トップ > 音楽CD・DVD > ニュース > ジャパニーズポップス > インディーズ > 無人島 〜俺の10枚〜 【信藤三雄(スクーターズ)編】

無人島 〜俺の10枚〜 【信藤三雄(スクーターズ)編】 無人島 〜俺の10枚〜へ戻る

%%header%%閉じる

%%message%%

2012年7月10日 (火)

無人島 〜俺の10枚〜 vol.151 【信藤三雄(スクーターズ) 編】

音楽好きには、超定番の企画『無人島 〜俺の10枚〜』!なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらいます!ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別です!
今回のお客様はなんと、ミスチルやピチカートファイヴなど数々の名作CDジャケットを手がけてきたことでもおなじみのアートディレクター、そして7/11にアルバム『女は何度も勝負する』をリリースするバンド、ザ・スクーターズのリーダーでもある信藤三雄氏が登場!!特別編ということで若干(?)切り口も変更し、「スクーターズの新作アルバムを制作するにあたり、聴いていたアルバム10枚」というテーマでお選びいただきました!

スクーターズ
【スクーターズ [Scooters] 】
2003年発売の『スクーターズ/コンプリート・コレクション』は驚異のロング・セールスを記録中。1982年に東京モータウン・サウンド『娘ごころはスクーターズ』でレコード・デビュー後、わずか2年の活動で解散。伝説のスクーターズ待望の新作が遂に登場。リーダーはカリスマ・ジャケット・デザイナーの信藤三雄。

【信藤三雄】
アート・ディレクター、映像ディレクター、映画監督、演出家、空間プロデューサーと幅広い顔を持つ。ジャケットにとどまらず、ポスターをはじめとする広告、ミュージック・ビデオの監督・ディレクションや、映画の制作など、多方面においてアートワークを手がける。 CGなどを駆使し、アメリカのポップアートやシュールリアリズムに影響された世界観をもつ独自のデザインを展開。手がけた作品は約1000タイトル。

[関連リンク]
  信藤三雄事務所 サイト
  信藤三雄 Twitter



スクーターズ 『女は何度も勝負する』  [2012年07月11日 発売]

驚異のロング・セールス『スクーターズコンプリート・コレクション』から8年。作家陣は橋本淳・筒美京平コンビをはじめ小西康陽、宇崎竜童、伊集院幸希、志磨遼平(ドレスコーズ、ex毛皮のマリーズ)と個性あふれる最強のメンバー! ソングライティングは橋本淳・筒美京平コンビの「Hey Girl」。小西康陽作詞作曲「かなしいうわさ」。宇崎竜童「スクーターズのテーマ」。伊集院幸希「REMEMBER 〜あの頃 夢に生きて〜」。志磨遼平(ドレスコーズ、ex毛皮のマリーズ)「Loveless」と豪華書き下ろし。80年代活動時に未レコーディングだった「神様お願い」(詞曲は2010年に亡くなったキーボードの中西保子=yacco)。粒ぞろいの傑作に加えてカヴァー曲は「He does'nt Love Me」(The Breakaways)、「ラヴ(日本語)」(ナット・キング・コール)、「Ghost」(バナナラマ)他。



【先着特典】

スクーターズ 『女は何度も勝負する』をお買い上げの方に先着で「缶バッチ」をプレゼント!
※店舗ではお付けしておりません。
※先着ですので、なくなり次第終了となります。ご了承ください。
※特典の有無は商品ページにてご確認ください。


収録曲

  • 01. Introduction
  • 02. LOVE+LOVE (詞:信藤三雄+ロニー・バリー / 曲:信藤三雄+エマーソン北村)
  • 03. 神様お願い (詞曲:中西保子)
  • 04. Hey girl! (詞:橋本淳 / 曲:筒美京平)
  • 05. ラヴ(LOVE) (日本語詞:漣健児 / オリジナル:NAT KING COLE)
  • 06. かなしいうわさ (詞曲:小西康陽)
  • 07. Loveless (詞:信藤三雄 / 曲:志磨遼平)
  • 08. REMEMBER 〜あの頃夢に生きて〜 (詞曲:伊集院幸希)
  • 09. Ghost (日本語詞:高橋秀幸 / オリジナル:BANANARAMA)
  • 10. He Doesn't Love Me (日本語詞:信藤三雄 / オリジナル:THE BREAKAWAYS)
  • 11. スクーターズのテーマ (詞:信藤三雄 / 曲:宇崎竜童)
■ 全曲編曲:エマーソン北村


PV「かなしいうわさ」






信藤三雄 が選んだ10枚

B-52's
『Time Capsule: Songs For A Future Generation』

商品ページへ ビジュアルも音楽も大好きで、昔からこうゆうバンドをやりたいと思っていた、理想のバンド。今回、アルバムを作るにあたって、改めて聴き直してみて、やっぱり凄いなと思った作品です。

The Bird & The Bee
『Interpreting The Masters Vol.1: A Tribute To Daryl Hall And John Oates』

商品ページへ ホール&オーツのカバーしただけのアルバムなんだけど、そのセンスがいいんですよ。ニューウェイブな立ち位置の音がフレッシュで良かった。渋谷系につながるセンスを感じました。

TRUDY PITTS
『INTRODUCING THE FABULOUS TRUDY PITTS』 ※ 廃盤

廃盤 オルガン奏者のアルバムなんだけど、オルガンて嫌なものはないくらい、オルガンてどれも本当にいいんだよね。オルガンていう楽器が好きなんだろうな。その中でもこのアルバムはジャケットも含めて凄く好きな1枚。見た目も本当にかっこいい。オルガンジャズなんだけど、いわゆる頭でっかちなジャズとは違うグルーヴィーな感じがあるんだよね。今回のスクーターズのアルバムでは、エマーソン北村さんにキーボードをやってもらうことになって、オルガンジャズ的なものを入れてほしいなという思いもありました。

ESG
『Come Away With Me』

商品ページへ これは99 RECORDSというNYのインディーズのレコード会社からリリースされた女の子のグループ。LIQUID LIQUIDと並んで、今は伝説のグループって言われているんだよね。チープな、本当にチープな音なのに魅了がある。でも当時だったら良さが分からなかった。今聴いて、なるほどって感じがする。今、若い人たちが掘り起して人気があるっていうのも、なるほどなと思います。スクーターズの参考になるかなと思って聴きました。

VICKI ANDERSON
『Anthology』

商品ページへ JBファミリーの一人。なんかファンキーなやつも聴いた方がいいかと思って(笑)。これはいいですよ。これは元々好きなアルバムで、スクーターズに取り入れられはしないんだけど、この心を忘れずにっていう思いで聴きました。

Ricardo Santos
『Holiday In Japan Delux』 ※ 廃盤

廃盤 こうゆう外国人が日本に来て、日本の伝統的な民謡とか演奏してるやつって、つい買っちゃうんだよね。大体サクラサクラとか、やる曲が決まっていて、大して面白くないことが多いんだけど(笑)。これは凄く良く出来てるんだよ。スクーターズに和モノのテイストを入れたいという気持ちもあって。外国から見た日本みたいなものって、スクーターズになんとなく入ってるような気がするんだよね。

はっぴいえんど
『風街ろまん』

商品ページへ これはたまに聴きたくなる、本当に名作だよね。特に好きなのは(レコードの)B面の1曲目、細野さんが歌ってる「夏なんです」かな。♪日傘ぐるぐる、僕は退屈〜ってやつ。

藤純子
『緋牡丹博徒 一宿一飯』 ※ レコードのみ(取り扱いなし)

取り扱いなし 「緋牡丹博徒」は高護さんが作ってるHOTWAXを見せてもらってはまったの。修羅雪姫の梶芽衣子さんと、緋牡丹博徒の藤純子さんは凄い。藤純子さんは芝居もうまいし完璧な女優さんだよね。このレコードは映画の中の台詞が入っているだけなんだけど、当時はビデオとかテレビとかないから、映画館で上映されたものを家庭で再現するにはレコードしかなかったんだよね。何かネタがないかなと思って聴きました(笑)。

HI-FI SET
『3NOTES』 ※ 廃盤

廃盤 HI-FI SETはずっと気になってるグループ。でも当時はもの凄くコンサバなものに聴こえて、嫌いだったんだけど、ある時点でそれをソフトロックとして捕らえたら、とても良く聴こえたんだよね。「スカイ・レストラン」ていう名曲があって、それはいわゆる“歌謡曲”なんだけど、ある時に別の聴き方を発見したんだよね、日本版スウィングジャズだって。スクーターズにはとりれてないけど。

Nat King Cole
『Best Of Nat King Cole: L.O.V.E』

商品ページへ ナット・キング・コールも、もの凄くコンサバな印象があって、子供のころはずっと嫌いだったな。ある種ロックと対極にあるようなものだったし。でも近年になって素直に聴くと非常にいいんだよね。この中の「LOVE」っていう曲を今回スクーターズでカヴァーしてるんだけど、「LOVE」を日本語詞で歌ってるのをクラブでかけてるDJがいて、それをずっと探してたら、高護さんが持ってたの。それで、じゃあスクーターズでカヴァーしようっていう話になって。漣健児の詞で、英語の歌よりいいんだよね。当時のレコードをみると、ナット・キング・コールの日本語詞の歌だけで作ったアルバムが出てるみたいで、これは聴いてみたいね、発掘してほしいな。 去年の3.11以降、すごくやさしい曲を聴きたくなって、それで「LOVE」とか「SMILE」とか、あの手の曲を聴いて泣いてたんだよね、悲しくて。








その他オススメ情報はコチラから!

  • 無人島 〜俺の10枚〜

    無人島 〜俺の10枚〜

    音楽好きには超定番の企画!その名も“無人島 〜俺の10枚〜”!バックナンバーはコチラから!