皆私の恋愛トークに引き気味じゃない?(笑)
DJ WATARAI: いや、全然大丈夫。もんじゃ焦げ気味だから(笑)。
Tina: (笑)。 今回のアルバムでは、恋愛の事を書いた曲って少ないんですけどね。この「Let's not play the game 〜素直になれなくて〜」は90年代初頭の頃のスローなR&Bをイメージして作ったんですけど、この曲は2年前に完成していた曲なんですよ。この楽曲に参加して下さっているギタリストのマサ小浜さんも「この曲はいつリリースされるの?」って気に入って下さって。
-- マキシ・シングル「Starting Over」にも収録された「Sincerity feat. Anarchy」も2年前くらいに完成されていた曲だとお伺いしました。
Tina: そうなんですよ、やっとリリース出来て本当に嬉しいですね。
-- この「Sincerity feat. Anarchy」を、DJ WATARAIさんが“ヒップホップ演歌”って表現されていたのがとても印象的でした!
Tina: そうそう(笑)。ギターのサウンドも含めて、エモーショナルでドラマチックな曲だからね(笑)。私がAnarchy君の「Dream And Drama」というアルバムに参加させてもらったのがきっかけで、今回フィーチャリングで参加して頂いたのですが、私の歌とAnarchy君のラップのそれぞれの良さを引き出してもらえるようなトラックにワタさんが仕上げてくれました。
-- 8年振りとなるニュー・アルバムに、デビュー前からお付き合いのあるDJ WATARAIさんが4曲参加されている事は、Tinaさんご自身にとっても特別な気持ちがあったのではないですか?
Tina: 「この人が作ってくれる音なら間違いない!」って信頼していますしね。久々のアルバム・リリースという事もあって、私ににとって関わりの深いワタさんには是非参加してもらいたって思っていました。今回のアルバムで初めてご一緒したプロデューサーの方々もいるのですが、初めてならではの化学反応の面白さや刺激もあって楽しかったです。
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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